前編
『コヒノール』を訪ねるため、まずは
チェコ共和国の首都、プラハにやってきました。
(日本からチェコへの直行便はありません。今回は
フィンランドのヘルシンキ乗り継ぎで約16時間でした)
東ヨーロッパに位置するチェコ共和国。
ドイツ、ポーランド、スロヴァキア、オーストリアに
隣接しています。
プラハの街の真ん中には、
チェコ最長の川、ヴルタヴァ川が流れています。
その川にかかる大きな橋が「カレル橋」。全長約520mで
14世紀後半頃に造られたというプラハ最古の橋です。
こちらは、観光の中心でもある旧市街広場です。
2つの塔をもつ大きな建物は、ティーン教会。
広場をはさみ反対側には、しかけの動く天文時計もあります。
お店に行く前に、ちょっとこのあたりを散策してみましょう。
こちらは街のインフォメーション。旧市街の古い建物は、
どれもカラフルかつさまざまな装飾がついています。
建物を見ながら散歩をするだけでもたのしい街です。
この黒い壁には、だまし絵が描かれています。
16世紀頃に造られた建物だそうです。
観光客の場合、プラハ市内の移動は
トラム(路面電車)か地下鉄が便利なんですって。
石畳の道をトラムが行き交うさまは、風情があります。
散歩をしながら、ちょっと目線を上げてみれば、
建物の壁には、いろんな看板や、装飾が。
街全体が、美術館のようですね。
18世紀に、モーツァルトが『ドン・ジョヴァンニ』を
初演したというエステート劇場や‥‥
めずらしいキュビスム建築の建物、『黒い聖母の家』など
旧市街エリアは、歩いて巡れる見どころがいっぱいでした。
では、そろそろ『コヒノール』へ向かいます。
プラハ市内にも数店舗ありますが、
事前に「撮影するならここへどうぞ」とおすすめされた
「ヴァーツラフ広場」近くのお店まで歩いてきました。
店舗は、すてきなビルの1階に入っています。
店の中には、色鉛筆やパステル、
絵の具などのパッケージがずらり!
ここは、“アーティストコーナー”。
絵を描くのが好きな人に向けた画材がそろっています。
棚には、1本ずつバラで買える鉛筆や色鉛筆がびっしり。
こちらは『コヒノール』定番の鉛筆。
芯の硬さは10Hから8Bまで、20種類から選べるそうです。
試し書きのコーナーもありますね。
あ、チェコの人気アニメ、クルテク(もぐらくん)!
こちらは“学校用コーナー”のようです。
学校で使う色鉛筆やマジック、絵の具など
さまざまな商品が並んでいますね。
こっちは、“オフィスコーナー”。
あ、サラリーマンのかたが、文房具を買いに
来ているのかな?
さて、お店もチェックしたところで、遅ればせながらご紹介。
通訳のホンザさんです。お父さんのお仕事の関係で、
小学生時代を三重県で過ごしたんだそうです。
日本の好きな食べものはラーメン。「醤油、塩、豚骨、全部好き!」
次回はいよいよ、南ボヘミアの街
チェスケー・ブジェヨヴィツェにある
『コヒノール』本社へ行きます。
どうぞおたのしみに!
(ちょっとしたおまけのレポート 1/6)
ユダヤ人街にある、カフカ像。
プラハは『変身』で有名なフランツ・カフカの
出身地でもあります。
(ちょっとしたおまけのレポート 2/6)
チェコの文化・芸術といえば人形劇。
プラハ市内にも人形劇場やマリオネットのお店が
たくさんあり、子どもから大人まで広く親しまれています。
(ちょっとしたおまけのレポート 3/6)
週末には、ヴルタヴァ川沿いで青空市も開催しています。
地元の食品や古着、手作りのものなどが並びます。
(ちょっとしたおまけのレポート 4/6)
そして、チェコといえば蚤の市!
プラハ在住のチョーカー作家shinoさんに教えていただき、
朝早くからBleší Trhy Prahaへ行ってみると、
ガラスの食器や絵本など、かわいいものがたくさんありました。
(ちょっとしたおまけのレポート 5/6)
かわいい絵本がいっぱい!
(ちょっとしたおまけのレポート 6/6)
郵便局では、こんなすてきな切手も売っていました。
『コヒノール』の文房具の素朴なかわいらしさは、
チェコの雑貨や絵本、アニメや人形劇とも共通するなあと、
プラハの街を歩きながら、ますます感じました。
(つづきます)