2022年の海大臣は、油との相性がよさそう‥‥!
選考会のときに、そのような声があがりました。
パスタや中華おこげと合わせてみたいという声もあり、
海大臣の選考員でもある
フードスタイリストの飯島奈美さんに、
「中華」と「イタリアン」をテーマに
オリジナルレシピを考えてもらいました。
ことしは8つの料理をおしえていただき、
どれも、「おいし~!」、
「こんな食べかたもあるんだ~!」、
と、あたらしい発見があるものばかり。
ぜひ、ためしてみてくださいね。
ちなみに2021年より前のレシピも、
このページの下のほうからごらんいただけます。
いろんな料理が並んでいますので、
過去のレシピも
ぜひごらんになってくださいね。
写真=大江弘之
鯛のカルパッチョ
パセリの代わりに、パクチーや大葉を加えても。
パリッと感をいかしたいので、海苔は食べる直前にどうぞ。
材 料4人分
- 鯛‥‥150g
- 玉ねぎ(うす切りスライス)‥‥1/8個
- セロリ‥‥1/4本
- パセリ‥‥1/2枝
- オリーブ油‥‥25ml
- 粒マスタード‥‥大さじ1/2
- 海大臣‥‥1枚分
- レモン‥‥適量
A
- 1
Aのパセリは細かく刻み、水にさらして絞ります。
オリーブ油と粒マスタードと合わせます。 - 2
玉ねぎは薄くスライスして水にさらし、水気を切ります。
セロリは筋を取って薄くスライスします。 - 3
鯛は食べやすい大きさにそぎ切りにし、
お皿に盛り付け、②の玉ねぎとセロリをのせ、①をかけます。
レモン汁を回しかけ、
食べる直前に海大臣を手でちぎり散らします。
しそジェノベーゼ
海苔と大葉の相性のよさから思いついたレシピです。
ポテトサラダよりも簡単なのでおすすめですよ。
じゃがいもがたっぷり入っているので、
とっても満足感のある1品です。
材 料2~3人分
- じゃがいも‥‥3個
- いんげん‥‥80g
- 茹でたこ(刺身用)‥‥足1本
- 大葉‥‥16g(約20枚分)
- にんにく‥‥1かけ
- オリーブ油‥‥50ml
- パルメザンチーズ‥‥5g
- 塩‥‥ひとつまみ
- 胡椒‥‥少々
- 海大臣‥‥1枚
A
- 1
Aの材料を全てミキサーに入れて攪拌してペースト状にします。
- 2
じゃがいもは皮をむき、1個を8~12等分に切り分け、
いんげんは3㎝幅に切り、たこは5㎜幅にスライスします。 - 3
鍋に水1Lと大さじ1の塩(分量外)を入れ、
じゃがいもを加えて12分ほど茹で、
いんげんも加えて、さらに5分茹でます。 - 4
茹で上がったら、ざるなどに上げて水気を切ります。
ボウルにじゃがいもといんげん、たこ、
①を加減しながら加えて
よく和え、器に盛りつけます。
仕上げに手でちぎった海大臣を全体に散らします。
ふわふわオムレツ
卵はちょっとやわらかめの
スクランブルエッグの状態でお皿に盛り、
余熱で火を通してくださいね。
カンパーニュやバケットに乗せてもおいしいですよ。
ふわっとやわらかいオムレツです。
生のマッシュルームを
うすくスライスして使うのがポイント!
