「原点のボーダーシャツ」は、その名の通りの
「ボーダーシャツの原点ともいえるシンプルなかたち」と、
「ゆったり大きめに、袖をまくって着る」という提案、
この2つを大きな特長としています。
フォルムやシルエットを押しつけることなく、
着る人ごとに、自由に、「いちばんいい着かたを、
自分で見つけられるボーダーシャツ」です。
直線的に裁断された布を「T」字型に縫い合わせただけの、
まさに「Tシャツ」といえる、ごくシンプルなかたち。
かたちがシンプルなだけに、着る人のシルエットしだいで
いろいろな表情になるのが、おもしろいところ。
着ると、その人なりのかたちになって、
自分なりの着かたができるボーダーシャツです。
「原点のボーダーシャツ」は、
袖をまくって着ることが前提になっています。
(もちろん、そうしなくてもかまいません)
袖をまくったときの「うれしさ」として、
鹿児島県の枕崎にある「昇文堂」さんにつくってもらった、
手づくりのハンコがおされています。
印面の文字は「原点」を意味する「ORIGIN(オリジン)」。
ほんとうに一枚一枚、手でおされているんですよ。
ボーダーのピッチは、9mm:22mm。
オーバーサイズで着る気分に合う、
ややゆったりめのピッチです。
衿は、ひろめに空いたボートネックです。
デザインのアクセントとして、
衿の両端に三角形のマチがついています。
とくに男性など、ボートネックが苦手な人を考慮した、
肌の露出を減らす工夫です。
袖口とすそにハギ目があって、別の布に切り替えています。
ちょっとしたディテールですが、こうするだけで、
のっぺりした印象がなくなり、品質感がアップします。
すその縫製の順番を通常と変えることによって、
スリットの合わせ目のあたりが、
まるくカーブを描くようにしてあります。
やわらかい、かわいい雰囲気が出ました。
「肌になじんだ、やわらかな風合い」を最初から出すため、
16番単糸とよばれる糸を使い、製品洗いをかけています。
撮影のために着てくださったモデルさんたちからは、
「肌ざわりがすごくいい!」との声、多数。
なかでも「E4 グレー×黒」は、
「E3 白×黒」を製品染めして、
さらに着込んだ感じの、こなれた風合いを出しています。