マフラーや女子高生の制服、
デパートの紙袋まで、
わたしたちの暮らしに身近にある柄
「タータン・チェック」。
タータンには、深くて長い歴史があります。
スコットランドで生まれたタータンは、
氏族(クラン)や一族(ファミリー)を象徴する、
王族や貴族の「家紋」のような
役割を果たしていました。
しかし、敗戦したことにより
タータンの着用が禁じられます。
苦難の歴史を乗りこえたのち、
英国国王や女王、そして国民の支持を得て
世界中の人びとに愛されてきた柄なんです。
歴史の渦にのまれながらも
スコットランドの伝統と誇りを受けつぎ、
後世へとつなげていくタータン。
そのタータンをつかって
世界最大のタータンメーカー「ロキャロン社」の
膨大な生地から厳選してつくったのが
ジッパーズ
「Royal Stewart」(ロイヤル・ステュワート)と
「Dress Gordon」(ドレス・ゴードン)です。
この2つのタータンは
どのような背景を持つ柄なのでしょう。
ロキャロン社のチーフデザイナーで、
セールスディレクターでもある
ドーン・ロブソンーベルさんに
うかがってみました。
2015-09-30-WED