人気スタイリスト7人が見せる! 2013年版カバーの魅力

みなさん、もう何度もご覧になっているであろう、 「ほぼ日手帳2013」の各カバーを紹介しているページ。 今年はいままでと、ちょっとちがうところがあります。 どこかわかりますか? そう、写真がちがうんです。 それぞれのカバーの魅力を最大限に引き出すべく、 シリーズごとにお願いしたスタイリストさんに、 撮影場所、小物、モデルなど、商品写真にまつわる一切を、 スタイリングしていただいたのです。 ご担当くださったスタイリストのみなさんに、 それぞれのカバーの見せかたや、似合うシーン、人物像、 えらんだ小物について、たっぷり語っていただきました!
ほぼ日手帳2013ラインナップ
02 WEEKS、WEEKSカバー担当 菊地一浩さん 「『WEEKS』という雑誌を見るようなつもりで、  ご覧いただけたらうれしいです」
 
WEEKSとWEEKSカバーのスタイリングを
担当してくださったのは、
モノへの愛情あふれる仕事ぶりで
業界内にもファンが多い菊地一浩さん。
スタイリストとしてだけではなく、
編集者としての顔も持つ菊地さんですが、
このWEEKSシリーズのスタイリングでも、
その視点が生かされたようです。
撮影では、ものすごく大量に用意された小物を
とっかえひっかえ試しながら、
いちばんいい組み合わせを粘り強く探す、
真剣な姿が印象的でした。

<菊地一浩さんプロフィール>

菊地 一浩(エディター・スタイリスト)
「ブルータス」「ポパイ」「カーサブルータス」「UOMO」など、
ファッションからインテリアまで、
ライフスタイル全般のさまざまなテーマの雑誌で
編集・ライターとして活動。
また、ニューヨークのストリートブランド「Supreme」や、
小物ブランド「hobo」のカタログディレクションやスタイリング、
「こどもビームス」、文具の「デルフォニックス」の冊子類や
ヴィジュアルのディレクションも、時々おこなっている。
 
<スタイリングのポイント> 全体のバランスに気をつけることで、 それぞれの良さが引き立つように心がけました。

僕は雑誌などで編集の仕事をすることが多いので、
スタイリングをしていても、
編集的な視点で見ているところがあるんです。
具体的には、雑誌で言えば
各ページのスタイリングだけでなく、
たくさんのページや記事が集まったときの、
「全体のバランスはどうか」「見る順番との相性はどうか」
そこまで込みで、考えたいんです。
たとえば、良い写真がいくつもあったとしても、
「似たような力強さ」のものばかりが並んでいたら、
相互作用でどれも引き立たなかったりしますよね。
だから今回、5シリーズ16種類のWEEKSでも
そのそれぞれの魅力をしっかり見せるために、
全体のバランスにはとくに注意しながら、
スタイリングを組み立てました。
よければ、「WEEKS」という雑誌を見るようなつもりで、
このシリーズ全体の写真を眺めてみていただけたら、
とてもうれしいです。
 
 





  タイ&チーフは、人が持つとより引き立ちます。

この「タイ&チーフ」のシリーズは、
今のファッションの気分が、一番よく出ていますね。
だから、小道具をしっかり固めて、
そういう雰囲気を伝えるようにしました。
それと、このシリーズは、人の気配があったほうが
魅力的に見えると思うんです。
人が持つことで、より引き立つ手帳というか。
だから「誰かが、そこに手帳がおいてあるのを見て、
たまたまいい感じだったから写真を撮った」、
そんなふうになるように、スタイリングしています。
実は、「ピンドット」のスタイリングには
元ネタがあって、
それは、アーヴィング・ペンという写真家の作品集
『スティル・ライフ(Still Life)』のなかの一枚です。
緻密に計算された物の配置とか、映画的な雰囲気作りが、
この手帳に合うと思って、
あえて真似しちゃいました(笑)
     