きのこの香りがとてもよく、口中に広がります。
材 料2~3人分
- 卵‥‥4個
- 牛乳‥‥大さじ4
- 塩‥‥小さじ1/3
- 胡椒‥‥少々
- パルメザンチーズ‥‥適量
- マッシュルーム‥‥適量
- 海大臣‥‥1枚
- バターまたはオリーブ油‥‥適量
- 1
パルメザンチーズとマッシュルームは
スライサー等でうすくスライスします。 - 2
ボウルに卵を割り入れ、牛乳、塩、胡椒も加えて混ぜます。
- 3
熱したフライパンにバターまたはオリーブ油を入れ、
①を流し入れ、菜箸等で、すばやくかき混ぜながら
スクランブルエッグをつくり、
ふわふわのやわらかい状態で器に盛ります。 - 4
①のパルメザンチーズとマッシュルーム、
ちぎった海大臣を全体の散らし、
お好みでオリーブ油を回しかけます。
トマトのペペロンチーノ
シンプルなパスタです。刺身用のイカを
加えるのもおすすめです。
イカは仕上げに加えて余熱で火を通してくださいね。
海苔とオリーブ油って
こんなに相性がいいんだ~と、実感できる一品です。
材 料2人分
- 水‥‥2リットル(パスタゆで用)
- 塩‥‥30g
- パスタ‥‥200g
- オリーブ油‥‥大さじ2
- にんにく‥‥2かけ
- 鷹の爪‥‥3本
- ミニトマト‥‥10個
- バター‥‥3g
- オリーブ油‥‥大さじ1/2~1
- 1
にんにくは皮と芯を除き、うすくスライスし、
ミニトマトは半分に切り、鷹の爪は種をのぞきます。 - 2
鍋に水2リットルと塩を加え火にかけ、
沸騰したらパスタを加えて袋の表示に従いゆでます。 - 3
フライパンにオリーブ油とにんにくを入れ、
弱火にかけ、鷹の爪も加えて炒めます。
香りが立ったらトマトを加え1分ほど炒め、
パスタのゆで汁大さじ2加えて軽く混ぜます。 - 4
しっかりと湯を切ったパスタとバターを③に加え、
オリーブ油も加えて混ぜます。 - 5
器に盛り付け、細切りにした海大臣を散らします。
中華おこげ
余ったごはんがあれば、
ぜひつくってみてくださいね。
おこげの代わりに、パリッと焼き目をつけた
中華麺をあわせてもおいしいですよ。
こんがりと揚げた手作りおこげに
熱々のあんかけをかけていただきます。
煮干しのおだしを合わせるので
やさしい味わいの中華おこげに仕上がります。
材 料2人分
- ごはん‥‥150g
- 絹さや‥‥6本
- 豚バラ肉‥‥100g
- 玉ねぎ‥‥1/2個
- あさり‥‥6粒(塩水で砂抜きする)
- 油‥‥適量
- 揚げ油‥‥適量
- 煮干し出汁‥‥300ml
- 薄口しょうゆ‥‥大さじ1
- 酒‥‥大さじ1
- 砂糖‥‥小さじ1
- 塩‥‥小さじ1/3
- 片栗粉‥‥大さじ1
- 水‥‥大さじ2
- 海大臣‥‥2枚
A
B
- 1
フライパンに濡らした手でごはんをうすくひろげ、
弱火でじっくりと焼き、
ざるに乗せ、一日干します。 - 2
絹さやは筋をのぞき半分に、豚バラ肉は3㎝幅に、
玉ねぎはひと口大に切ります。 - 3
熱したフライパンに油をひき、
豚バラ肉、玉ねぎを炒めます。
つづけて、あさりと(A)を加え、ひと煮立ちさせます。 - 4
あさりが開いたら絹さやを加え、
溶いた(B)も加えて、全体にとろみをつけます。 - 5
180度の揚げ油で①を薄く色づくまで揚げ、
おこげをつくります。 - 6
⑤をお皿に盛り、熱々の④のあんをかけます。
仕上げに適当な大きさに切った
海大臣を散らします。
海苔あんの酢豚
あんが別で添えてある、韓国式の酢豚から
