ほぼ日のジャムのお店

おらがジャム・いちご 2019ことしは静岡産の「紅ほっぺ」で作りました。6月28日(金)午前11時発売!

「おらがジャム・いちご」は
毎年5月ごろに発売をしている、
長野産の「紅ほっぺ」を使った
ほぼ日オリジナルのいちごジャムです。
ですが、ことしの5月、
いちごジャムの販売はありませんでした。

そのため「ことしは販売がないのかな?」と
思われたかたもいらっしゃるかもしれません。
実は、ことしは天候等の影響により、
例年と同じ長野産のいちごを使用することが
できませんでした。

そこで、例年とは違いますが、
2019年の「おらがジャム・いちご」は、
すこし時期を遅らせて、
静岡県産のいちごで作ることにしました。
サンクゼールさんに探していただいたもので、
品種は同じ「紅ほっぺ」です。
製造方法もいつもと同じ
「本気めんどくさ仕込み」です。

そうしたら‥‥おもしろいことに、
同じ品種・同じ作り方でも、
いちごが育った土地や時期によって違いが出て、
ことしのいちごジャムは
例年とはちょっと違う魅力を持つ
「おらがジャム・いちご」になりました。

静岡のいちごで作った「おらがジャム」は、
透明感のあるあまさが特徴です。
例年の長野産のものが「濃いうまさ」なら、
ことしの静岡産のものは
「すっきりとみずみずしい、軽やかなおいしさ」。

また、ジャム自体の形状については、
例年のものよりも実のこりがすくなめ。
とろりとしたタイプのジャムになりました。

▲ことしの形状はこんな感じ。

そのため、しっかりした粒の実のこりを
期待していたかたにはおすすめできないのですが、
味自体はとてもおいしい
「おらがジャム・いちご」です。
透明感のあるあまさが冷やすとよりおいしく、
これからの暑い時期にもぴったりです。
そんな、2019年の「おらがジャム・いちご」。
遅くなりましたが、ようやくお届けできます。
あたたかい静岡の畑で育った
いちごの様子を想像しながら、
おたのしみいただけたら嬉しいです。

本気めんどくさ仕込み
「おらがジャム」について。

「おらがジャム」は、おいしいもの好きの糸井重里が
自分や家族、周りの親しい人たち向けに
作っていたジャムを製品化したものです。
糸井のジャムは評判がよく、
「もっとほしい」という声が多かったので、
ジャムづくりのプロフェッショナル、
サンクゼールのみなさんの力を借りて、
すこし多めの量を作るようになりました。
工場で作ってはいますが、ほとんど手作りのような
「本気めんどくさ仕込み」。
原材料は砂糖とくだものだけでありながら、
さまざまな工夫により、
くだもののおいしさが詰まった、
香りのいいジャムができあがっています。

「おらがジャム・いちご」は、
次のような手順で製造しています。

  • ●収穫したばかりのいちごを、いそいで工場に運び、
    その日のうちに下ごしらえをします。
  • ●オーブンで少量ずつドライして水分をとばし、
    くだもののおいしさをとじこめます。
  • ●砂糖と一緒に一晩置き、水分を出します。
  • ●実がのこりやすいように、丁寧に煮ます
    (煮くずれを防ぐため、ちょっとした移動にも
    気をつかっています)。
  • ●粒がくずれないように、ひとつひとつ
    手でビンに詰めていきます。

余談になりますが、以前、工場のかたに
「やはりめんどうな作り方なのでしょうか?」
と聞いたところ、即座に笑いながら
「めんどうですね(笑)」と答えられたのが印象的でした。

サンクゼールのみなさんが
「めんどう」な部分をしてくださっている
「本気めんどくさ仕込み」のいちごジャムです。
よろしければどうぞ、おためしください。

おらがジャム・いちご(2019静岡)

6月28日(金)午前11時発売!
1,944円(税込・配送手数料別)
190g