丈夫で上等な布素材を、ていねいな縫製で、
シンプルなかたちに仕立てたバッグ「タンピコ」。
その素朴さは、フランスの人が毎日のように手にして使う、
生活の「道具」由来だから。
けれども「たくさん入る」とか「丈夫」という
機能だけじゃない「うつくしさ」「たのしさ」があるのは、
つくり手のニコルさんたちが、
日々のくらしのどの場面もお洒落であることを
たいせつに考えてデザインしているからです。
ナチュラルに暮らしになじみ、
なんでも入れられて日常づかいができるのに、
シックでクラシック、かつ、上質。
そんなタンピコのバッグを、大好評だった昨夏につづき、
この春「ほぼ日」からお届けします。
こんどのタンピコは、コットンですよ。
ヴォヤージュ
ちょっとした旅行にでるときに
ちょうどいいサイズとかたち。
ほぼ日はこのバッグに
「ヴォヤージュ」
──旅、という名をつけました。
ハンドルやショルダー、
底とサイドについた革のパーツが、
機能的なアクセントになっています。
タンピコではめずらしい、太めのショルダーも、
荷物を入れて、移動して、という、
「旅」で使うことを想定したもの。
サイドのベルトで口のあきを調節して、
ものの出し入れのときは広く、
持ち運ぶときはせまくできることや、
ハンドルの頑丈さも、
旅の道具としてのバッグだからこそ。
ポケットも、外側のサイドにふたつ、
内側にもファスナーつきでひとつ、付いています。
素材は、フランス産のコットンキャンバス地を、
2枚張り合わせて、厚みと丈夫さを出したもの。
帆布のように、太い糸で織った1枚の布ではなく、
細めの糸で織られた布をあえて2枚使う、
この布のおかげでしょうか、
ややハードな印象がやわらぎ、
丈夫だけれどやさしい品のある、
女性にも無理なくなじむバッグになりました。
旅のバッグは、おとずれた場所や
道のりとともに育ち、変化することも
たのしみのひとつ。
記憶を刻むように、布や革がこなれ、
味わいが深まっていきます。
ヴォヤージュ 白
白いヴォヤージュは、あかるい印象。
こんなふうに大きな白いバッグを
女性がもっていることのかっこよさを、
デザインしたニコルさんたちは
よく理解しているようです。
リゾートに遊びに行くときや、
スポーツにでかけるときなどによさそうです。
ヴォヤージュ 黒
黒は、シックな大人っぽさ。
都会への旅行や、短い出張にもよさそうです。
黒は男性にも持ちやすい印象で、
じっさい、このバッグをビジネスのときに
活用している男性もいらっしゃるそうです。
TAMPICOが
「生活のたのしみ展」に出展します。
生活の道具としてのタンピコ
お出かけのときだけじゃなく、
家の中でも使える家具のようなタンピコ。
「白いコットン」を中心に、
ちょっとめずらしいアイテムをならべます。
実店舗をもたないタンピコの、
はじめてのポップアップストアです。
くわしくはこちら
https://seikatsunotanoshimi.1101.com/
どんなところで、どんな人たちがつくっているのか、
その背景をぜひ知っていただきたくて、
2016年夏、パリ在住のとのまりこさんに、
タンピコのふるさとを訊ねてのレポートをお願いしました。