惠谷さんが持ってきてくださった、
「テンセル™繊維(※)」という素材。
木材パルプからつくられる、
自然由来の精製セルロース繊維です。
とろみがあって、伸びがよくて、気持ちがいい。
おなかを締め付けず、
さらに、ほどよく体温を保持する効果があり
着るとじんわりあったかいので、
とくに生理の日には大活躍の予感がします。
それに、色味もきれいなので、
着ていてうれしいんですよね。
この素材を、ブラとショーツだけ
にするのはもったいない。
この素材に出会えてうれしくなった
「つきのみせ」チームは、
惠谷さんにさらなるお願いをしました。
「ふだんや、夜寝るときにも身につけられるもの。
あとは、じぶんの身体を整える時間に着られる、
リラックスウェアやヨガウェアのようなものは
つくれないでしょうか?」
惠谷さんは、にっこり。
「身体をじんわりあたためてくれて、
お部屋でも旅先でも着られるウェア
をつくりましょう!」
すっぽり包まれる、
心地の良いウェア。
そうしてできたのが、スムースウェア。
「トップスは裾がななめラインで、
おしりまで隠れる長い丈。
ヨガやストレッチなど、大胆に身体を動かすときは
おなか周りが出にくい丈です。
運動やボリュームのあるボトムと合わせるときは、
裾を結んでブラウジングすることもできますよ。
ボトムスは、ハラマキのような
太めのウエストパーツがおなかまですっぽりカバー。
素材の伸縮機能と立体設計で、しゃがんでも、
股上が落ちにくくなっています。」
着てみると、
ピタッと身体にはりつくというよりは、
すっぽり包み込まれるような感覚。
上下別々でも着られるので、
ボトムをレギンス代わりにスカートとあわせても、
トップスをブラウジングしてみても。
「上下あるのに、たたんだら
付属の袋一枚に入ってしまうのがうれしいところ。
袋も、ウェアと同じ生地なので入れやすくて、
小さめのタオルや小物なんかも
一緒に入れられる余裕があります」
お部屋でリラックスするときに、
ストレッチ、ヨガ、旅行の機内など
いろいろなシチュエーションで活躍する
ウェアになりました。
エレガントなのに、快適。
もともとパリのオペラ座衣裳室で
はたらいていた惠谷さん。
ヨーロッパの人々のエレガントな
生活スタイルを間近でみてこられたそうです。
「ヨーロッパの夏のパジャマは、スリップ。
映画でもときどきみかけますが、
ほんとうにあんな感じなんです。
一度、ヨーロッパのブランドでパジャマをつくったときに、
シャツタイプのパジャマをつくったら
『男の人みたいでエレガントじゃない』って
言われてしまいました。
これなら一枚で着ても
バックスタイルに切り替えが入っているので、
Aラインのシルエットがきれいに出ますし、
取り外し可能なバストカップつきなので快適です」
キャミソールとキャミワンピース、
どちらも脇に汗とりパッドつき。
ショーツの防水布と同じ、
制菌効果、耐水性、通気性ともに
公的機関の厳しい検査をクリアしたものです。
夏のTシャツや薄い素材のワンピースはもちろん、
ニットなどオールシーズンに便利なアイテムです。
「汗とりパッドがついているものを一度着ると、
快適でやめられなくなると思います。
それに、キャミワンピースで、
汗とりがついているのはめずらしいんです。
かわいいものに便利な機能がついているのが、
すごく便利だと思います」
惠谷さんの
心地よく過ごす方法。
ところで、惠谷さんは、
生理の日を気分よく過ごすために
どんなことをされていますか?
「とにかく身体が欲するものを食べます。
ふだんはお酒が好きで甘いものをあまり食べないのに、
そのときはチョコレートを食べちゃいます。
逆にお酒はあまり飲みません。
あとは、下着に気をつけています。
むくみやすくなるので
そけい部を締めつけにくいショーツをはくようにしたり、
ブラはノンワイヤーを着たり。
肌質がちょっと敏感になるので、
天然繊維のものを着るようにしています。
最近は100%シルクか綿かテンセル™繊維ばかりです。
香りも気分がよくなりますね。
お部屋のディフューザーやコロン、
お風呂の入浴剤も
生理のときに好きな香りに変えると、
リフレッシュになりますね。
最近は「フェムテック」という、
女性の悩みを、テクノロジーを活用して
解決するプロダクトが盛り上がっています。
好みにあわせて下着や香りなど、
特別な商品を探すのもたのしいですよね」
身体が欲することをして、
身につけるものを気をつけて、
香りでリフレッシュする。
惠谷さんらしい、
心地よさを大切にした過ごしかた。
ぜひ、参考にしてみてください!
※TENCEL™及びテンセル™はLenzing AGの商標です。
(次回は、別のアイテムをご紹介!)