わたしたちの私見では、暖冬だった2019年は、
実は例年より水沢ダウンのよさを実感した年でした。
気温との関係のせいか天気のわるい日が多く、
雨や雪の日もへっちゃらな水沢ダウンが大活躍でした。
かるくてかさばらず、気がるにはおれるから、
雨がふっていなくても、ついつい手が伸びる。
つまりは冬の最高の街着なのです。

「水沢」とは岩手県奥州市にある地名です。
雨や雪の日でも着られるダウンをつくることができるのは、
ダウンを詰める工程と防水加工、両方の設備をもつ、
デサントアパレル水沢工場だけなのです。

「ほぼ日の水沢ダウン」のいちばんの特長は裏地です。
今回は、ニットの編み柄で、テキスタイル（織り物）を
デザインすることにチャレンジしました。
ニットデザイナー三國万里子さんの新境地です。
タイトルは「イーハトーブの冬」。
水沢ダウンの生まれ故郷・岩手をイメージした模様たちが、
古代壁画のように、原初のストーリーを語りかけます。