2できごと派と感情派。
- 「5年手帳」を使っている乗組員どうしで話したとき、
できごとだけを書く人と、感情を書く人とで
きれいにわかれたのが印象的だったけど、
こうやってみなさんからのメールを読んでいると、
やっぱり「できごと派」と「感情派」にわけられそう。
- 「その日のニュース」や「毎日の天気」、
「どんなことがあったかだけを書いています」
という人は「できごと派」。
「悩み」や「愚痴」、「思ったこと」
という人は「感情派」だね。
「できごと派」のみなさんが書いていること。
天気、気温、起きた時間、寝た時間、今日のこと
(ゆうか)
初詣に行った神社、初バーゲンで買った商品、ランチしたお店、
お出かけした場所、美容院に行った日、年金の金額。
(まくびー)
1/7に七草粥のレシピ。
定期券などのだいたい決まった時期に生じる支払い、
金額、手続きが面倒だったときのやり方や連絡先。
(えみえむ)
その日の出来事を記録。
思ったことや感じたことなどは入れないようにしました。
(のなみ)
- わたしはできごとも感情も両方書いているので、
「できごとだけ書く」って新鮮かも。
- 「感情派」の人は、
「気持ちを書こう!」と決めて
書いている人が多い気がするよ。
「感情派」のみなさんが書いていること。
娘ができるようになったことや
時には悩み、そしてたまには
旦那への愚痴を書いてしまったり(笑)、
本当に今の心情などを書くようにしています。
(sykaaa)
行動したことよりも、感情的な記載が多い。
1行で終わる日もあれば、いっぱい書く日も。
(古賀秀樹)
私は、感情が身体の方で先に反応してしまうことが多く、
気持ちを言葉にしたり、思考を整理することが苦手でした。
なので5年手帳では、その日にあった出来事などではなく、
感情や思考の部分をメインに書こうと決めました。
(ちー)
最初の半月ぐらいは、
その日あったことに対しての感想を
形式ばったように書いていましたが、
そのうち本当に書きたいことを書こうと思うようになり、
ありのままに感じたこと、日頃思っていることを
そのまま書くようになったら
手帳を開くのがとてもたのしみになりました。
(こすもす)
- ほぼ日手帳のオリジナルやカズンだと
1日1ページで書くところがたくさんあるから、
「できごと」も「感情」も両方書けるけど、
5年手帳は書くスペースが限られているから
自然とどちらかになるのかも。
- たしかに。「あったこと」か「思ったこと」、
どちらかを2、3行書いたら1日分が埋まる。
- わたしのばあい、スペースが限られているからこそ、
2カ月書き続けられているのかもしれないな。
それから、
メールを読んでいて印象的だったのは、
5年手帳を買おうと思った動機。
家族との5年間を。
春から息子が大学進学。
あと4~5年は何がなんでも生きるぞ! と思い、
その励みに購入しました。
(青森浜育ち48)
2月末に出産予定なので、
家族のことを記録したいと思って。
(まい)
我が家には3人の子供達がいるのですが、
この5年間に、3人それぞれの受験が
ぎゅっと凝縮するのです。
家族にとって濃厚な5年間の記録を
つづりはじめました。
(栗鼠之助)
- 「これからの5年」を考えたとき、
自分だけじゃなく周りの人のことが
入ってくるものなんだなあと思った。
家族とか、いぬねことか。
- 私は「おもしろそうだから使ってみよう!」という
軽い気持ちで書きはじめたけど、
「人生のなかで重要な5年間になりそうだから」と
買ってくださった人が多かったのが驚きだったな。
自分の人生と向き合う。
この手帳に書いたたのしいことが
5年後もたのしいままかはわからないと思ったので、
正直、購入を迷いました。
でも、それも含め人生だと思い、
思いきって買って、
いまではよかったと思っています。
(ぷっく)
ネガティブ思考の極みなので、
いつか読み返してみて
「わたしの人生も悪くないじゃない」と
クスッとしたいと思って、
5年手帳を買いました。
(もなか)
- 先行販売で売り場に立ったとき、
若い女性が「5年もあれば、
フラれたことも書くことになるかもしれないんだ」
って言ってたのを思い出した。
- それも、きっと「悪くないじゃない」って
思えそうだよ。
5年もあれば、次の出会いも
書けるかもしれないし!
いのちのことを。
2時間ほど離れた実家で80代の両親と
14歳の犬という高齢トリオが暮らしています。
2、3日に一度は連絡をして高齢トリオのようすを
記録していこうと思います。
この先どんな病気や不具合が出ても、
それも含めて書き残しておこうと。
さしづめ、「お見送り手帳」といったものになりそうです(笑)。
(sayota)
88歳の父は末期がん、
83歳の母はメンタル半崩壊のがん患者家族。
一人娘の私は両親の感情の嵐を受け止めざるをえません。
一方、27歳の息子夫婦には来月初孫が生まれます。
命の交差点で私はおろおろ日々を暮らしています。
哀しみと喜びとに翻弄されるであろう5年間を
読み返すことのできる未来が私にあるのなら、
と思い購入しました。
(はるみん)
昨年、20年前の乳がんが転移していることがわかり、
6月から治療開始。
秋頃にはふつうの生活ができるようになりました。
根っからの楽観主義者なので楽しく過ごしています。
5年生存率は30%です。
そんなところに5年手帳。
私の日々を書いてみようと、
三日坊主のくせに買ってしまいました。
(匿名希望)
3月入荷ときいたので、
来年版からはじめようと思っていました。
そんな中で1月下旬にとある方が亡くなってしまい、
「忘れたくないこと」を書いておきたい、
5年後も覚えていたいという思いで買いに走りました。
(1sayumi67)
- オリジナルやカズンの使いかたを聞いても
なかなかこういう話は出てこないけれど、
5年手帳になると、
「いのち」の話があたりまえのように出てくるんだよね。
しかもみなさん、
すごく軽やかに書いてくださっている。
- 私たちはほぼ日手帳のことを、
使う人それぞれのLIFEが込められていく
「LIFEのBOOK」と呼んでいるけど、
5年手帳はまさに「LIFEのBOOK」だなあ。
- 自分と向き合おうという人も、
家族のことを残そうという人も、
みなさん、通常のほぼ日手帳以上に
「未来の自分が読み返す」ことをすごく重視しているのが
印象的だね。
- 5年手帳ってあれみたいなものだね。タイムあれ。
- タイム‥‥? タイムカプセル!
- それ!
- 毎日、だいじなものが増えていく、
いつでも開けるタイムカプセル。
- 使ってくれているみなさんにとって、
5年手帳がそういうものであり続けられたらいいなあ。
(つづきます)