ほぼ日手帳ミーティングキャラバン

ほぼ日手帳ミーティングキャラバン in 銀座ロフト

東京・銀座ロフトで行われた
ミーティングキャラバンのレポート

ほぼ日手帳を使っているみなさんのもとへ
お邪魔して交流をしている
「ほぼ日手帳ミーティングキャラバン」。
2019年9月に「ほぼ日手帳2020」の
発売イベント「好きから、はじまる。」の会場で
オリジナルのワッペンシールの販売と、
ほぼ日手帳ミーティングをおこないました。

ほぼ日手帳2020の発売イベント、
「好きから、はじまる。」の会場。
銀座ロフト5階の特設会場では
ほぼ日手帳を選んでいるお客さんや、
展示を観にきてくださったお客さんで
混み合っていました。
会場に来たお客さんが、
好きなものを書いて貼っていく壁は、
イベントの最終日ということで、
たくさんのハート付箋でぎっしり!


ほぼ日手帳チームのキムユリは、
ミーティングキャラバン初参加。
「シュークリーム大好き!!」と書いて
壁にぺたりと貼っていました。
これだけのハートマークが集まると、
さながら、恋の願いが叶う観光地みたいです。

会場では当日限定で
オリジナルのワッペンシールを
販売していました。
種類が豊富にあるので
どれにしようかなあ、という
お客さんの真剣な顔つきが印象的でした。
そうそう、ほぼ日手帳カバーだけなく、
ポーチや洋服にもペタッと貼っておけば
かわいいワンポイントになりますよ。
ちなみに洋服に貼りたいときには
アイロンをかけるのがおすすめです。

「好きから、はじまる。」の展示に
囲まれた場所にテーブルを出して、
ほぼ日手帳ミーティングがはじまりました。
ほぼ日手帳を使っているみなさんが、
手帳の使い方を見せっこします。
参加者のみなさんは、初対面どうし。
ふだん使っているほぼ日手帳を持参して、
お互いの使い方の話を聞いたり、
質問したり、褒め合ったりします。
参加者それぞれの使い方をまとめました。


読み返しているうちに記憶が蘇る、
ししょー(仮)さんの使い方

前半のトップバッターは、ししょー(仮)さん。
手帳にはさんである銀テープはコンサートで放たれたもの。
残しておきたいけれどしまう場所がないものに、
ほぼ日手帳はとっても便利です。
さて、最初に見せていただいたほぼ日手帳は、
大学4年生の頃に使いはじめたweeks。
医療系の国家試験前でバタバタしていた分、
社会人になったら自分のことをたくさん書くぞ!
と意気込んで手帳を使いはじめたそうです。
しかし、いざ社会に出たら覚えることが多すぎて
手帳どころではなくなったという振り返りも。
過去の手帳を読み返しながら話すうちに、
社会人になりたての頃の記憶が
次々とよみがえってきているようでした。
飽き性でめんどくさがりを自認する、ししょー(仮)さん。
字が小さいときには、たくさん書きたい日。
字が大きい日は、めんどうなとき。
という気分の出方に、自分らしさを感じているようです。


英語に触れていたい、
mizukiさんの使い方

mizukiさんはロサンゼルスに滞在していた頃、
日本語に飢えていたことがきっかけで、
ほぼ日刊イトイ新聞を読むようになったそう。
2013年に英語版のPlannerが登場してから、
ほぼ日手帳を使うようになりました。
帰国してからでも英語に触れていたいから、とのこと。
Plannerを使うようになってからは、
なんと、1枚も白紙のページがないそうです!
その日にあったこと、考えたこと、その日に着た服、
たった一言でもなんでもいいから、
毎日メモをすることになったそうです。
メモページには、その年に読んだ本、
ピアノで弾いた曲、出かけたコンサート、
ほしいもの、買ったものなど、
日本語と英語を織り交ぜてメモしていました。


