大きな具材や、おつゆもたっぷり盛りつけることができ、
しかも、その姿がうつくしい。
「うちの土鍋」シリーズに寄り添いながら、
和洋中をとわず、いまの暮らしにぴったりの器を──。
土楽の福森道歩さんが手をうごかしながら考え抜いた、
ひとつの答えが、この器です。
深めで、おつゆもたっぷり入り、
あつあつを手に取っていただくための「取碗」と、
浅めで、卓上に置いて使うことが前提の
「平取碗」と「鎬(しのぎ)平取碗」。
ことしの春、販売をしてたいへん好評をいただいた
道歩さんのこの器、ようやく入荷となりました。
12月15日(木)、販売スタートです。
ちょっと浅めにつくられた碗です。
「持って頂くお碗というよりも
テーブルに置いたままで
大きな具材を頂くという事を想定しています」
と道歩さん。
おつゆが少なめの鍋のときにべんりです。
そして具材を食べ終わったあとに、
両手で持ち、おつゆを頂くことを想定して、
高台(うつわの底)は低めにつくられています。
鎬(しのぎ)は、うつわをつくってまだ乾かないうちに
へらで削って縞模様をつくる技法。
とても手間のかかる仕事です。
高知の食材でこの器を使ったレポートは、こちらをどうぞ。
中の「みこみ」を深くすることで、
料理がまんなかにあつまるようなかたちです。
大きな具材をのせたときでも、
ぎゅっとまんなかにまとまることで、
うつくしい盛りつけができます。
しっかりおつゆがあり、具材とおつゆを
熱いまま口に運ぶような種類の鍋には、
この取碗をお使いいただけたらと思います。
手に持つことを想定していますので、
高台がやや高めになっています。