ほぼ日手帳2021のテーマは、「handwrite(ハンドライト)/人は、書く。」。人々がはるか昔からずっと続けてきた「手で書く」ということ。たくさんの魅力が詰まったこの行為は、20年目を迎えるほぼ日手帳にとっても、切っても切れない、大切なテーマです。そんな「手で書く」ことのおもしろさやうれしさ、奥深さを感じていただけたらと、このたびムービーを作りました。自由でのびやかな「handwrite」の世界を、ぜひおたのしみください。
ほぼ日手帳2021のテーマは、「handwrite(ハンドライト)/人は、書く。」。人々がはるか昔からずっと続けてきた「手で書く」ということ。たくさんの魅力が詰まったこの行為は、20年目を迎えるほぼ日手帳にとっても、切っても切れない、大切なテーマです。そんな「手で書く」ことのおもしろさやうれしさ、奥深さを感じていただけたらと、このたびムービーを作りました。自由でのびやかな「handwrite」の世界を、ぜひおたのしみください。
永田琴(ながたこと)
映画監督。大阪府生まれ。
関西学院大学卒業後、制作、助監督を経て岩井俊二監督に師事。
劇場公開デビュー後、2007年『渋谷区円山町』『Little DJ~小さな恋の物語~』が公開。代表作として『シャンティデイズ 365日、幸せな呼吸』(2014)、2年越しで制作したドキュメンタリー『八海山の酒造り』などがある。
2011年ginger studioを設立、子どものための映画ワークショップ『えいがっこ!』を主催。映画制作を通じて子どもたちの考える力、コミュニケーション能力の向上をめざすプロジェクトを立ち上げるなど活動は多岐にわたる。
近作は『東京ラブストーリー2020』(Amazonプライムにて配信中)『いけいけ!バカオンナ~我が道を行け』が全国TOHOシネマズ系にて公開中。
監督のコメント
近頃、考えていたことがあります。この期間与えられた時間というのは、速くなりすぎたデジタル社会の中で、私たちが忘れかけている大切なものを思い出させてくれる時間なのではないのかな....と。
ネット上での情報収集や友達とのLINE、FBやインスタグラム始めた頃は難なく海を渡れることに興奮を感じました。(もちろん今もその恩恵を受けているのだけど....)
けれどネット情報による仮想の面会に満足して、気づけばものすごくスピードアップしている人間関係。そういえば、コピー用紙は随分買っていない。ペーパーレスを意識しすぎて、全てをパソコン上で終える。モノがない分、整理整頓が素晴らしく進む。いいことは沢山あるけど....ふと思ったのです。なんだかずいぶん人間らしさを失ってない?最近、手を動かして書いてないんじゃない?と。
人はずっと書いてきました。祈り、手紙、記録、署名、子どもはペンを見つけると考えることなく手を動かし始め、そして描かれた軌跡に興奮します。学生時代、同じ黒板を写したはずが、友達と全く違うものになっていたあの楽しさ。そこ(ノート)には既に人柄が表れていました。
手書きには人間味がある。その人を感じることができる。今の時期、とくに大切なことのように感じます。そんな想いをこめて、この映像を作りました。人のぬくもりを人のエネルギーを感じてもらえたら....。