「世田谷パン祭り2015」で、
ほぼ日のジャムを使ってコラボパンを作ってくれた
経堂のちいさなパン屋さん「onkä(オンカ)」。
毎日たべて飽きない、生地までおいしいパンを
女性ばかりのスタッフで作られています。
スタッフのみなさんに、
あらためて「ママレードカルテット」の感想を
聞きにいってきました。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_1.jpg)
店長の下山さん(左)とスタッフの小泉さん(右)。
- ―――
- 今日は、よろしくお願いします!
- おふたり
- よろしくお願いします。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_2.jpg)
- ―――
- 今日は実際にトーストにのせて食べながら、
お話をうかがえたらと思うのですが。
- 下山さん
- はい、こちらにのせて食べられたらと
食パン、用意しておきました。
これ「トーストにするために生まれた食パン」なんです。
配合などに工夫があって、
トーストでいちばんおいしく食べられます。
- ―――
- わぁ、そうなんですか。
わくわくします。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_3.jpg)
- 下山さん
- では、まずパンをトースターで焼いて‥‥。
- ―――
- だんだんいい香りがしてきました。
- トースター
- (数分後)‥‥チン!
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_4.jpg)
- ―――
- はぁー。できました!
ああ、おいしそうです。
- 下山さん
- では、バターを塗って‥‥(ざっざっざっ)、
「ママレードカルテット」たっぷりのせますね。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_5.jpg)
- ―――
- これは、いいですね。
- 下山さん
- 食べやすいよう、切りますね。
- ―――
- はい、お願いします!
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_6.jpg)
- 下山さん
- (ざくっ。‥‥ざくっ)
- ―――
- うわぁ、いい音。
- 下山さん
- ぜひ、食べてみてください。
- ―――
- はい、いただきまーす。
‥‥おいしい!
- 下山さん
- わたしもいただきます。
‥‥あ、このジャムやっぱりおいしいですね。
果実感が口のなかで広がります。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_7.jpg)
- ―――
- トーストもサクサク。
- 下山さん
- しっかりした存在感のあるジャムだから、
もっと厚切りでも、よかったかもしれません。
このジャム、それだけで
きりっと立っているのがいいですね。
- ―――
- この「ママレードカルテット」って、
ほかの一般的なママレードジャムと比べると
いかがですか?
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_8.jpg)
- 下山さん
- すごく味が濃いと思います。
甘さも、酸味も、ホロ苦さも
しっかりあって、そのバランスがいい。
すごいなと思いました。
でも、ジャム自体はさらっとしてるんですよね。
あと「くだもの食べてるな」という感じがします。
- ―――
- わぁ、うれしいです。
小泉さんはいかがですか?
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_9.jpg)
- 小泉さん
- 甘すぎなくて、おいしいです。
ごはんのように食べられる気がします。
ふつうのママレードとはぜんぜん違う。
濃さも違うし、苦味とかも違う。
なんだかジャムってけっこう甘いのが多いですけど、
これは苦みも含めてちょうどいい、と思います。
- 下山さん
- あと、こちらもよかったら。
これは、ゆずピールとローズマリー入りの
くるみパンですが、このジャムとすごく合います。
ちょっと焼いてから、どうぞ。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_10.jpg)
- ―――
- (食べてみて)‥‥わぁ!
おいしい。これもおいしいです。
いいですね、ジャムに合います。
- 下山さん
- 口に入れるとローズマリーが
わーっと香りますよね。
そこに、ママレードジャムのおいしさと。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_11.jpg)
- ―――
- おいしい。おいしいです。
合いますね。
- 小泉さん
- おいしいですよね。
- 下山さん
- いろんな柑橘系を混ぜているんですか?
- ―――
- はい、グレープフルーツ、みかん、オレンジ、
レモンという4種類を使っています。
- 小泉さん
- レモンがいいのかな?
苦さと酸味がすごくちょうどいいです。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_12.jpg)
- 下山さん
- そっか、レモンかも。
味が、ぎゅっとなってますよね。
- ―――
- この「ママレードカルテット」、
ほかに何かよさそうな食べ方って
思いつきますか?
- 下山さん
- ヨーグルトとかは絶対いいと思います。
朝食べたい。
あと、クリームチーズにも合いそう。
- 小泉さん
- スコーンとかも、おいしそう。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_13.jpg)
- 下山さん
- あ、スコーンもよさそう。
そして、やっぱりバタートーストは
間違いないですね。
- 小泉さん
- うん、バタートーストは間違いないと思います。
小菅くみさんは、まさにこの
「ママレードカルテット」のレシピ製作を
してくださったかた。
さまざまなバリエーションの試作を
じっくりと時間をかけて作ってくださって、
一緒にレシピを完成させてくださいました。
- ―――
- ママレードジャム、ついに完成しました!
