セーターにネックレス。HOBO SIRI SIRI 山のコレクション セーターにネックレス。HOBO SIRI SIRI 山のコレクション
人の手から生まれ、人の手で育つ、
木のジュエリー。
HOBO SIRI SIRI「山のコレクション」の
木のジュエリーは、
ひとつひとつ、職人の手で
削られ、彫られ、整えられています。

そこには、
ジュエリーを長く愛してもらうための技術が
込められていました。



実際に手がけた職人である
「渡辺木工挽物所」渡辺雅博さんと
「前島木彫所」前島秀光さんに
お話をうかがいました。






「渡辺木工挽物所」渡辺雅博さん
SIRI SIRIさんとは、10年くらい前でしょうか、
デザイナーの岡本菜穂さんが突然やってきて(笑)、
そこからのお付き合いです。
今回の<木のジュエリー>は、
こまかな細工が入る前までをうちで作っています。
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このアクセサリーの木工のバーツは
「メープルのオイル仕上げ」なのですが、
これ、最初から岡本さんのオーダーなんですよ。
ずっとメープルなので、
いつか「なんでメープルなんですか?」
と聞いたことがあります。
そしたら単純に岡本さんが好きなんですって。
職人にとってもメープルは非常に扱いやすいです。
歯切れがよくてね、粘りがあるから。きれいに仕上がります。
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岡本さんの目は厳しいですよ。
今回のアクセサリーも「ちょっと薄すぎる」ってことで、
半分はつくり直しました。こんなちっちゃいのにね。
でも、実際にできたものを見て、音を聞いたとき、
「あ、そうなんだ」と納得しましたね。
これ、なんとも言えない音ですから。
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「前島木彫所」前島秀光さん
<木のジュエリー>の細工と塗装は、
職人として面白い仕事でした。
こういうものが世に出てたら面白いなとも思いました。
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おそらくこのアクセサリーは、
10年使ったらさらによくなると思います。
だから塗装はしちゃいけない。
それで、仕上げには「塗膜」を作らず汚れ止めになるような、
特殊な液体を塗っています。
これを塗るのにはとても手が掛かるんですけど、
オイルで仕上げる前にそれをやるかやらないかで、
できあがりの品のようなものが違うと、
僕は勝手に思ってやっています。
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このアクセサリーを手にした方は、
ぜひクルミのオイルで磨いて、長く使ってほしいです。
木も人間の肌と同じで、少し潤いがあったほうが手触りもいいし、
オイルを塗っていると陽に焼けてもいい色になりますから。
特に、ネックレスだとこすれるから、どんどんよくなりますよ。
手入れも楽しんでもらいたいです。
やっぱり面倒くささっていうのは楽しみだから。
おそらくそれが文化だろうと、僕は勝手に思っています。
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