昨シーズンの「やさしいタオル」でデビュー、
たいへん人気をはくした活版印刷デザインユニット、
「TOKYO PEAR」のおふたりによる、
書き下ろしの新作が登場します!
手仕事と機械が足並みをそろえていた時代から愛されている
「活版印刷」という印刷技術を使ったデザインの、
今回のテーマは、「ホリディ・シーズン」。
どうぶつたち、花々、草木、家々など、
いのちのよろこびと、ふるさとへの思い、
出会いや再会のよろこびに満ちたものになっています。
「ハンド」のモチーフは「春の馬」。
花の咲く草原をゆく、
気品ある歩く馬のすがたが中央に。
その周りに唐草的なデザインの
植物模様が円形でひろがっています。
じつは、どこかに、四つ葉のクローバーが、ひとつ。
(探してみてくださいね!)
色は、白地に紺とピンクの2色プリントで、
このデザインのもととなったイラストレーションは
活版印刷によるポストカードにもなっています。
「ハンドよこなが」のテーマは、くだもの。
「fruits on the table」というなまえです。
ちいさなこどもが大好きな、冬の食卓をイメージ。
りんご、いちご、洋梨、花とはっぱを、
白地にピンクとこげ茶と緑の3色でプリントしています。
このまま英国のワンピースの柄になりそうな、
ちょっとノスタルジックでオーセンティック、
かつ、かわいらしいデザインです。
じつはTOKYO PEARのおふたりにとって、
この作品が初めての「3色印刷」。
あわせて活版印刷によるポチ袋もつくりました。
「フェイス」に描かれているのは「森の動物たち」。
うさぎ、きつね、シカ、そして鳩。
全体が天地左右とも対称のデザインになっていることで、
ヨーロッパの文様や、紋章的な気高さがあります。
タオル掛けに掛けたときにも
どこから見てもこの柄がすっと目に入るようになっています。
白地に、えんじに近い赤と、
ゴールドを感じさせるカーキ寄りの茶色でプリントしています。
活版印刷による、二つ折りのカードとお揃いです。
「バス」は、いろんなかたちの家々、そして木々が、
整然とならんでいるデザインです。
なまえは「homecoming」──ふるさとに帰る、という意味。
TOKYO PEARのおふたりにとって故郷でもある
シアトル郊外の町並みを思いながら
“みんながつどう”というイメージで描いたそうです。
白地に紺とベージュを組み合わせた配色は、
まるで雪がつもった町に建ち並ぶようにも見えます。
こちらも、あわせて活版印刷のポチ袋をつくりました。
いずれの色も、手作業で調合した、
名付けようのない色をもとに、タオル工場で再現。
全体的にちょっと版画的な印象があるのは、
手仕事が必要な、その工程からうまれたニュアンスなのですね。
「ホリディ・シーズン」といいながら、
一年を通して使えるたのしいデザイン。
12月12日(木)、発売です。 |