『よる花火』/ほぼ日オリジナル

よる花火

洋服ブランド「Desertic」(平武朗さん)による、
『The Other Side of Marine』シリーズの新作です。
ことしのマリンテイストは、さわやかでポップな雰囲気。
ワンポイント、くじらのチャームにご注目ください。
この上にぱあっと広がる扇子の柄は、
「くじらが吹き上げる海水」という見立てになっているのです。
ちなみにくじらの陶器チャームは、
長崎の波佐見焼(はさみやき)で作られています。

骨の部分は青、水色、白に塗りわけられ、
くじらが吹き上げる水しぶきや、
波の図柄などが彫られています。
扇面の白い布はよく見ると、白×白のボーダー柄。
お洋服のように身につけてほしいデザインです。

価格4,320円(税込・配送手数料別)

大きさ
約22cm(扇骨)
約13.5cm(扇面)
重さ
25g
材料
竹/布/陶器(チャーム)

出荷時期 : 1~3営業日以内

  • この商品のあらかじめ知っておいてほしいこと
  • モデル着用リスト

平武朗さんには、
メールで質問に答えていただくかたちで、
「The Other Side of Marine」のお話をうかがいました。

Q.『The other side of Marine』の
 デザインコンセプトをお聞かせください。

A.デザーティックのフィルターを通して
 マリンのイメージを作り出してます。
 マリンというポップかつ普遍性のあるデザインの
 普段は光の当たらないような部分に
 スポットを当ててみたり、
 いかにもマリンらしいデザインを再構築したりと
 デザインの方法は様々です。

Q.扇子の名前が3年連続で
 『The other side of Marine』ですが、
 同じ名前にしている理由を教えてください。

A.1回目と2回目はマリンという
 西洋のイメージを和の手法で表現する
 というテーマでした。
 3回目となる今年は
 手法や表現方法がどうかにこだわらず
 爽やかさや涼しげなイメージを
 ストレートに表現してみたくて、
 いろんな試行錯誤を繰り返してみました。
 その結果、最終的に、
 また「マリン」に行き着いたという感じです。

Q.「くじら」のチャームがとても可愛いです。
 「くじら」をモチーフに選んだのは?

A.涼しげなイメージ→青と白のストライプ→
 クジラが潮を噴いてるイメージ。
 このような発想の順番だったと思いますが、
 クジラのダイナミックなイメージと
 爽やかな青と白のストライプのイメージが
 ぴったりと繋がりました。

Q.最終的なデザインに至るまでの経緯を教えてください。

A.最初にストライプの爽やかさを
 扇子の中でどう表現するのかで、
 試行錯誤を繰り返しました。
 羽骨の側面だけを塗装するというアイデアは
 技術的に不可能ということが分かって、
 羽骨の一本一本を青と白で塗り分ける
 というデザインに変更しました。
 そしてまた羽骨を白に塗装することも不可能ということで
 青と白の配色を青と水色の配色に変更しました。
 1stサンプルは青と水色の配色で仕上がってきましたが、
 なんとなく重い感じがイメージと違ったので、
 無理を言って親骨だけを白に塗ってもらう事にしました。
 するとなんとも言えないクラフト感が出て
 デザインに深みが出ました。
 羽骨の模様はクジラの潮噴きのダイナミックな感じが
 上手く表現できたと思います。

 チャームの中のクジラは
 僕が鉛筆で書いたイラストをそのまま抜き取り、
 職人さんに、かたどってもらいました。

Q.ここに注目、というデザイン上のポイントは?

A.陶器で出来たクジラのチャームと
 ペンキで塗ったような爽やかな青と白の羽骨は
 ダイナミックなクジラの潮噴きを表わし、
 真っ白い横縞の生地は
 晴天の青空に漂う雲を表現しています。

Q.どういうお洋服にあう扇子だと思いますか?

A.洗いざらしの白いブラウスや
 ホワイトデニムの後ろのポッケに入ってたら
 かわいいですね。



ファッションデザイナー。

文化服装学院を卒業後、
2006年よりファッションブランド
『desertic』をスタート。
現在、『DESPERADO』、
『DOVER STREET MARKET GINZA』などの
セレクトショップで展開するほか、
2013年、
西麻布にフラッグシップショップをオープン。

desertic


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この商品のあらかじめ知っておいてほしいこと

お使いいただくにあたりご注意いただきたいこと

●扇子は全て自然の竹を使用した職人による手作りです。
製品によってはほんの少し竹の色が違ったり
曲がり方が違ったりすることもございます。
自然のものを使っている証ですのでご了承下さい。
また、印刷柄の位置が多少ずれたりすることもございます。

●扇子の開き方を間違いますと
破損やケガの原因となります。
破損したり扇子の骨に傷が出来た場合は
危険ですのでご使用をおやめ下さい。

●扇子の骨は竹を使用しています。素材の特質上
ささくれや割れが生じることがあります。

●扇子が雨や汗でぬれますと、塗骨・染骨、
手描き・手染めの扇面は色落ちする場合がございます。
場合によっては他のものを汚すおそれがありますので
ご注意ください。
また間違って水に浸けてしまった場合、扇面が剥げ
扇骨が曲がり使用することができなくなります。

●開閉は出来るだけ両手で丁寧にしてください。
片手での開閉や扇子を振って広げることは
破損の原因になる恐れがあります。

●扇骨に模様彫りがあるので、
 とりわけ丁寧に開閉してください。
 大変繊細なので彫りが欠ける可能性がございます。

●扇面には真っ白な布を使っております。
 扇子は水洗いができないため、
 汚れにはお気をつけ下さい。

●チャームは陶器です。
 固いものにぶつけたり落としたりしますと
 破損する恐れがあります。
 またチャームをもって
 扇子を振り回したりしないでください。

保管についてご注意いただきたいこと

●高温多湿・直射日光を避けた状態で保管ください。
自然の素材ですので変形や色あせ・色落ち、
カビ・虫がつく場合がございます。

●扇子はお使いいただくうちに多少ゆるんできます。
長期間保管する場合はセメ(扇子をとめる紙や平ゴム)を
つけていただくと折り目が整います。

●扇子は広げた状態で放置しますと、
仕立がくるうことがありますのでご注意下さい。