フィールドノートのように
手帳をどこへでも持ち歩いて使ってほしいという
願いをこめた「FIELD PACK」は、
クラシックなデイパックをイメージしながら作りました。
牛革のスエード製の菱形の部分・通称「ブタバナ」は、
そうしたデイパックで、スキーのストックや
ピッケルなどの登山道具を
留めておけるようにつけられていた部品。
「どこへでも持ち歩ける道具」という
「FIELD PACK」の精神の象徴としてつけています。

また、手帳上部には持ち手にもなるベルトをつけ、
フック等にかけられるようにしました。
そのほか、メッシュポケット内部にキーケースをつけたり、
深めのポケットにペンを差せるようにしたり、
持つ人が好みに応じてカスタマイズして
使用できるよう工夫しています。

「ブルー」の内側は、やや濃いめの青。
また、メッシュポケットやしおりには、
アクセントのように明るい赤を使いました。

こちらは「レッド」の側面と内側。
内側の色はやや渋めの深い赤、
メッシュポケットはベージュです。

こちらはカズン用の「カモフラージュ」。
基本構造はオリジナル用のものと同じですが、
内側のポケット数はすこし多くなっています。
内側の色は濃いブラウン、
メッシュポケットの色はオリーブグリーンです。

オリジナル用の「FIELD PACK」の
「ブルー」と「レッド」に使用した発色のいい生地は、
イタリアの「PARA（パラ）」という会社の
高い撥水性を持つ生地。
テント用に使われることもある生地だそうで、
見た目以上に丈夫で、汚れにくいのが特長です。

カズンの「カモフラージュ」に使用した生地は
「コーデュラ(R)ナイロン」という、
ナイロンの７倍の強度を持つ、とくべつな生地。
摩耗、引き裂き、擦り切れなどへの耐久性にすぐれ、
世界各国のアウトドア用品やスポーツ用品に
好んで使われています。

また、内側のメッシュポケットの生地も
「FIELD PACK」ならではの特別仕様。
アウトドアギアらしい骨太の見た目も魅力の、
機能的なポケットです。

さて、実際にものを入れてみました。
「FIELD PACK」は、マチのある構造と素材のおかげで、
たっぷり入れてもきれいな形を保ちます。
また、ジッパーズはもともとたっぷり入るカバーですが、
「FIELD PACK」はさらに容量が大きいのが特長。
（ほかのジッパーズよりも、やや大きめのサイズです）
また、生地が適度に伸びてくれるため、
ものを詰め込んでいてもジッパーを閉じやすいのも特長。
手帳カバーとしてだけでなく、バッグインバッグや
セカンドバッグのように使うこともできます。

たっぷり入れたところ。
どこかかわいい印象のボックス型。
ぎりぎりまで詰め込んでいますが、
きれいな形を保っています。

これだけのものが入りました。
よく使うものをすべてここにまとめる、
といった使い方もできそうです。
アウトドア道具用のケースとしてもどうぞ。