「やさしいタオル」は糸作りから始まり、
織りや染めもていねいに。
そして、最後の「洗い」も、
とことんていねいに行っております。
ここでは「やさしいタオル」の洗いについて
ご紹介いたします。
織り上がり、染め付けられたタオルは、
のりや余分な染料を落とすため、
タオルの洗い専門の工場に運ばれます。
四国・今治で作られる「やさしいタオル」は、
工業用水を使わずに、
四国山脈からの恵まれた伏流水を使って洗っています。
▲やさしいタオル」の洗いに使われている伏流水。
伏流水は、土壌という自然の濾過装置を介して
わき上がってくるので、
雨が少ない水不足の時期も、
水の成分やコンディションがかわりません。
1年を通じて「新鮮な水」です。
そして、このタオルの洗い専門の工場で
使っている伏流水は、
無菌状態であることが自慢です。
「やさしいタオル」を洗っている伏流水は、
飲むことができる、きれいで安全性の高い水なのです。
いっぱんのタオルの洗い回数は5回程度だそうです。
「やさしいタオル」は、なんと13回。
タオルの洗い工場の方におうかがいしたところ、
その工場では「やさしいタオル」ほど
丹念に時間をかけて洗うタオルは他にないそうです。
▲巨大な洗濯機が並んでいるタオル専用の洗濯工場。
柔軟剤は、いうなればリンスのようなもので、
繊維をコートします。
その結果、繊維はふっくらつややかになりますが、
コートされた分、吸水性が低くなります。
買ったばかりの一般のタオルが
最初のうち水を吸わない理由はここにあります。
そして、家庭用の柔軟剤と違い、
業務用はたいへん強力なものを使っているため、
家庭で数回洗ったくらいでは、柔軟剤は落ちません。
伏流水で徹底的に洗い、柔軟剤で仕上げをしない
「やさしいタオル」は、最初から吸水性が高く、
肌のことを大切に考えているタオルです。
また洗浄後の、乾燥も、
高温でいっきにしあげるのではなくて、
繊維の特徴をきちんと出すために、
あえて昔からの乾燥機を使って、
じっくりと時間をかけて乾かします。