こんにちは、「ほぼ日」の武井です。
今回は、土鍋を使って道歩さんといっしょに
バーベキューをしたようすを、
動画でお届けいたします。
土鍋でバーベキュー、って言われると、
「えっ? あの重い土鍋を、外に持ち出すの?」
と思われるかたもいらしゃるでしょう。
ぼくらも最初は「ほんとに?」と思いました。
けれども、ベアシリーズをつくっている土楽の
福森家では、「もちろん持って行く」のです。
「そのほうがおいしく食べられるでしょう?
だから持って行くんです」と。
そういえば、そうでした。
以前、ぼくらも土楽の「山のすきやき」に
参加させていただいたことがありました。
このときは、土鍋を数個と、食材、水、
うつわ(もちろん陶器です)、コンロなど
必要なものいっさいがっさいを背負って
山登りをしましたっけ。
さすがにそれはみなさんに
「おすすめですよ」とは言いづらいのですが、
そのおいしさといったら‥‥!
そもそもおいしく感じる「外ゴハン」、
調理器具が変わることで
さらにここまでおいしくなるものなのかと、
びっくりしたのを思いだします。
さて、今回出かけたのは、
東京の都心の近くにあるキャンプサイトです。
移動はクルマなので、土鍋も運びやすい。
もちろん、衝撃には弱いので、
新聞紙にくるんでダンボールに入れ、
動かないようにして運びました。
食材もたっぷり準備して、
道歩さんと武井が、それぞれ数品ずつ、
土鍋を使った料理をつくりました。
盛りつけ用の食器は、
「ほんとにだいじなカレー皿」です。
火力は、バーベキューならではの
(家ではなかなかできない)木炭、
そして、さすがに2人で調理するには足りないので
家庭でのカセットコンロも持ち込みました。
土鍋は、基本的には底のざらざらした部分に
直接、火をあてて加熱しますが、
こういうバーベキューサイトで
木炭を使うと、どうしても火が全体にまわります。
ベアシリーズはオーブンにも入れられる土鍋ですから、
釉薬のかかっている部分に強火を当てないかぎり、
とくに心配はありません。
(ただ、煙で燻されるようになるので、
底の部分も黒ずんじゃいます。)
つくったのは、こんなメニュー。
●伊賀牛のカルパッチョ(道歩)
●春菊とお揚げのサラダ(道歩)
●香菜と九条葱のサラダ(武井)
●揚げ焼きポテト(武井)
●伊賀牛のステーキ(武井)
●百合根と銀杏のアヒージョ(道歩)
●伊賀牛の牛すじシチュー(道歩)
●魚貝のパエリア(道歩)
●蛤の蒸し焼き(武井)
外で土鍋を使ってみて思ったんですが、
土鍋は蓄熱性がよいので、冷めにくい。
パエリアなどは、おかわりしてもアツアツのまま
いただけましたよー。
ところで動画の中に、ステンレスのお鍋での
煮物が登場しますが(土鍋を使ってない!)、
余り食材で大量のシチューをつくったためです。
これは持ち帰って
「ほぼ日」のみんなの夕ご飯になりました。
動画を編集してくださったのは、
映像作家のエリザベス宮地さん。
3分半にギュッとまとめた、
たのしい映像を音楽とともにごらんください。