  マドラスは、洋服に映える手帳です。

「マドラス」シリーズは、洋服にとても合う手帳ですね。
服の撮影小物として手帳を1冊選ぶ、としたら、
このシリーズを選ぶスタイリストは多い気がします。
「マドラス・レッド」のメインカットを、
人が手に持っている写真にしたのは、
手帳の大きさがわかるように、というのに加えて、
僕自身も、この手帳を服と合わせてみたかったから。
お持ちの方も、手帳に合わせて洋服のコーディネイトを
考えてみたら、きっとたのしいと思います。
もうひとつの「マドラス・ブルー」は、
女の人が持っても、男の人が持っても、しっくりはまる。
選ぶ人も、さまざまな方がいらっしゃると思ったので、
イメージを狭めることのないよう、この手帳がもつ、
「カレッジっぽさ」とか「カジュアル感」を、
机の上というシチュエーションで演出しました。
     











  モノカラーは、だれでも使える万能選手。  イメージを限定しないように気をつけました。

色がきれいな「モノカラー」シリーズは、
本当にさまざまな好みの方がお使いになれる
万能選手のような存在だと思うので、
あまりイメージをつけすぎないほうがいいと思いました。
「こんなモノや洋服に合う」という
見せかたをしてしまうと
なんだか使う人を限定してしまう気がして。
だからここでは、単純に手帳の色が映えるように、
カラーコーディネイトだけするつもりで、
スタイリングしています。
写真にあるような小物を合わせてもいいし、
それとは違う自分好みの小物を合わせてもいいし、
どちらも素敵だと思います。
     





  シープスキンは、素直に質感のよさを表現しました。

「シープスキン」の魅力はやっぱり、
職人さんの手作業で丁寧に革が貼られている、
という点にあると思います。
手貼りだからこそ、角のカーブなどの細部もきれいで、
やわらかな品質感がありますよね。
だから、このシリーズのスタイリングは素直に、
その質感のよさを見せるようにしました。
合わせている小物のなかには
「E」の文字があったりして、
意外とシュールなものも混じっているんですが、
このへんも、全体のバランスを考えて、
意識的に、ほかのシリーズで使っている
小物の雰囲気と変えています。
     



  定番のホワイトラインは、  できるだけシンプルに見せたいと思いました。

定番の「ホワイトライン」を選ぶ方のなかには、
「毎年迷わずこれ!」という人が、
少なからず、いらっしゃると思うんです。
毎年見慣れた、使い慣れたデザインで、
年号だけが変わっていく安心感がいいっていう人ですね。
そういう方もいらっしゃることを考えると、
このシリーズは、できるだけキャラクターづけせずに、
シンプルに見せたいと思いました。
佐藤卓さんのデザインそのものが
シンプルでモダンなので、
それに通じ合う感じをつくれたらと。
結果的に、ブラックもアイボリーも、
動物の置き物がひとつだけという、
ほんとにシンプルなスタイリングになりました。
     
   
 
   

【ピンドット】

グラスのピンバッジ
(リコー&レスキュー/ H.P.DECO)
靴 31,500円 (リーガル シュー&
カンパニー/ガスリー)
リング 5,800円、
金のカフリンクス4,800円、
丸いケース2,300円、
木のマッチホルダー2,300円
(すべてジェニオ アンティカ)
双眼鏡 7,980円、
ライター(ダンヒル /ともに、
BRITISH EQUIPMENT TRADING)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
H.P.DECO / 電話 03-3406-0313 
ガスリー / 電話 03-5778-3052 
ジェニオ アンティカ /
電話 03-3496-3317 
BRITISH EQUIPMENT TRADING /
電話 03-3498-3810

 

【レジメンタルストライプ】

幾何学模様の丸いケース 5,250円、
ボウタイ 3,990円、
マルチチール 4,200円、
ペーパーナイフ 3,990円
(すべてSwimsuit Department)
木の定規 1,050円、マグカップ 2,940円
(ともにBRITISH EQUIPMENT
TRADING)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
Swimsuit Department /
電話 03-6804-6288 
BRITISH EQUIPMENT TRADING /
電話03-3498-3810

 

