イギリスのシェットランド・シープが
ロンドンの歴史ある宝飾街
ハットンガーデンの工房でジュエリーになりました。
K18ゴールドに、
ルビーと総重量約0.26カラットの
ローズカットダイヤモンドをちりばめた
三國万里子さん監修の、とっておきの指輪です。
「編みものする人は、
ずっと自分の手を見続けることになるので
綺麗な指輪をしていると
かなり嬉しいものなんです」と、三國さん。
人差し指など、お好きな指に着けられるよう
大きめサイズもご用意しました。
ローズカットは、イギリスでは
18~19世紀のジュエリーに盛んにとりいれられた
ダイヤモンドのカッティング・スタイルです。
20世紀に入ってから、今や一般的な
ブリリアントカットという新たなスタイルが
普及し定着しましたが、ローズカットは
ブリリアントカットと比べると
ファセット(切子面)の数が少なく
素朴であたたかみのある、
落ち着いた輝きが魅力で
近年ふたたび人気が高まりつつあります。
ヴィクトリア時代の英国では、このように
動物モチーフに小さなローズカットの
ダイヤモンドを贅沢にあしらい、
瞳にルビーやガーネットをはじめとする
宝石をセットした作品が
数多く作られていました。
当品にはロンドンの貴金属監査法人
The Goldsmiths’ Companyによる
厳しい金の品質検査に
合格したことを証明する刻印が入っています。
特製ジュエリーボックス、
(写真のジュエリーボックスとは異なります)
お手入れに使えるジュエリークロス1枚とともにお届けします。
MADE IN HATTON GARDEN, LONDON.
〈重さ〉(9号の場合)およそ3g
〈サイズ〉子羊:14mm x 20mm x 2mm シャンク:幅約2mm
〈素材〉K18ホワイトゴールド、K18イエローゴールド、ローズカットダイヤモンド、ルビー
ひとつひとつ手作業で制作しているため、
いびつな部分や刻印を刻む際に生じる小さな傷等が見られます。
モチーフの形状に凹凸があるため、衣類を着脱したり、
小さな子どもを抱っこしたりする際には必ず外してください。
「子羊のリング」にちりばめられているのは
ローズカットのダイヤモンドです。
ダイヤモンドは時代の流れとともに、
より美しく、強く、華やかな輝きを追求する職人たちによって、
新しいカッティング・スタイルがいくつも考案されてきました。
現代で最も一般的なのは
ブリリアントカットと呼ばれるスタイルで、
20世紀になってから広く普及したものです。
英国宝石学協会によると、
ローズカットは15世紀に初めて原形となるかたちが
生まれたと考えられており、
これも多少の変遷をへて現在に至ります。
スタンダードなローズカットは、図のように、
底面が平たく上部は24個の三角面が合わさったドーム形で、
薔薇のつぼみに似て見えることからその名がついています。
イギリスでは18~20世紀のジュエリーに
盛んに使われていましたが、
その後はブリリアントカットが優勢となり影をひそめました。
ローズカットの輝きは、素朴であたたかみがあり落ち着いた印象で、
そのクラシカルな佇まいから、
欧米をはじめ日本でも再び人気が高まりつつあります。
ジュエリーは、使用してもしなくても、
時間の経過とともに
金属ならば表面がくすんでくるなど
少しずつ状態が変化するものです。
お手入れに神経質になる必要はありませんが
いつも使い終わったあとに、眼鏡拭きのような
油分や埃を取り除ける柔らかい布できちんと拭いて
ジュエリーボックスに戻すようにするだけでも
良いコンディションを永く保つことができます。
湿気のある場所や直射日光の当たる場所は厳禁です。
金や銀の場合は、くすんでしまっても、多くの場合
ジュエリークロスで磨くと簡単に輝きを取り戻せます。
ただし、研磨剤が入ったクロスで
ごしごし強く擦ると素材表面に傷がついたり、
宝石が外れたりする可能性があるので
ご注意ください。
今回お買い上げいただく品に
プロフェッショナルなクリーニングや
修理が必要になった場合は
直接、以下のtinycrownまでご連絡ください。
ほぼ日にお問い合わせいただいた場合も、
tinycrownへおつなぎいたします。
tinycrown : http://www.tinycrown.com
メール:
※tinycrown(タイニークラウン)は、
ロンドン在住のバイヤー、イセキアヤコさんが運営する
ロンドン発信のオンライン・ショップです。
イギリスをはじめ、主にヨーロッパの国々で買い付けた
アンティークやヴィンテージのジュエリーを販売しています。