↑内容が更新されると、各項目にリンクがつきます。ときどきチェックしてみてくださいね。


インターネットでのお買い物では、
お買い求めいただく<やさしいタオル>を、
あらかじめお客様自身によって
確かめていただくことができません。
これまでの<やさしいタオル>をお買い求めになった方、
また、「THE GINZA」でお手にとったことのある方は、
よくごぞんじのことでしょうが、
インターネット上だけでお伝えすることには、
どうしても限りがあります。

商品が届いた時のうれしさを、
「思っていたのとちがった!」という
残念な気持ちで吹き消してしまわないように
“弱点”を含めた<やさしいタオル>の
固有の性質について、
ぜひ知っておいてください。

ご注文から、お手に取られたとき、
そして、ご使用するにあたって、と
時間のながれに沿って、解説していきますね。
内容は以下の通りです。
(項目をクリックすると詳しい解説にジャンプします。)

○その1
パソコンのモニターで見た色と、実際の<やさしいタオル>の色の印象が
違って見えることがあります。
○その2
ご注文から商品のお届けまで約2ヶ月お時間をいただきます。
○その3
思ったよりも「薄い」?「厚い」?
一般的な(両面がパイルの)タオルとは、ボリューム感が異なります。」
○その4
パイルがつぶれた状態で届きます。
○その5
パッケージのにおいが、タオルに多少移っています。
○その6
ガーゼ面に等間隔で、ちいさな凹みがあります。
○その7
色によって、手触りや吸水性が少し異なります。
○その8
使い始めのときに、タオルから細かい繊維がでてきて、
顔や体につくことがあります。
○その9
洗濯のときに、
「塩素漂白剤」「蛍光増白剤がはいった洗剤」は使えません。
○その10
乾燥機で乾燥をすると、最大で約5センチ縮みます。
○その11
ハンドタオルの端が波打ちやすい。
○その12
「和柄」のタオルは、
洗濯を繰り返していくうちに多少の色むらができます。
○その13
パイルの糸が滑りやすい。つまり、糸が抜けやすい。
○その14
「和柄」のタオルは、色味に個体差があります。
○その15
「和柄」の一部のデザインはパイル面とガーゼ面で
端っこに違いがあります。
○その16
デザインによって
届いたときに見た目がぺしゃんこに見えたり
手触りが違って感じられる場合があります。








写真撮影をするときは、お届けする商品と同等の仕上がりの
サンプル製品を使っているのですが、
どうしても、お使いのパソコンのモニターによって、
それぞれに表示している色味が違います。
微妙な色が気に入った、というような場合、
「モニターどおりの色とはかぎらない」と、思っていてください。




「デザインと価格」のページでは、
色味について、できるだけ詳しくご説明させていただいています。
ご購入の際は、写真だけでなく、
そちらの説明も参考にしてみてくださいね。



 

<やさしいタオル>は注文いただいてから、工場で製作を開始します。
製作と検品の時間をいただきますので、
お届けまでしばらくお待ちいただくことになります。

ご注文後、すぐにお届けできるわけではありませんので、
プレゼントになさる場合などは、ご注意くださいね。




お届けは、
8月の上旬を予定しています。
ご注文の際は、お届け時期を想定した住所をなるべくお書きくださいね。

お届けの時期の詳細は、こちらのページでご紹介していきます!
また、<やさしいタオル>の工場での製作過程も順次ご報告していきます。

また、商品が愛媛県の今治市にある工場から
東京の発送場所に出荷され、発送作業が完了しましたら、
商品ご購入のさいに登録いただくメールアドレスに
お知らせを送信いたします。





<やさしいタオル>は、片面がガーゼ、片面がパイルです。
両面がパイル、というタオルと比べ、「厚さ」のイメージが
わかりにくいということがあるかもしれません。
ご購入いただいたお客様から、この厚さに関するコメントをいただきました。
「思ったより厚かった」というコメントと、同じくらい、
「思ったより薄かった」というコメントがあります。
もちろん、この厚さや感触が
<やさしいタオル>のいいところではあるのですが、
「想像とちがった」と感じられることもありえます。



四つ折りにしたものの高さを定規で測ってみました。


お家にあるタオルと比べてみてくださいませ!



