とにかくパッと目に入るものをつくろうと思ったんです。
マラソンでも最初だけスタートダッシュして
目立つ人いますよね。それと同じ(笑)
ロバって、人や荷物を運ぶ動物として
「休みなしで働く」っていうイメージもあるけど、
ロバ自身は別に自覚をしているわけではないと思うし、
ぼくは、そういうところがけっこう好きなんです。
手帳には感情の引き出しのように
いろいろな思いが詰まっていくと思うけれど、
手帳をつかいながら、日々のいろんな思いを
この相棒のロバに相談してほしいです。
外国の風景写真をコラージュしました。
はっきりとみえるような写真じゃなくて、
ぼんやりと風景がわかるくらいの
仕上がりにしたのがポイントです。
「来年はどこかへ旅行したいなぁ」
とか、みんな希望がありますよね。
そういう、これから予定をたてるときの
わくわくした感じをカバーにも
反映できたらいいなと思いました。
こどもがつかうノートの切れ端とか、
和紙の便箋を日焼けさせたものとか、
インド旅行のチケットだとか、
そういうものを組み合わせました。
手帳には仕事の予定やプライベートの日記が
ごっちゃになっていくものだと思うし、
使う前のイマジネーションがふくらむような
雰囲気に仕上げたかったんです。
いろいろな画材をつかって描いています。
でも、なぜここをこの色にしたのか、なんてことは
じょうずに説明ができないなぁ(笑)。
何も意識しないで描いたり
貼ったりしている部分も多いんです。
だから、この部分が気づいたら
ローソクになったのは、自分でも意外でした。
昔からバンドをやっているんです。
といっても、最近はあまり
活動していないんですけどね。
ここには、ぼくの部屋にあった
アンプとギターを描きました。
2つのバタフライストッパーの色を
赤とピンクでちがう色にしました。
あわせて、手帳の内側も
濃いピンク色にしていますが、
みなさんが手帳を開いたときに
パッと明るい気分になったら
うれしいなと思って、色をえらびました。
荒井さんができあがったばかりの原画を
手帳チームに送ってくれたときの封筒です。
(締切ギリギリだったので)人やどうぶつが
みんな謝っているという
ユーモアいっぱいのイラスト付き!
まるで、これ自体が作品のよう。
どんなときも、みんなをびっくりさせてくれる
サービス精神旺盛な荒井さんでした。