ラインナップ発表を明日にひかえた
「ほぼ日手帳2016」。
ことしもバラエティあふれる82種類が揃いました。
今日は発表にさきがけ、その一部をご紹介します。
画家で絵本作家のミロコマチコさんの手で
サイズいっぱいに描かれたインドサイが
ぱっと目を引くカバーです。
真っ赤な絵の具の塗りあとが鮮やかです。
ミロコさんが「いちばん好きな動物」という
インドサイは、ツノもあってとても強い動物。
しかし描かれたサイの表情からは
やさしさも感じられます。
内側は気持ちが明るくなるような黄色。
赤や黄色を選んだ理由をミロコマチコさんは
「最近のテーマが“太陽”なんです」と語ります。
なにかに挑戦する人の背中を
やさしく押してくれるようなカバーです。
「キギ」の渡邉良重さんと「ほぼ日」が
いっしょに作る洋服ブランド、
「CACUMA(カクマ)」の手帳カバーです。
良重さんが「自分で持つなら」と思い浮かべながら
モチーフに選んだのは、凛と咲く1本のバラと、
ワンピースを着た女の子の後ろ姿。
良重さんが手描きした原画の
独特の色使いや繊細なタッチを、
刺繍でできるかぎり忠実に表現しました。
内側はきりっと締まった印象の黒。
色のきれいな2本のしおりも
アクセントになっています。
かわいさがありながらも、上品で大人っぽい
「CACUMA」の世界観を、たっぷりと味わえます。
生地からデザインを手がけ
オリジナルの傘を作る「イイダ傘店」。
一つひとつオーダーメイドでつくる傘は、
オーダーしてから手元に届くまで
3~4ヵ月待ちという人気ぶり。
そんな「イイダ傘店」とコラボレーションし、
傘とおなじ生地を使ったジッパーズを作りました。
水をはじく傘生地を使っているので、
表面はつるつるしたきもちのいいさわり心地。
ブルーの生地に描かれたあじさいは、
雨傘らしい同店の人気の柄です。
ジッパーのチャームを傘の形に、
しおりの先は雨のしずくをイメージした形にするなど、
かわいらしさと遊び心を加えた仕上がりです。
ニットブランド「Coohem(コーヘン)」と作った
3つ折りタイプの手帳カバーです。
使用しているのは、白を基調に、
カラフルな羽根つきの毛糸が
アクセントになったテキスタイル。
海外のハイブランドの洋服に使われる
イタリア・ビマール社の毛糸や、
オーダーメイドで作った国産の毛糸など、
材質や色、形状の異なる5種類の毛糸を
「交編(こうへん)」と呼ばれる技術で編みこんだ、
ほぼ日手帳のためのオリジナル生地です。
持ち歩くとスパンコールがキラキラと品よくひかり、
愛らしさの中にもエレガントな雰囲気。
上質な「ツイードジャケット」をイメージし、
カバーの端にはフリンジをつけ、
内側には洋服の裏地のような
サテン生地をあしらいました。
色鮮やかな色彩とふわりとしたさわり心地を
ぜひおたのしみください。
さまざまな角度から
服の可能性を追求しているブランド
「ANREALAGE(アンリアレイジ)」 といっしょに
ほかにない手帳カバーを作りました。
形は開いたときに円になる、半月の形。
円には1日や1年の円環、移り変わりの意味も
こめられています。
機能性も重視し、製作はカバン作りに定評のある
「PORTER」にお願いしました。
ジッパーで開閉するタイプのカバーで、
ブラックの生地に合わせて
ツヤ消しのマットブラックのジッパーがついています。
内側の生地は発色のいいオレンジ。
中には透明なビニールポケットを含む
4つの半円形のポケットと、
4つのカードポケットがあり、
クラッチバッグやポーチとしても使用できます。
その独自の見た目から、取り出すだけで
その場が盛り上がる手帳カバーです。
漫画家・岡崎京子さんの名作『リバーズ・エッジ』の
鉛筆イラストが表紙になったWEEKSです。
デザインは、ブックデザイナーである
祖父江慎さん+鯉沼恵一さんの手によるもの。
まっ白い布地の裏表紙には男の子も印刷されています。
白を活かすため、西暦の「2016」は空押ししています。