 

工場から出荷されるときに、
発送場所までは
タオルが段ボールにはいってやって来ます。
けっして、ぎゅうぎゅうに
押しつぶされているわけではないのですが、
どうしてもタオル自身の重みで、
パイルがつぶれてしまっているんです。




洗濯をしてあるタオルと、
届いたばかりのタオルをくらべると、こんなにちがいます。


上:洗濯してあるタオル
下:届いたばかりのタオル

<やさしいタオル>の仕上げには、
四国山脈からの伏流水を使っているだけなので、
お届けしたそのままを使っていただいても、
吸水に問題はまったくないのですが、
ふんわりとした肌触りを楽しみたい方は、
一回洗濯をしていただくことをおすすめします。
パイルがふわふわになりますよ。



 

<やさしいタオル>は、一枚一枚
ジップ付きのビニールケースに入ってのお届けになります。



輸送中のタオル保護や、
いろいろな用途でお使いいただける
オマケとしてのパッケージなんですが、
ビニールのにおいがタオルに移ってしまうという
欠点もあります。
袋の製作とタオルの封入まで時間をとって、
ビニールのにおいや
プリントのインクのにおいを飛ばすように、
早めに準備をしているのですが、
どうしても、完全になくなることはありません。




一回洗濯をしていただいたら、
においはなくなりますので、ご安心ください。
そして、タオルを取りだしたあとの袋は、
タオルとともに、水着などをいれたり、
旅行の時の洗面道具をいれたりと、
大活躍してくれるんですよ。
他にも、書類の整理に使ったり、
雨の日にパソコンをいれて持ち歩く、
なんていう方もいらっしゃるそうです。



 

これは片面がガーゼのタオルを作る場合には、
必ずできる凹みです。

ちいさな凹みは、
3センチ間隔で、ガーゼ面全体にあります。
これは、「接結糸」と呼ばれるもので、
ガーゼ面とパイル面をしっかり結びつけている糸です。
この糸があるから、使っている時に
ガーゼ面とパイル面がずれたり浮いたりしないのです。





 

これは、どんな綿製品にも言えることなのですが、
色によって、吸水性と手触りがちがいます。
<やさしいタオル>も例外ではありません。

繊維を染めるときには、
色が洗濯のときに落ちてしまわないように使う
「色止め剤」のほかに、色によっては、繊維に色を落ち着かせるために
「定着剤」というものを使用することがあります。
この定着剤が、繊維を少しだけですが硬くし、
吸水性を落としてしまう性質を持っています。
かなり感受性の強い方だと、その差を感じてしまうんですね。
とはいえ、大幅にちがいがあるわけではなく、
「定着剤」を使っているタオルにも十分な吸水性がありますので、
ご安心ください。



今回の販売で、「定着剤」を使っているのは、










 

タオルの工場では、糸からすこしずつほぐれた
綿の繊維が空気中に飛散しています。
そして、織り上げるときにその繊維が
タオルのパイルやガーゼに
巻き込まれてしまうことがあります。

タオル製作の最後の工程では、
きれいな水を使っての洗浄を行いますが、
そのとき落ちきれなかった細かい繊維が、
お届けする商品に残っていることがあります。
これは、1〜2回の洗濯では落としきれないため、
顔や体を拭くときに、
ちょっとづつ出てきてしまうことがあります。
顔を拭いた後に、
手でぬぐってみると、手に繊維がついてきたり、
洗濯のときに水に落ちてきて
洗濯の水が染まったように見えることがあるんです。



何回か洗濯していけば、巻き込まれた繊維は
自然に落ちきってしまいますので、
拭くときに「繊維が出てきて顔に付着する」、
ということや、
「洗濯の水が染まったように見える」、
ということは無くなっていきます。

でも、届いてから2〜3回の洗濯は、
繊維が他の洗濯物についてしまうことがありますので、
<やさしいタオル>だけで洗濯することを
おすすめいたします!





「塩素漂白剤」、「蛍光増白剤がはいった洗剤」を使うと、
せっかくの<やさしいタオル>が、
変色や、不自然な色あせをしてしまいます。



洗濯をするときは、粉石けんや、
「蛍光増白剤がはいっていない洗剤」をお使いくださいね。

また、お日様のもとで乾かしたタオルは
気持ちの良いものですから、
乾燥方法も、お好みで選んでくださればよいことですが、
色落ち、色あせを防止するには、
陰干しをするか、または乾燥機でふっくらと乾かすことを
おすすめいたします。



 

<やさしいタオル>は綿製品なので、洗濯をし、乾燥をすると縮みます。
特に乾燥機で乾燥すると、縮み率が大きくなります。




具体的には、乾燥機で乾燥をすると、

バスタオルで、縦・約5センチ、横・約2センチ、

フェイスタオルで、縦・約3センチ、横・約1センチ、

ハンドタオルで、縦・約1センチ、縦・約1センチほど縮みます。
(新品を1回洗濯機で洗濯をし、乾燥機で乾かしたもの。)


