福島産の種もみを使ったお米の
放射性物質検査について
わたしたち「ほぼ日」は、「2014年」を
「ちいさな田んぼ」プロジェクトの
「ゼロ年度」と位置づけ
東京港区の「ほぼ日」オフィスの屋上で、
福島の種もみを栽培しました。
キットの商品化に際して、
実際、ビルの屋上で稲が栽培できるのか、
本当に米が収穫できるのか、確かめるためです。
(そのときのようすは、
こちらのページ
でレポートしています。)
その際、「ちいさな田んぼキット」と同じく、
放射性物質検査をクリアした、
つまり「ND=非検出の種と土」を使いました。
ぜんぶで9つのバケツに栽培した稲からは
玄米の状態で
300グラムのお米を収穫することができました。
放射性物質が検出されないということは
もちろん予想できましたが、
わたしたちは念のため、
食品をはじめ
放射性物質の検査を数多く手がけてきた
茨城大学の高妻孝光教授に、
とれたお米の検査を、依頼しました。

茨城大学大学院理工学研究科 高妻孝光教授
お米の一部をパウダー状にまで粉砕、
精度の高い「高純度ゲルマニウム検出器」に
はじめに「8時間」、
つぎに「24時間」かけるという、
極めて徹底的な検査を行っていただきました。
(通常、食品を放射性物質検査にかける時間は
数十分から1時間くらいだそうです)
その結果
・I-131(ヨウ素131)
・Cs-134(セシウム134)
・Cs-137(セシウム137)
すべてにおいて「非検出」の結果を得ました。
以下に、その検査結果を掲示します。
どうぞ安心して「ちいさな田んぼキット」で
福島県産コシヒカリを育ててくださいね。
◎8時間検査の分析結果
◎24時間検査の分析結果
© Hobo Nikkan Itoi Shinbun.