しおりは白と黒の2本。
見返し部分の「hobo」はわずかに濁ったニスで、
淡く印刷しています。
また、こちらの手帳にはおまけとして、
岡崎京子さんの物語集
『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』の
文章が白で印刷されたクリアカバーと、
『ヘルタースケルター』のイラストが入った
特製の下敷きがついてきます。
(どちらもデザインは祖父江慎さん+鯉沼恵一さん)
岡崎京子さんの作品に心を動かされた記憶のあるかたに、
ぜひ手にしてほしい手帳です。
うさぎたちがいっせいに走るようすが
格子模様のようにも見える
「ミナ ペルホネン」の人気のテキスタイル、
「run run run」を使用した手帳カバーです。
紺色の染料を何度も重ねて刷ることで、
原画の持つ、手描きならではの
タッチと色彩を再現しています。
また、ベージュ地に紺色という組み合わせは
ほぼ日手帳のためだけのオリジナルの配色です。
内側には明るくさわやかな水色の合皮を使い
刺繍の技法で作られたしおりひもを合わせました。
やわらかく、少し起毛した布地の
ずっと触っていたくなるような心地よさも特長です。
美しい色彩と繊細なタッチが特長の
「リバティプリント」の2015年秋冬モデルの生地を
WEEKS用のカバーに仕立てました。
ポーチのような見た目のジッパーズタイプです。
座ったクジャクが芝生に並ぶ個性的なデザインは、
映画俳優でプロデューサーでもある
ジョン・マルコヴィッチが描いたオリジナル柄。
ある映画の衣装合わせの際に見つけた
端切れの柄を参考にしたものなのだそうです。
内側にはヌメ革を使い、
ジッパーの引き手にはゴールドのタッセルが
アクセサリーとしてあしらわれています。
内側にもジッパーのついたポケットがあるため、
お財布の代わりとしても機能してくれそうです。
70年代に展開していたクラシックなキティちゃんを、
ドット柄のなかに散りばめたカバーです。
表面にはラミネートコーティングをほどこし、
なつかしいキティグッズのような雰囲気を出しました。
内側は、外側と同じくきりっとした赤。
シャボン玉で遊ぶキティちゃんもいます。
また、しおりの先についている
キティちゃんのリボンもポイントです。
かわいらしさのなかに大人っぽさもあるので、
年齢を問わずに使っていただけるカバーです。
*こちらのカバーは国内限定販売です。
洋服を仕立てたときに生まれる
ちいさな余り布を大切にしている
「ミナ ペルホネン」。
このカバーは、そんなかけら(piece)のなかから、
立体感や厚さ、素材や刺繍の種類が異なる
8種類のテキスタイルを集めて
一つひとつパッチワークしたものです。
余り布のかけら(piece)は、それぞれに
生地のどの部分が使われたかが異なるため
同じカバーはふたつとありません。
やさしい雰囲気の、一つひとつ個性のある生地は、
眺めているといろんな発見があります。
ミナペルホネンの素敵なテキスタイルを
いつでも持ち歩くことができるのも、嬉しいです。
糸井重里がシナリオを手がけた
1994年発売のスーパーファミコン用ソフト
『MOTHER2 ─ギーグの逆襲』の手帳カバーです。
『MOTHER2』の登場人物たちが
ずらりと勢ぞろいしている様は壮観です。
メインキャストたちはもちろん、
バルーンモンキーやアンドーナッツ博士、
グミぞく、あなぬけネズミ、トンズラブラザーズ、
アップルキッド、スロットブラザーズ、
アンブラミなどなど、ナイスな脇役たちの姿も
たくさん見つけることができます。
内側は赤で、端に『MOTHER2』のロゴが
白でプリントされています。
ゲーム中のいろんなシーンを思い返しながら、
さまざまな思いに浸れるカバーです。
また、ことしの『MOTHER2』の手帳にはすべて、
ネスやどせいさん、
ともだちたちが透明なしおりになった
特製の「おまけクリアブックマーク」がついてきます。