「なにを書けばいいんだろう」
 
ひらの

それでは、さいしょのご依頼人を紹介します。

イサワ

どうもこんにちは、イサワです。

ひらの

これはこれは、ほぼ日の経理チームで
ゴリラの人形を机に載せて仕事をしている
イサワさんじゃありませんか。

イサワ はい。なんだったらエネゴリくんもいます。
ひらの

わあ、ずいぶんとウホウホですね。
イサワさん、今日はどうされましたか。

イサワ


僕はこれまで、ほぼ日手帳は仕事用として
カズンだけを使っていたんですがね、
2015年からはavecオリジナルを使おうと思って
買ったけど、なにを書こうかなあと思いまして。

ひらの

仕事用というと、どんな感じで?

イサワ


ほぼ日で毎週行われる「水曜ミーティング」で、
覚えておきたい社長の言葉を書き残すとかですね。
考えごとや、経理チームのミーティングでは
別のノートを使っているので。
でも、ほぼ日手帳のページに
出てくるような使い方を見ていると、
オリジナルを使いこなせたら、
おもしろいだろうなあと思ってました。

ひらの


動機としては、十分ですね。
僕は、ほぼ日手帳の使い方についての
メールやSNSでの投稿に目を通していますが、
毎日とは言えなくても「続けられる人」には
共通した特徴があるように思うんです。

イサワ

へー。なんですか、それは。

ひらの


それは、「テーマの設定」ですね。
使い方は自由なので、なんでもいいのですが
「日々のことを書く日記」だったり、
「なんでも貼るスクラップブック」だとか、
「絵を描くためのスケッチブック」みたいに、
じぶんの中でテーマを決めてしまえば、
毎日の生活とほぼ日手帳が結びつくようです。

イサワ

おもしろく使いたい、だけじゃダメなんですね。

ひらの

ところでイサワさん、
2015年の目標ってなんですか。

イサワ

2015年の目標は「野望」ですね。
ついこの間、抱負を書いたばかりです。

ひらの


おー、カッチョいいですね。
それじゃあ、2015年のほぼ日手帳は
「野望を叶える手帳」にしちゃいましょう。
どんな野望にしますかね。

イサワ


あの、最近ですね、
ちょっと鍛えてカラダを丈夫にしたいなと思って
護身術の教室に通いはじめてみたんですよ。
まあ、マニアックな世界で知らないことが
たくさんありそうだなと思ってのことですが。
まだ初歩的なコースなんですが、
意外とストレス解消にもなって、
おもしろいものなんだなと思って続いています。

ひらの


あっ、すごくいいじゃないですか。
最初に習う基本的なことって、
すべてに通じるだいじなことですよね。
それはしっかり残しておかなくちゃですよ。

イサワ


ああ、意識して書いてみようかな。
この前も喉仏とか急所の突き方を教わって、
あとは、えーっと‥‥なんだっけ。
教室でもすぐに息切れしちゃって、
習っていることも人にはまだ言えないレベルで
ほんとうに、お恥ずかしい限りです。

ひらの


でも、まさに今が書き時ですよ。
教わっている時は意識しないけど、
感覚で学んでいることを、
きちんと言葉にして定着させるんです。
誰かに教えたりする時にも役立ちそうですね。

イサワ

絵にして残すのもよさそうですね。
「→ここが急所」みたいな感じで。

ひらの


いいですね。一歩ずつ上達できそう。
『ほぼ日手帳公式ガイドブック2015』にも、
習い事について書き続けている
「春巻きさん」という女性がいるんですよ。

イサワ

へえ。どんな習い事なんですか。

ひらの


春巻きさんは、社交ダンス教室に通っていて、
ダンス手帳として使っているそうです。
棒人間でダンスのステップを踊らせて、
先生からの注意をまとめているんだとか。





イサワ

あっ、ほんとだ。
ダンスのステップの説明なんか、
護身術にも通ずることがありそう。

ひらの


まだ2015年もはじまったばかりですし、
テーマを決めて使うのにもいいタイミングですね。
それでは春巻きさんにも、
テーマで書き続けるコツを教えてもらいましょう。



ー 春巻きさんからのアドバイス ー

私もかなり感覚で書き散らしていたので、
そんな私でいいんでしょうか‥‥と思いつつ、
アドバイスというほどのこともありませんが、
気をつけていたことを挙げてみます。

まずは、忘れないうちに書く!です。
特に私は書くことで覚えるタイプらしいので、
レッスンが終わったら、
その時点で覚えていることはすぐ書く!でした。

初めて習うことは、左右の足の順、
何歩目でどちらを向いているか、
くらいで精一杯でした。

慣れてくると、
「上体がぐらつかないように!」
「2歩目はつま先から」
というような注意点や弱点も
書けるようになりました。

護身術なら、「拳はまっすぐ」「重心は下に」
「思い切って踏み込む!」というような
感じになるんでしょうか?
イラストも分かりやすいと思います。
それから、実際に動きながらメモすると、
思い出しやすかったり、どこが分からないかが
分かったりするのでおすすめです。



イサワ


春巻きさんの
「忘れないうちに書く!」
「実際に動きながらメモする」
を実践してみようと思います。

ちょうど今
TKさんに体操を教えてもらっていたのですが、
TKさんが選手時代から
「立体的に覚えたカラダの動きを、
 一度平面にして言葉にすることで、
 理解がより深まって
 人に伝える(今の仕事)の訓練になっていた」
というお話を聞いたところでした。

手帳に言葉でメモすることで、
分かっていない部分や、気づく部分も出るようで
早速実践してみようと思います。
でも買ったavecがどっかに行ってしまったので
まず探すところから始めます。

ひらの
春巻きさん、素敵なアドバイスを
ありがとうございました!
イサワさん、ほぼ日手帳といっしょに
いろいろな世界を見られる年になるといいですね!

(続きます)


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