セーターができるまでの工程や
Miknitsのアイテムにちなんだ
イラストを描いたワッペンと缶バッジ、
そしてステッカーをご紹介します。
手がけたのは、ほぼ日初登場、
グラフィックデザイナーの鈴木哲生です。
ニットというテーマをもとに、
アイディアを広げていただきました。

まずは、ワッペンと缶バッジのセットから。
羊の毛を刈っているシーン、
毛をほぐして毛糸にしているシーン、
セーターとなって売られているシーンなどが
独特のユーモアあふれるタッチで描かれています。
ワッペンは細かい線もしっかりと再現できました。

「牛乳パックに牛の絵があったり、
とんかつ屋に豚の絵があるように、
ウール製品なので羊と羊毛をモチーフに作りました。
動画などでウール産業について
調べて工程を描いています。
普段あまり気にしていない人が
多いかもしれないけれど、
羊を繁殖させて、毛を刈って
作られていることを実感していただきたい。
手が動くままに作った感じです」と鈴木さん。

「私から、こうしてくださいみたいな
要望を伝えなくても、
素敵に仕上げてくださいました。
ちょっと男の子っぽいデザインで、
女所帯からは出てこない何かがあって、
すごくいいなと思いました。
きっとアイディアが豊かな方なんだろうな。
試作の段階で新しいデザインを見るたびに
そう思ってました」
と三國さん。

全体の統一感がありつつも、
よく見ると１つ１つロゴの
雰囲気を変えるなどの工夫がなされているのも
鈴木さんのデザインの特徴です。

「セットで売っていても
１個ずつ単体で使うことも多いでしょうから、
ロゴは統一のものはなく、
使われる箇所ごとに個別に作りました。
僕は時間があるので、
こういうことができるんです。
色も含めて気に入っているのは、
SHEARING（シャーリング）です。
ワッペンの仕上がりも
すごく綺麗でよかったです。
缶バッジのほうは小さい分、
原色を使った派手なものがいいなと考えて、
そのとおりのものができたと思ってます」

ステッカーは、羊が
セーターになるまでの工程を描いた
「ROAD TO SWEATER」と、
ミクニッツの過去の作品に
素敵なアレンジを加えた
「Assorted」の２種類があります。
よくみると、「niigata」が
西欧の紋章みたいになっていたり、
指だし手袋から鳥の足が出ていたり、
かなりユニークなステッカーができました。

鈴木さんにお願いしたのは、
それだけではありません。
新色が登場した「切替輪針ケース」も、
鈴木さんが、たくさんの見本帳から
ミント×ベージュの色を選んでくださいました。

「今までのものは、
ベージュや茶色で温かいイメージがあったので、
もっと、新色が出たぞ、というインパクトが
出るものがいいな、と思いました。
この緑色、『ティール』というんでしょうか、
最近こういう色が好きです。
それに、これくらい派手な色だと、
どんなワッペンや缶バッジを付けても
なんでも合うと思います。
どういうふうに使ってくださるのか、
興味深く思っています」
と鈴木さん。

さらに今回から
Miknitsオリジナル毛糸の
パッケージデザインも鈴木さんのデザインです。
それぞれ、もとになった動物のイラストと、
毛糸の質感を線で表しています。

発売を、どうぞおたのしみに！