スタイリング 伊藤まさこ  撮影 有賀傑  協力 テーブルギャラリーセブンデイズホテルプラス

“男子の手仕事”っぽいニュアンス。
大原大次郎さんのデザインです。

タイポグラフィで、あそびのあるデザインを
得意とするデザイナーの、大原大次郎さん。

今回、「やさしいタオル」をデザインするにあたり、
迷ったのは、のせる文字のことだったそうです。
メッセージ性がですぎてもいけないし、
毎日使うのに、飽きてもいけない。
試行錯誤をくりかえすなかで、ふと、
3つのサイズをあらわす英語が
すべて4つのアルファベットでできている、
というところから、
このデザインがうまれました。

その文字も、
立体感のある刺し子のような点線も、
もとは、大原さんの手描き。
ラオスのレンテン族の刺しゅうを、
ちょっと意識しながら描いたのこと。
プリントにあたっては、そのニュアンスをいかすべく、
「白顔」(はくがん)という技法をつかいました。
Tシャツなどではなじみのある印象ですが、
タオルのガーゼ面のような目のあらい布地では
ちょっとめずらしい手法かもしれません。

さらに、生地。
「手染めの綿や、
 洗った藍染めのような印象にしたい」
というディレクションをもとに、
通常の平織りではなく、
2色に先染めした糸を、
縦横に1本おきに配置して平織りに。
そうすることで、
独特なニュアンスがうまれました。
ガーゼとパイルをつなぐ「接結糸」の白い糸が
ところどころ、顔をのぞかせているのも
かわいいポイントになっています。

大原大次郎さんと横尾香央留さんがつくった
「YさんとOさんのワッペン」も、
ぜひあわせてどうぞ!


 

バス 4,937円 フェイス 1,851円 ハンド 875円 (税込・配送手数料別)

大原大次郎(おおはら・だいじろう)

1978年神奈川県生まれ。
2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。
同年omomma設立。
タイポグラフィを基軸としたデザインワークや
映像制作に従事するほか、
展覧会、ワークショップ、出版、
パフォーマンスなどを通して、
言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを
多数展開しています。
2014年JAGDA新人賞、東京TDC賞受賞。

大原大次郎さんのウェブサイト
「omomma」はこちらです。
手がけられた数々のお仕事を、
たくさんご覧いただけます。

ツイッターはこちら

「やさしいタオル」は
5/28(木)午前11時に販売スタートです。
2015-05-26-TUE

Yさんこと横尾香央留さんと、
Oさんこと大原大次郎さんのふたりが、
6月12日(金)13日(土)14日(日)の3日間、
HOBONICHIのTOBICHI
展示をおこないますよ!
今回の「やさしいタオル」の販売はもちろん、
ほかにもこんな計画を立てています。

 

ふたりのオリジナルモビール展示(販売も?!)
ふたりのオリジナルグッズ販売
著作の販売(Oさんデザインによる、
Yさんの新刊書籍の受注も)
Yさんの「作業机」を設置、
作業の様子をこっそり!
その場でつけられる、
YさんとOさんのABCワッペンのワークデスク

くわしい情報は、あらためてTOBICHIのページで。
どうぞおたのしみに!