スタイリング 伊藤まさこ  撮影 有賀傑  協力 テーブルギャラリーセブンデイズホテルプラス

横尾香央留さんの刺しゅうを、
ボタニカル・ダイのタオルで。

ちょっとゆがんでいたり、ななめだったり。

独特の「ゆらぎ」のあるデザインは、
“お直しとか”の横尾香央留さんによる
手刺しゅうを原型にしたものです。

横尾さんが一針ずつ
手で刺しゅうしたものをオリジナルとして、
タオル工場の熟練した職人さんが忠実に再現。
手仕事ならではのニュアンスを、まるごといかし、
機械刺しゅうとは思えないほどに、
やわらかく、かわいらしく仕上がりました。

このタオルは、まずいちど、タオルを織り上げ、
ボタニカル・ダイの染料で染めています。
(刺しゅうは、あとからほどこしています。)
「ボタニカル・ダイ」は、植物の花、葉、茎、
樹皮、果皮などから作った染料で色をつける手法。
ひとつの色のなかに、ひとの目で見える幅をこえた
200種もの色素が入っているため、
こんなふうに奥行きのある色合いに仕上がる染色方法。

「ベージュ」は、淡いけれども、独特の深み。
ふるくから薬や清涼剤としてつかわれてきた、
ペパーミントを使っています。

「ミントグリーン」の色の原料は、
古来、痛み止めや止血剤に使われてきたクチナシ。
クチナシには「黄色」の印象がありますが、
実からは、こんなに深いブルーグリーンの
色素もとれるんですね。

そして、ボタニカル・ダイのうれしい特徴のひとつが、
タオルの触感が、
「より、やわらかく、やさしく」なること。
そんな風合いも、ぜひ、おたのしみください。

 



バス 5,940円 フェイス 2,160円 ハンド 875円 ハンドよこなが 720円 (税込・配送手数料別)

横尾香央留(よこお・かおる)

1979年東京生まれ。
文化服装学院ニットデザイン科卒業。
ファッションブランドのアトリエにて
手作業を担当した後、2005年独立。
刺繍やかぎ針編みなどの
緻密な手作業による
“お直し”を中心に活動しています。

主な著書
『プレゼント』(雄鶏社)
『お直し とか』(マガジンハウス)
『変体』(between the books)

主な個展
「お直しとか」(2011/FOIL gallery)
「変体」(2012/The Cave)

主なグループ展
「拡張するファッション」
(2014/水戸芸術館、
  丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)
「Future Beauty 日本ファッション:
  不連続の連続」
(2014/京都国立近代美術館)

ほぼ日のコンテンツ
「お直し とか カルストゥラ編」
「お直し とか」
「お直しワッペン」
「YさんとOさんのABCワッペン」

「やさしいタオル」は
5/28(木)午前11時に販売スタートです。
2015-05-25-MON

Yさんこと横尾香央留さんと、
Oさんこと大原大次郎さんのふたりが、
6月12日(金)13日(土)14日(日)の3日間、
HOBONICHIのTOBICHI
展示をおこないますよ!
今回の「やさしいタオル」の販売はもちろん、
ほかにもこんな計画を立てています。

 

ふたりのオリジナルモビール展示(販売も?!)
ふたりのオリジナルグッズ販売
著作の販売(Oさんデザインによる、
Yさんの新刊書籍の受注も)
Yさんの「作業机」を設置、
作業の様子をこっそり!
その場でつけられる、
YさんとOさんのABCワッペンのワークデスク

くわしい情報は、あらためてTOBICHIのページで。
どうぞおたのしみに!