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_14.jpg)
- くみ
- わぁー、うれしいです。
かなり長くかかってしまったから、
ようやく完成できて、よかった。
- ―――
- おいしいの、できましたね。
- くみ
- はい、時間はかかったけれど、
いい仕上がりになって、ほんとによかったです。
「ママレードカルテット」という名前も
かわいいですね。できたー。
- ―――
- 実際にできあがったものを食べてみて、
いかがですか?
- くみ
- わたしの試作から、工場の人に作ってもらった
実際の製品の完成まで、けっこう時間があったから、
すごく新鮮な気持ちで食べたんです。
それで、あらためて食べて、
「‥‥わぁ、こんなにおいしかったんだ」って(笑)。
ほっとしました。
- ―――
- (笑)おいしいですよね。
具体的には、どんなところが好きですか?
- くみ
- まず、久しぶりに食べて
まず思ったのは「甘すぎなくておいしい」ですね。
ジャムってかなり甘めのものが多いけど、
このジャムは、甘すぎない。
そして「おらがジャム」とかもそうなんだけど、
ジャムだけで、そのまま食べられちゃう。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_15.jpg)
- ―――
- あ、これは食べられますね。
- くみ
- そうなんです。
それだけでどんどん食べちゃってて(笑)。
だからといって味がうすいわけじゃなく、
味は、すごく濃い。
口に入れると「わ、濃い!」とか思う。
- ―――
- そうですね。ほんとに味が濃いです。
甘すぎないけど満足感がしっかりあるし。
あと、「感じるジャム」ならではの、
食べるたびにいろんな味がする、というのは
このジャムにもありますよね。
- くみ
- うん、スプーンを底のほうまで入れると
皮や果肉がどっさり入ってて、それもうれしい。
わたしは個人的に
グレープフルーツの果肉が入っていると、
「あ、ラッキー」とか思います。
- ―――
- 「ママレードカルテット」って、
一般的なママレードジャムと比べると、
どんな特徴があると思いますか?
- くみ
- うーん‥‥けっこう「べつもの」かもしれません。
一般的なママレードジャムは
ここまで味が濃くないんですよね。
家にあった別のママレードジャムと
食べ比べてみたんだけど、
ふつうのママレードジャムって、
ゼリーをごろっとのせる感じなんです。
でも、これはペクチンとかも入れてないし、
さらっ、とろっとした仕上がりですよね。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_16.jpg)
- ―――
- フルーツソースのように使うこともできますね。
お肉料理などにも使いやすそう。
- くみ
- あと、苦味もすくないですよね。
すごく、みんなに食べやすい。
友人にけっこう食べてもらったんだけど、
「こどもがママレードジャムが苦手なんだけど、
これはおいしがって食べてた」
というのを、何人もから聞いて、
「あー、よかった!」と思って。
- ―――
- この「ママレードカルテット」、
くみさんは、どう食べるのが好きですか?
- くみ
- やっぱりバタートースト‥‥かなあ。
ママレードってバターとよく合うじゃないですか。
で、このジャムもすごく合うんですよ。
やっぱり。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_17.jpg)
- ―――
- そのほか、今回、
印象的だったことなどはありますか?
- くみ
- 今回はとにかく、完成まで時間がかかったし、
ものすごい量の試作を作った記憶があります。
レッドグレープフルーツと
グレープフルーツとどっちがいいんだろう、とか。
皮をどれだけ入れるとか、砂糖はどうする、とか。
ゴールが遠かったから、そこが大変だったけど、
結果的においしいのができて、なによりよかったです。
いろんな人に喜んでもらえるものに
なっているといいのですが。
(くみさん、ありがとうございました!)
「世田谷パン祭り2015」では
ほぼ日のブースで「ママレードカルテット」を
いろんなかたに試食してもらうとともに、
先行販売をしました。
最後にそのときの感想を、すこしだけ。
そのときは、食べてすぐに
「このママレードジャム、おいしい!」と
即座に驚かれているかたが多くて、びっくりしました。
また、どのかたもおっしゃられていたのが
「ふつうのママレードジャムとちょっと違う」
ということと、「濃い」ということ。
「ママレードジャムってそんなに好きじゃなかったけれど、
これはすごく好きです」と買っていかれるかたが
けっこういらっしゃったのも印象的でした。
![](/store/oragajam/2015/images/ph_201510_y1_19.jpg)
ちなみに、じつは今回、試作で多めにできたものを
「ほぼ日」の乗組員に、少し早めに販売しました。
すると、最初に1本買って食べてみたあとで
「おいしかったから」「家族がすごく気に入って」などと
リピートして何本も追加して買った乗組員が
思った以上にたくさんいました。
この反応の良さにもまた、びっくりしました。
新発売の「ママレードカルテット」は、
大量の試作のもと、
4種類の柑橘類を絶妙なバランスで組み合わせた
濃い味が特徴のママレードジャムです。
ソースのような、さらっとしたタイプで、
中には皮や果肉がたっぷり。
すくうたび、いろんなおいしさをたのしめます。
どうぞ、おためしになってみてください。