自然乾燥の場合は、乾燥機にくらべて縮率は小さいのですが、

バスタオルで、縦・約2センチ、横・約1センチ、

フェイスタオルで、縦・約1センチ、横・約0.5センチ、

ハンドタオルで、縦・約0.5センチ、縦・約0.5センチです。
(新品を洗濯機でをし、そのまま自然乾燥したもの。)





<やさしいタオル>には、ハンドタオル、
フェイスタオル、バスタオルの3種類がありますが、
織機の関係で、ハンドタオルだけ、
左右の端の始末の方法がちがい、
ミシンでかがる方法をとっています。


左:フェイスタオル  右:ハンドタオル

できるだけ、タオルを作るための糸と
収縮率の近い糸を使っているのですが、
それでも糸に性質のちがいがあるために、
洗濯・乾燥を繰り返し、使っているうちに、
端が波打ってしまう可能性があります。



洗濯後に干すときなどに、
ピンと端を伸ばしてから干すと、
波打ちは軽減されますよ。
また、ふつうのハンカチと同じように、
乾燥後、アイロンをかけていただいても、
波打ちを抑えることができます。





「和柄」のタオルは、「捺染」という手法を使って、柄を染めています。
糸を完全に染料につけるのではなくて、柄の形に抜いた型の上から
染料を塗りますので、たいへん厳密に言えば、糸の繊維の深い部分では、
どうしても染めが均一にはなりません。
洗濯をくりかえして、ちょっとづつ退色していくときに、
多少のムラになる場合があります。

このような、使い込んでいくうちの変化も、味わいの一つだと、
「ほぼ日」は考えておりますが、
このことについて、あらかじめご了承ください。





<やさしいタオル>のパイルは、ふつうのタオルよりも、
パイルが抜けやすくなっています。理由は、使っている特別な糸にあります。

このパイル糸は、毛羽立ちのすくない
「超長繊維綿」のピマ・コットンを使っています。
そして、さらにこの糸に、「LA(リキッドアンモニウム)加工」を
ほどこしてて、糸をふっくらとさせていますので、
繊維自体にしわが少なくなっています。
つまり、糸が、「ツルツル、すべすべしている」んです。

LA加工あり
断面 側面
LA加工なし
断面 側面

摩擦がないので、一度ループをひっかけてしまうと、
するするとパイルが出てきてしまうということなんです。

さらに、LA加工をしてい糸でつくるパイルはループのよじれが少なく、
堅くならないという利点の反面、ループをひっかけてしまいやすい
という点もあります。

LA加工あり LA加工なし




ふつうに洗濯したり乾かしたり、日常使っているぶんには、
心配いらないレベルですが、洗濯をするときに、
ボタンやジッパーのついた洋服と一緒に洗濯をしないなど、
ほんのちょっとだけ、ふつうのタオルよりもやさしく扱っていただければ、
と思います。

もしも飛び出てしまったパイル糸は
根元からはさみで切ってしまって大丈夫です。
それ以上、糸が出ていってしまうのを防ぐことができますよ。





販売時にもお伝えしましたが
「和柄」のタオルは、
一枚ずつプリントするため
インクののりに、若干の個体差があります。
「ぶいよんぴょん」ハンドタオル2枚や
「こうらい格子」のフェイスタオルとバスタオルなど
同じデザインで複数購入された場合は、
色味に多少のぶれが生じている可能性がある
ということをあらかじめご了承くださいませ。





「ぶいよんぴょん」「こうらい格子」
「くるくるうずまき」の左右の端には、
白い糸がみえますが、
こちらはプリントする前のガーゼ面が
「白」でなければならないため、
端の部分にその影響があります。


←拡大図→
  「和柄」タオルの構造上できるものです。






「和柄」のタオルとそれ以外のタオルでは、
洗浄される工程が若干違います。
そのため、袋詰めされる段階では
「和柄」のほうが、すこしふっくらしています。
もちろん、そのあとの運搬の流れの中で
下の方にあったタオルは
「和柄」のタオルでも
すこし押しつぶされているような状態に
なってしまう可能性もあるのですが、
いづれの場合も、
デザインによってや商品によっては、
届いたときに見た目や手触りが
すこしぺしゃんこに感じられる場合があります。



洗濯をすると、同じような使用感に
なっていきますので、どうぞご安心くださいね。

   



以上、16項目の“弱点”について、解説をさせていただきました。
こちらをご理解いただいて、内容にご納得いただけたら、
ぜひ、お申し込みいただけると、うれしいです!