【ペイズリー】

ドライビングライセンスの手帳1,500円、
ケース入りのハサミ1,900円、
真鍮製ライター4,500円
(すべてジェニオ アンティカ)
幾何学模様のケース 10,500円
(Swimsuit Department)
左上のレザーケース 価格未定
(BRITISH EQUIPMENT TRADING)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
ジェニオ アンティカ /
電話 03-3496-3317
Swimsuit Department /
電話 03-6804-6288 
BRITISH EQUIPMENT TRADING/
電話03-3498-3810

         
   

【マドラスレッド】

すべてスタイリスト私物

 

【マドラスブルー】

ペーパーナイフ 2,400円
(ジェニオ アンティカ)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
ジェニオ アンティカ /
電話 03-3496-3317

 

 

【モノカラーネイビー】

消しゴム 157円
(DIXON/DELFONICS 渋谷)
色鉛筆(6本セット) 1,680円
(LYRA/ ポスタルコ)
野鳥のアップリケ 350円
(ラ・ドログリー 渋谷店)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
DELFONICS 渋谷 / 電話 03-3477-5949
ポスタルコ / 電話 03-3281-3309
ラ・ドログリー 渋谷店 /
電話 03-3461-8577

         
   

【モノカラーピーチ】

レターシーリングワックス 1365円
(ペリカン/DELFONICS 渋谷)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
DELFONICS 渋谷 / 電話 03-3477-5949 

 

 

【モノカラーコーラルピンク】

メガネブックマーク 683円
(CINQ /ポスタルコ)
てんとう虫のアップリケ 400円
(ラ・ドログリー 渋谷店)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
ポスタルコ / 電話 03-3281-3309
ラ・ドログリー 渋谷店 /
電話 03-3461-8577

 

 

【モノカラーイエロー】

消しゴム(三本セット) 231円(MILAN)、
インク 315円
(ウィンザー&ニュートン)、
ダイス 各399円
(以上 すべてDELFONICS 渋谷)
バッジ400円 (ジェニオ アンティカ)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
DELFONICS 渋谷 / 電話 03-3477-5949
ジェニオ アンティカ /
電話 03-3496-3317

         
   

【モノカラーオリーブ】

四葉のクローバーのアップリケ 350円
(ラ・ドログリー 渋谷店)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
ラ・ドログリー 渋谷店 /
電話 03-3461-8577

 

 

【モノカラーアクア】

蜂のアップリケ 300円
(ラ・ドログリー 渋谷店)
色鉛筆(5本セット) 1,680円
(LYRA/DELFONICS 渋谷)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
ラ・ドログリー 渋谷店 /
電話 03-3461-8577
DELFONICS 渋谷 / 電話 03-3477-5949

 

【シープスキンナチュラル】

シャープペンシル 9,800円
Rのカフリンクス 1,890円
(ともにBRITISH EQUIPMENT
TRADING)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
BRITISH EQUIPMENT TRADING /
電話03-3498-3810

         
   

【シープスキンダークブラウン】

コンパス 4,500円、
シャープペンシル 9,800円、
メジャー1,900円、ハットピン2,800円
(すべてジェニオ アンティカ)
Eのブラスレター 1,260円
(BRITISH EQUIPMENT TRADING)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
ジェニオ アンティカ /
電話 03-3496-3317
BRITISH EQUIPMENT TRADING /
電話03-3498-3810 

 

【シープスキンブラック】

グラスのピンバッジ 2,940円
(リコー&レスキュー)
紋章風のピンバッジ 2,400円
(ジェニオ アンティカ)
その他スタイリスト私物

<問い合わせ先>
H.P.DECO / 電話 03-3406-0313
ジェニオ アンティカ /
電話 03-3496-3317

 

 

【ホワイトラインブラック】

すべてスタイリスト私物

 

         
       

【ホワイトラインアイボリー】

犬の置物 1,800円
(BRITISH EQUIPMENT TRADING)

<問い合わせ先>
BRITISH EQUIPMENT TRADING /
電話 03-3498-3810 

       
2012-10-23-TUE