思いついたレシピです。
あんが別添えの酢豚です。
海苔はあんをつくるときに加えます。
甘酢っぱい海苔あんに、
さくさくに揚げた豚肉がとてもよく合いますよ。
材 料2~3人分
- 豚ヒレ肉‥‥250~300g
- 塩‥‥小さじ1/3
- 酒‥‥大さじ1
- しょうが汁‥‥小さじ1
- しょうゆ‥‥小さじ1
- 卵‥‥1/2個
- 片栗粉‥‥大さじ3
- 揚げ油‥‥適宜
- 海大臣‥‥1枚(手で細かくちぎる)
- 酢‥‥大さじ3
- 砂糖‥‥大さじ1と1/2
- 酒‥‥大さじ2
- しょうゆ‥‥大さじ1
- 片栗粉‥‥大さじ1
- 水‥‥100ml
- ごま油‥‥小さじ1
A
- 1
豚ヒレ肉を食べやすい大きさに切り、
塩、酒、しょうが汁、しょうゆで下味をつけます。 - 2
ボウルに卵を溶き、
片栗粉を加えて混ぜ、衣をつくります。
①に衣をつけ、170~180度の揚げ油で
5分ほど、こんがりと色づくまで揚げます。 - 3
鍋にAを入れ火にかけ、
混ぜながらあたため、とろみがつくまで
ひと煮立ちさせます。 - 4
別々の器に②と③を盛り付け、
②に③をつけながらいただきます。
中華とり粥
朝食にも夜食にも、
風邪をひきそうなときにもおすすめです。
やさしい味わいのとり粥です。
しっとりと、やわらかい鶏肉には
ぜひ、酢じょうゆを添えて、どうぞ!
材 料3~4人分
- 鶏もも肉‥‥1枚
- 米‥‥1合
- 油‥‥小さじ1
- 粗塩‥‥小さじ2
- しょうが‥‥適量(千切り)
- しょうゆ‥‥大さじ1
- 黒酢または酢‥‥小さじ1
- 粗塩‥‥適量
- 海大臣‥‥適量
A
- 1
米は洗って浸水させ、水気を切り、
油を加え混ぜます。 - 2
鍋に水1200mlと、鶏もも肉、
粗塩小さじ2を入れて中火にかけます。
沸騰したらアクを取り除き、
弱火で3分ほど火にかけ、鶏肉を取り出します。 - 3
取り出した鶏肉はラップで包み、
余熱で火を通します。 - 4
②のゆで汁を中火にかけ、①の米を加えます。
沸騰したら鍋底の米をはがすように軽く混ぜ、
弱火で約25分煮ます。 - 5
③の鶏肉を食べやすい大きさに切ります。
味をみてうすければ、
粗塩を振りかけ味を調えてください。 - 6
(A)を合わせて酢しょうゆをつくります。
- 7
器に④のお粥を盛り、鶏肉を添え、
ちぎった海大臣を添えます。
お好みで、⑥を添えて、
味に変化をつけていただくのもおすすめです。
麻辣ピーナッツ
中国からのお土産でいただいた
「麻辣ピーナッツ」がおいしくて
試しにつくってみたのがきっかけでした。
中華とり粥のトッピングとしてもおすすめです。
くせになるおつまみです。
花椒の香りがとてもよく、
海苔とピーナッツの相性のよさにも
びっくりしますよ。
材 料
- ピーナッツ‥‥80g
- 輪切り唐辛子‥‥適量
- 花椒(粒)‥‥小さじ2
- 豆板醤‥‥小さじ1
- 油‥‥小さじ1/2
- 海大臣‥‥1枚
- 一味唐辛子‥‥お好みで
- 1
フライパンに油と刻んだ花椒、豆板醤、
砂糖、輪切り唐辛子を入れて、
弱火で焦がさないように炒めます。 - 2
香りが立ったらピーナッツを加えて
よく和え、火からおろします。 - 3
お皿に移し、粗熱が取れたら、
ちぎった海大臣と一味唐辛子を加えて和えます。
セロリの爽や香りとパリッとした海苔がとてもよく合います。
レモンの代わりに飯島さんプロデュースの
「紀州の、うめ酢」を加えるのもおすすめですよ。