LIFEのBOOK ほぼ日手帳

横浜でつくられるハンカチのこと。

ブルーミング中西株式会社のアーカイブから
数十年前のハンカチ柄を再現して
手帳カバーにした
「アンティークハンカチーフ」シリーズ。
手帳カバーのためにつくったデザインを
ふたたびハンカチにしたものも、
いっしょに販売しています。
じつはこのハンカチ、
すべて手捺染(機械を使わず、手で染めること)で
つくられているんです。
そのようすを見に、
横浜にある工場に行ってきました。

手捺染のハンカチやスカーフは、
横浜の地場産業。
1859年に横浜港が開港し、
生糸の貿易が盛んになりました。
そのなかで、柄の美しい
輸出もののスカーフやハンカチが
たくさんつくられるようになったのだとか。
最盛期には100を超える染物工場が
集まっていた横浜。
しかしいまもハンカチやスカーフづくりを
続けているところは、
数えるほどしかないそうです。

まずうかがったのは有限会社共栄製版。
ハンカチを刷るための「版」をつくっている会社です。

スライドショーでごらんください


次にうかがったのが、
同じく横浜市内にある吉原産業株式会社。
創業50年、いまも手捺染のスカーフやハンカチを
つくりつづけています。

スライドショーでごらんください


手捺染は、機械で刷るものと違って
色数の制限がありません。
そして乾燥にも時間をかけているので、
色のキワがぼけたりせず、
柄がシャープに出るのだとか。
そして何よりも、
色の深みがあるそうです。

昔ながらの技法でつくられたハンカチ、
そして数十年前のハンカチの図案を
手帳カバーに落とし込んだ
「アンティークハンカチーフ」シリーズは、
こちらで販売しています。