見返しページもメモに活用する、
ひろみちゃんさんの使い方

保育士のひろみちゃんさん。
2012年からweeksを使っていて、
職業柄、図書館の利用カードや
ポストイット、マスキングテープなどを
手帳といっしょに常備しています。
消しゴムはんこ作家のお友達が作った、
はんこを押したメモ帳や封筒など、
突然必要になっても対応できるマメな性格。
ほぼ日手帳を開いた見返しのページには、
いいなと思ったことばや
やらなきゃいけないことを書いているそうです。
「文化が生まれ育つ平和な時代でありますように」
という赤文字で書かれたことばは、
新しい時代、令和に変わったタイミングに
NHK Eテレ『0655』で見かけたことばを
書き写したのだそうです。


マラソン大会までのカウントダウンをする、
erikさんの使い方

京都にお住まいのerikさんは、
阪急うめだ本店で開催した「生活のたのしみ展」
限定モデルのweeksをジャーンと紹介。
erikさんは、月間カレンダーのページに
マラソン大会まであと何日、
というメモを数字で書いていました。
毎日の枠に書かれた、3つの数字。
これは、マラソン大会に出場する日までの
残り日数を書いているのだとか。
左の黒文字が11月の神戸マラソン、
中央の青文字が12月奈良マラソン、
右の赤文字が翌3月の名古屋マラソン。
大会までの時間を数字でわかるようにすることで
今日はどのぐらい走ったらいいかの目安になって、
自分を追い込むことができるんだとか。
いまは12月の大会に照準を合わせていて、
少しずつ近づいてくる数字を見ながら調整中です。
ファイト、erikさん!


その日に着た服が一目瞭然、
えみさんの使い方

ファッション、音楽、スポーツ観戦など
好きなものがいっぱいあります、と話すえみさんは、
カズンとweeksを2冊使いしています。
カズンは日記として使っていて、
テニスやドラマ、趣味の服作りのことなど、
毎日、細かい文字でぎっしり書いていました。
ちなみに、小さな文字でたくさん書くために、
0.28、0.38のボールペンを使い分けているそうです。
そして、weeksの月間カレンダーには、
その日に着た服のコーディネートを貼っていました。
何を着ていたかわかるのはもちろん、
たくさん服を持っているのに、
じつは、同じ服ばかり着回していたことがわかったそう。
同じものを買わないようにしよう、という意識もできたり、
1年後に見返して参考になったりもしています。
雑誌で気になるコーディネートを見つけると、
切り抜いておいてまとめてメモページに貼るそうです。


イラストがみるみる上達、
ともこさんの使い方

ほぼ日手帳を使いだして2年めのともこさんは、
たのしいことしか書かないようにしています。
食べたものや気になったものを
色えんぴつで絵を描くことが習慣になって、
家にあった12色の色えんぴつでは足りず、
24色の色えんぴつを買ったそうです。
絵は子どものことから好きだったのではなく、
手帳を使うようになってから
自己流で続けるうちに、みるみる上達。
友だちや息子さんにも褒めてもらえたそうです。
食べたものを絵に描いておいたことで、
おせち料理で作るものの参考になったりするそう。
この手帳を読み返したら、
「わたし、案外幸せじゃん」と思ったとのことで、
その場にいた参加者のみんなからも、
幸せそうに映っていたともこさんでした。


好きになったらとことんハマる、
おかむらさんの使い方

ほぼ日手帳1年生のおかむらさん。
手帳マニアのおかむらさんは、
毎年10数冊もの手帳を使い比べていたそうです。
ほぼ日手帳がロフトに並んだ頃から知っていたものの、
自分に合うはずがないだろうと敬遠していました。
しかしながら、「ほぼ日のページキーパー」
感銘を受けたのがきっかけで、お試しで購入してみたそう。
すると、カフェで2時間ずーっと手帳とにらめっこ。
練習のつもりで書きはじめたら、
書き味にのめり込んでしまったそうです。
好きになったら徹底的にハマりたいおかむらさんは、
なんと、全種類の手帳本体を手に入れます。
見せていただいた手帳には「お寿司大会」と題して
回転寿司チェーン2店舗の違いを
2日にわたって食べ比べたレポートがありました。
この、お寿司大会のためにシールを買ったりと、
凝り性なおかむらさんの性格がよく表れていました。


