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── |
昨年、斎藤さんにお話をうかがったとき、
亜希子さんはしっかりと手帳を使っていると
おっしゃってましたが、今年はいかがですか。 |
亜希子 |
今年はマイガイドが充実しているんです。
旦那が南極に行って、留守にしている間に
すごく映画を見ているんですよ。
もう残りの枠がほとんどないぐらい(笑)。
デイリーページには
映画のチケットを貼ったり、
ちょっと気になる占いを書きとめたり、
日記ってほどではないのですが、
その日にあったことをいろいろ書いているんですね。
たのしかったこととか、うれしかったこととか。 |
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こうしてパラパラと手帳を拝見するだけで、
旦那様が南極に行っているあいだの一時的な独身生活を
亜希子さんが満喫されているように感じられますね。 |
亜希子 |
そうなんです。
でもね、ちょっと手帳を見返してみたら、
じつは寂しくなったりもしてたんです(笑)。
手帳に書いているから詳しくわかるんですけど、
7月21日に寂しくなっているんです。
すごい落ち込んでいたみたい。
もう次の日から元気なんですよ。
他にこんなことを書いていることなんかないんです。
なんだったんでしょうね。
そういうのって一緒に暮らしていたら
きっとわからなかったから
おもしろいなぁ、って思って。
彼がいるときは
映画にも全然行っていなかったですし‥‥。
細かく日記を書いているわけではないのですが、
この2006年のほぼ日手帳には、
今までとは全然違う1年がつまっているんですね。
使い方はほとんど変わっていないのに、
使うスペースや書く内容が違っている。 |
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斎藤さんが南極から帰ってこられるのは、
たしか来年の春ごろでしたよね? |
亜希子 |
3月の終わりに帰ってきます。
先日、南極観測隊の家族会という、
報告会のようなものがあって、
そこで南極の様子を
写真や映像で見せてもらったんですね。
なんだかね、どの場面でも
すごく淡々として写っているんです。
でも100万年前の氷を掘りあてたときは
やっぱりうれしかったみたいで
「透明度がぜんぜん違う」って
メールを送ってきたりしていたんです。
帰国したらまた「ほぼ日」に
報告に来たがると思うので
よろしくお願いしますね。 |
── |
もちろん、ぜひ遊びにきてください!
南極での出来事も詳しく聞きたいですし、
南極で1年以上を過ごした「ほぼ日手帳」に
どんなことが書いてあるかも気になります。
まったく何にも書いていなかった!
なんて状態だったとしても、
それはそれで、おもしろいかも(笑)。 |
亜希子 |
どうなんでしょう‥‥。
「まったく書いていなくてもいい」
って言ってもらえると
私があわてて成田で書かせなくていいので
ちょっとほっとします(笑)。 |
── |
これは糸井もよく言ってるんですが、
毎日、書いてなくて当たり前、
白いページがあってもぜんぜん平気なのが
「ほぼ日手帳」なんです。
斎藤さんといっしょに南極を体験した「ほぼ日手帳」が
無事に帰ってくるだけでうれしいです。
話のネタとして
「南極のマイナス数十度を耐え抜いてきた手帳!」
なんて言えますしね(笑)。 |
亜希子 |
(笑) |
── |
ところで、南極の斎藤さんに
2007年の「ほぼ日手帳」を送ってあげることは
できるものでしょうか? |
亜希子 |
あ、できますよ。
じつはちょうどいいタイミングなんです。
10月に次の南極観測隊が旅立つときに
重量制限はあるんですけど、
家族から隊員宛の荷物を
持って行ってくれるんです。
何を送ろうかなって
悩んでいたんですよね。 |
── |
お荷物のスペースがもし空いているようであれば
ぜひ、2007年の「ほぼ日手帳」も。 |
亜希子 |
もちろん、きっと喜びます!
どの色を送ってあげよう。
いまはオレンジの革カバーを使っているんですよね。
うーん、どうしよう‥‥
(しばし悩まれる亜希子さん)
あー、こういうのもかわいいかな。
‥‥
こういうイメージもありますよね。
‥‥
決めた、これかな! |
── |
いいですね! 南極っぽい? です!
亜希子さんご自身のぶんはどうしますか? |
亜希子 |
なぜかいま、すごく赤に目がいっちゃった。
いままでの私だったら
長く使えそうな渋めの色を選びそうなのに‥‥。
ちょっとした心境の変化なんですかね。
2年連続で使っていたベージュ革を卒業して
来年は赤にします!
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