毎年、「ほぼ日手帳」ユーザーのみなさまに、
「ここが、もっとこんなふうになっていたら
いいのになあ!」
といったご意見を、じっくりお聞きする場として、
手帳アンケートをおねがいしております。
みなさまのご意見を参考に、毎年改良を重ねてきた結果、
おかげさまで、年々、改良ポイントの数が
少なくなっています。
そうです、毎年、このアンケートでいただくご意見が、
「手帳としての使いやすさ」をアップさせる、
大きな役割をはたしているんです。
今年の3月におねがいしましたアンケートでも、
約1週間の募集期間で、
なんと1万人以上の方々が、
回答を寄せてくださいました。
ほんとうに、ありがとうございました。
もちろん、みなさまからいただいたご意見は、
すべて目をとおしています。
そして、今年も、
日々お使いくださっている人だからこその
「なるほどなあ」と納得できるご意見を
いくつもいただきました。
なかには、つくっている私たちの想像を
はるかに超えるユニークなご意見も
たくさんありました。
その中から、検討を重ね、
2008年版の「ほぼ日手帳」は、
使い慣れたよいところはあえて変えずに、
「なるほど、それは修正したほうが
使いやすくなっていいはずだ」
というところについて、いくつか改良をくわえました。
このページでは、2008年版の、
手帳の中身についての改良ポイントを
まとめてご紹介します!
「ほぼ日手帳」誕生以来の特長、
24時間の時間軸。
夜遅めのミーティングや早朝出発の旅行のときなど、
24時間分、あらゆる予定が書き込めます。
この時間軸は、「6・9・12‥‥」と、
3時間ごとの目盛りが入っています。
この目盛りの数字について、2007年版では、
「しおりをページにはさんでいると、
数字がしおりで見えなくなってしまいます‥‥」
といったご意見をたくさんいただきました。
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2007年版の手帳。
しおりをはさんでいると、時間軸の数字が見えなくなります。 |
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たしかに、おっしゃるとおりです。
ご不便をおかけしました!
そこで、2008年版では、時間軸の位置を、
方眼のマス1つ分右側にずらしました。
しおりをはさんだままでも、
時間の目盛りの数字が、見えやすくなりました。
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2008年版の手帳。
しおりをはさんでいても、時間軸の数字はかくれません。 |
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海外(主に欧州)でお仕事をしている方や、
外資系の企業におつとめの方を中心に、
「プロジェクトを進行するときに、
週番号を目安にして進行することが多いので、
ぜひ、載せてほしい。」
というご要望を受けて、
2008年版から、月間カレンダーに、
週番号を載せることにしました。
週番号というのは、1月の第1週を「W01」とし、
週ごとに数えていくものです。
(1年は、ぜんぶで53週となります)
じつは、「週番号」へのご要望は、
毎年、かならずと言っていいほど、
いただいておりましたが、
実際に私たち自身が、
週番号を必要とする場面を経験したことがないため、
どうしても、自信をもって、
「入れた方がいい」という判断ができずにおりました。
しかし、2008年版の改良ポイントを検討するにあたり、
この週番号があることで、
実際に便利になる方々はいらっしゃるわけで、
反対に、この機能があることで、
困る人はいないのではないかと考えなおしました。
そこで、2008年版から、
「あってもジャマにはならない機能」として、
週ごとに「W01〜W53」までの
「週番号」を載せることにしました。
以上が、2008年版の
手帳の中身の改良ポイントです!
これらの改良をくわえたことで、
「手帳としての使いやすさ」が
アップしているといいなと思います。
このほかにも、アンケートでは
比較的おおぜいのみなさまからいただいた
ご意見もありました。
ほんとうに「ほぼ日手帳」にその機能が必要かどうか、
私たちの中で、しっかりと検討して、
2008年版では採用を見送ったものが
いくつかありますので、
代表的なご意見については、この場を借りて、
「採用をしなかった理由」をお伝えしますね。
このご意見は、毎年いただいております。
角をミシン線で切り取ると、しおり代わりになって、
その日のページをすぐに開くことができて、
便利なんですよね。
実際に、「ほぼ日」乗組員数名で、
角にミシン目の入った「ほぼ日手帳」のサンプルを
使用してみました。
その上で、毎日、切り取ることで、
「その日一日が終わったという達成感がある」
ということも、
なるほどそのとおりだなと実感しました。
ただ、実際に、1ヶ月、2ヶ月と使っていくうちに、
切り取ることを忘れて、
まとめて何日間分を切り取る日が多くなっていったのも
事実です。
そして、私たちが、もっとも強く感じたことは、
「手帳カバーにしおりが2本ついているのだから、
やはり、この機能がなくても、
いいのではないだろうか?」
ということでした。
「ほぼ日手帳」カバーの2本のしおりは、
1本は月間カレンダー、
もう1本は1日ページというふうに、
使い分けることができるのが、大きな特長です。
これらの点を考えて、
私たちは、
「角にミシン目を入れるという案」については、
採用を見送らせていただくことにしました。
こちらのご意見も、毎年、
おおぜいのみなさまからいただきます。
「ほぼ日手帳」は
2003年から月曜日はじまりを採用しているのですが、
何年も「ほぼ日手帳」を使ってくださっている方は、
月曜日はじまりの仕様に慣れていらっしゃるため、
日曜日はじまりに変更することで、
かえってご不便をおかけしてしまうのではないかと
考えています。
手帳は、毎日使うものなので、
とくにスケジュールページの仕様を
その年ごとに変えていくのは、
もう一度、変わった仕様に慣れていただかなくては
いけません。
「ほぼ日手帳」が
月曜日はじまりのカレンダーを採用しているのは、
以上のような理由です。
ただ、日曜日はじまりのカレンダーを
ご希望のみなさまにとっては、
「日曜日はじまりのカレンダーに慣れているので、
予定を見間違えてしまって、困る。」
という点で、とても切実な問題なのだということも、
よくわかっております。
そこで、2007年版より、月間カレンダーは、
日曜日はじまりにも対応ができるように、
レイアウトを変更しました。
月間カレンダーの右側の空欄スペースを左側に移動して、
その空欄スペースに、
その週の日曜日の日付を書き込んでいただけば、
日曜日はじまりのカレンダーができあがる、
というわけです。
ご面倒をおかけするかもしれませんが、
日曜日はじまりをご希望の方には、
よろしければ、この方法を
おためしいただければと思います。
「ほぼ日手帳」は、
「変えないでいいところ」は変えずに、
変える必要があるところは、
これからもどんどん改良していきたいと
思っております。
少し気が早いですが、
2008年版をお使いいただく上で、
お感じになることがありましたら、
ぜひご意見をお寄せください。