赤ちゃんの成長がひと目でわかる、
うだこさんの使い方

2005年からほぼ日手帳をお使いのうだこさんは、
ふたりのお子さんがいるママです。
当初は、食べたものの写真を貼ったり
聴いたラジオについて書いたりなど
気ままに使っていたそうですが、
2015年にお子さんが誕生すると、生活が一変。
そこからの内容は、娘さんのことばかりに。
weeksを横に倒して、授乳やうんちの記録を
記録するようにしたら、
週間単位でぱっとわかるようになりました。
離乳食で何を食べるようになったかなど、
ほぼ日手帳にメモすることで、
病院に行ったときに役立てています。
そして、2018年にはふたりめの子が誕生。
どのぐらい寝たか、いつから断乳をはじめたかなど、
ひとりめの子の記録があったおかげで、
とても助かったそうです。
面倒に思うときもあるそうですが、
いつかお子さんが見たら、きっと喜んでくれそうです!


寄せ書きのように毎日を飾る、
あいさんの使い方

後半のトップバッターは、あいさん。
2019年版からほぼ日手帳を使いはじめて、
イベントのチケットや配りものを貼って
コラージュをたのしんでいるうちに、
ほぼ日手帳はかなりの厚みになっていました。
アルバイトを辞めていく同僚に
プレゼントするアルバム作りが好きで、
渡すのがもったいないと感じていたそう。
ほぼ日手帳を使いはじめてからは、
毎日、じぶんだけの世界を詰め込むことが
たのしくて続いているそうです。
最初にマスキングテープやシールを貼って、
余ったスペースに万年筆で文字を書くあいさん。
裏写りのしにくい紙に、満足しているそうです。


フィギュアスケートを観る、滑る、
Mihoさんの使い方

ソチオリンピックをきっかけに
フィギュアスケートの大ファンになったMihoさん。
同郷でもある羽生結弦選手の活躍に影響を受けて、
新聞記事の切り抜きを手帳に貼るように。
それまではフィギュアスケートをなんとなく
テレビで見ていただけだったのが、
もっとしっかり見たいなと思うようになります。
まずは複雑な得点表やジャンプの種類などを
国際スケート連盟のページで調べて、
手帳に書き込んで頭に入れました。
そしてあるとき「私も滑れるかも!」と
3年前から、じぶんもスケートをはじめることに!
そんなMihoさんは、一時期ほぼ日手帳から
離れていた時期もあったそうですが、
最近になって、ほぼ日手帳に戻ってきたそう。
「何年も見直すのは、ほぼ日手帳だけだった」
とありがたい気づきをいただけました。


舞台鑑賞のスケジュールに活かす、
りんさんの使い方

舞台鑑賞を趣味にしているりんさんは、
週に一度ぐらいの頻度で舞台を観ています。
この日も京都から、舞台のついでに
ミーティングキャラバンに参加してくれました。
weeksの月間カレンダーには、
いつ・どこで・どの舞台があるかを
わかるように書き込みます。
黄色いマーカーで囲んでいるのは、
お仕事がお休みの日。
休みをはっきりさせておくことで
他の予定をうっかり入れないようにブロック。
半年前からはじまるチケット争奪戦にも、
ほぼ日手帳が活躍しているそうです。


ぴったりサイズがお気に入り、
erikoさんの使い方

erikoさんは、ほぼ日手帳1年め。
東急ハンズ限定モデルのボールペン、
木軸のジェットストリーム4色ペンが
お気に入りなんだとか。
やや太めのボールペンと持ったときに
ぴったりとはまるから、という理由で
weeks MEGAを選んでいるそうです。
月間カレンダーには4色で色分けされた予定と、
かわいらしいお花のシールが目を引きます。
すこし義務感があるような
仕事やイベントなどをお花にしてしまうことで、
気分を上げるようにしているんだとか。
また、このシールもほぼ日手帳の
方眼サイズ4マス分に合うように、
小さなサイズのシールを選んでいるそうです。


