その2 高さをだして、まんなかに。

福森家のみなさんといっしょに高知に出かけ、
地の食材で料理をつくり、
あたらしいうつわに盛ってみよう、という企画。
道歩さん、円さん、そして雅武さん、
それぞれが手際よく調理をしていきます。

こちらは角西さんと前田さん作。
高知のねりものと鯖を、葉ニンニクといっしょに炊きました。

アメ釉の平取碗(鎬)によそいます。

「高さを出す」ことで、うつくしさもひときわ。
まんなかにちょこんと、柚子の皮を添えました。

円さんは、ゆでた赤目芋をすり鉢で調理。
雅武さんといっしょに、
赤目芋のポタージュをつくるそうです。

仕上げは土鍋を使います。

こういったスープ類は、取碗がぴったり。
スプーンをそえて供します。
スープだけだと平面的になるので、
バゲットをトーストし、クルトンがわりに。
中央に高さを出しました。

いつの間にか、もう1品が完成していました。
じゃこと青菜とごぼうの炊いたん、です。
こちらも中央を高く盛りつけています。

こちらは道歩さんの、鰤だいこん。

煮汁の多いおかずにも、平取碗はべんりです。

人数分を取り分けるときは、
どのお皿も同じボリュームに。
もちろん「きれいにできたほう」がお客様用です。

おつゆのたっぷりある料理にべんり。

たっぷりおつゆが入っても、こんな印象。
すっきりきれいにまとまりますよね。

さて雅武さんが、ごぼうを揚げて‥‥。

甘酢あんかけに。
平取碗に、すこし高さを出すように盛りました。

そして道歩さんの、おでん。もちろん土鍋で炊きます。

ごろんと大きめの具材が多い料理も、きれいにまとまります。

さいごに「ととのえる」のをわすれずに。

こんなふうにまとまりました。

(つづきます!)

2016-03-17-THU