スタイリング 伊藤まさこ  撮影 有賀傑  協力 テーブルギャラリーセブンデイズホテルプラス

大谷有紀さんの描く「四季」が
いちまいのタオルになりました。

抽象的な絵画のようですが、
このタオル、横位置にすると、じつは具体的に
あるものが描かれているのがわかります。

それは、日本の四季。

春夏秋冬がうつろうさまを、
雲、山、雨、太陽などをモチーフに、
まるで「屏風絵」のように描かれているんです。

タオルを「巻く」と、その四季が、
おわりなく、つづいていく。
そんな世界が、このちいさなタオルのうえで
展開しています。

作者は、デザイナーで、
アーティストとしても活躍をしている
大谷有紀さん。
昨年の「やさしいタオル」でも、おなじみですよね。

原画は、もともと、シルクスクリーン(版画)に、
手描きのドローイングを足して仕上げたもの。
もちろんこのタオルのための新作です。

折り畳む位置によって、表情がかわる、
たのしいタオルでもあります。

そうそう、こまかいところなのですけれど、
このタオル、
端の始末に、蛍光色の糸を使っています。
(とっても、かわいいんですよ!)


バス 4,937円 フェイス 1,851円 ハンド 875円 (税込・配送手数料別)

大谷有紀(おおたに・ゆき)

1981年福井県生まれ。
東京藝術大学に在学中からデザインユニット
「2e」(ニイー)として活動を開始、
高いアート性を日常づかいの「モノ」にそそぎこんだ
さまざまなプロダクトをつくってきた大谷さん。
大学院修了後は、資生堂の宣伝・デザイン部に在籍。
個人の活動として、自身の服ブランド
「Ki Noé」(キノエ)をスタートさせたり、
最近ではみずからが編集長となっての雑誌
『VACANCES』(バカンス)をたちあげたり、
アパレルブランド「アンティパスト」の
カタログのアートディレクションを手がけるなど、
多方面で活動中です。
積極的に個展をひらくなど、
デザイナー、アートディレクターとしての顔のほかに
アーティストとしても活動の場をひろげています。

■大谷さんの公式プロフィール

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大谷有紀さんと一問一答

「ほぼ日」まわりでは
「気仙沼ニッティング」のムービー
「水沢ダウン」のフォト・ディレクションを担当。
昨年は、タオルのデザイン発表にあわせて
「大谷有紀さんのちいさなお店」もオープンしました。

2015-05-22-FRI