野球とお笑いを一冊にまとめた、
sayumiさんの使い方

sayumiさんは、かなり厚くなった
手帳をたくさん持ってきてくださいました。
もともと関西に住んでいたこともあって、
阪神タイガースとお笑いが大好き。
大きなニュースや、感心のある出来事があれば、
スポーツ新聞の一面記事を撮影、
お笑いライブに出かけたらポスターを撮影して、
「iNSPiC」でプリントしてほぼ日手帳に貼っています。
前年からの引き継ぎページ
「Turning the page to a new year」には、
阪神タイガースの注目選手と
絶対に見たい吉本芸人のプロフィール、
前年にたくさん聴いた音楽を並べています。
過去の手帳を見返すことで、ささいなことを思いだす
きっかけになっているのが嬉しいそうです。


気づいたら干支が一周していた、
まゆみさんの使い方

「続けようとか、きれいに書こうとか
意識をしたことはないけれど、
気づけば12年も続いていた」と話すまゆみさん。
テーブルに広げているのは、
これまでに使っていたほぼ日手帳の数々。
じぶんで布を買ってきて、
手帳本体にかぶせて自作のカバーにしています。
見せてくれたのは、ペンの試し書きのページ。
どのペンなら裏写りしないかなと、
空いているページに書いていたそうです。
まゆみさんのほぼ日手帳には、
写真を貼って飾っている日もあれば、
なぐり書きをしているページも、空白もあります。
ゆるやかなルールでいるからこそ、
続いているんだと教えてくれました。


美術館めぐりをたのしむ、
さささんの使い方

過去にみんなの使い方のページにも
ご登場いただいていた、さささん。
美術館をめぐるのが趣味で、
手帳に描いた絵はInstagramに載せています。
美術館では写真が撮れないことが多い分、
観た作品や感じたことをイラストにして残しているそう。
イラストの枠と文字は万年筆で書いて、
色はサクラのクーピーで塗っています。
万年筆のインクだと裏抜けしづらく、
経年劣化もしにくい利点を教えていただきました。
年間インデックスのページが
なかなか活かせていないと感じたさささんは、
一日の歩数を最大2万歩として、
マーカーで塗ってみることにしたそうです。
美術館に出かけた日はたくさん歩くから、
歩数もぐーんと増えているそうです。

参加いただいたみなさんから、
感想のメールをいただいたので
一部ですがご紹介します。

普段一人で好きなことをする時間が
なかなか取れないため、
時間が持ててありがたいなと感じました。
好きなことを話す人は
やっぱり魅力的でわくわくしますよね。
ほぼ日手帳が好きという事だけで
これだけ盛り上がれるのかと、とても驚きでした。
ほぼ日手帳を使い始めて、
記録して振り返ることに楽しさを覚えて
15年も続けてこれたことに驚いています。

(うだこさん)

自分が「思ったこと」を手帳に書いているのは、
経験したことをダイレクトに書いているというより、
そこから感じたことを抽象化して書いているんだな、
と気づきました。
後から見直すと実際になにがあったのか
わからないこともたくさんあるのですが、
その頃の自分がなにを「感じて」いたのかはわかるので、
自分が変わったこと、変わらないこと、
が自覚できて興味深いと思いました。

(mizukiさん)

私の好きを支えてくれるのが、カズンです。
記録することで先に進め、後日振り返り、
何度でも好きが広がります。
何でも貼りまくる使い方をどーん!
と受け止めてくれるのは、タフなほぼ日手帳だからこそ。
これからもほぼ日手帳を作ってくださるみなさんに
感謝しつつ、好きを楽しみます!

(Mihoさん)

初めてお会いする方ばかりでしたが、
自分としてはすぐご近所に行く体で、
気張らずほぼ普段通りの服装と心持ちで
出かけることができました。
日々流れていってしまう生活の小さな出来事の中から、
残しておきたい事とモノをすくい上げて、
文字と絵で手帳に記していく。
小さなより良い選択で自分を作っていくための
大切な作業です。

(ともこさん)

ミーティングをおこなったメンバーで
集合写真を撮ってお開きです。
開始前の90分前の緊張が嘘のように、
にぎやかに笑いながら解散できました。
ミーティングにご参加いただいだみなさん、
観覧のために足を運んでいただいたみなさん、
銀座ロフトのみなさん、
どうもありがとうございました!

 

(おわります)