HOBONICHI

Kaimin Labo × SETSUKO TODOROKI × TSUKI NO MISE 轟木節子さんの、やわらかな気持ちになれるもの。-からだがよろこぶナイトウェア-

眠る時間を大切にしている、という
スタイリストの轟木節子さん。
心地よく、深い眠りにつけるさまざまな工夫を
生活に取り入れています。
中でもパジャマが大好き。
ふんわりやわらかい“熟成綿”に魅了され、
「快眠ラボ」さんのナイトウェアを手がけるようになってから
「眠るのが楽しみになった」と話します。
特別に、つきのみせとのトリプルコラボアイテムが完成。
どのようなアイテムができたのか、
轟木さんと「快眠ラボ」開発の
株式会社カイタックファミリー浅野さん、谷口さんに
お話をうかがいました。
ほぼ日
ほぼ日社内の洋服ラックにサンプルをかけていたら、
通りかかる乗組員たちがこぞって、
「かわいい!」「気持ちいい」と言ってくれて。
轟木
(拍手)わあ、うれしいですねー!
ほぼ日
モデルの美憧さんも「気持ちいい……」と、
パジャマの着心地にうっとりしていましたよね。
轟木
ちょうど、パジャマが欲しくて、
いろいろ探していたんですって。
「これはすごく気持ちいい!」と
言ってくださって、すごくうれしかったです。
ほぼ日
以前、轟木さんに「心地よく過ごす方法」
教えていただいた際に、
チームの中で大ブームになったのが
轟木さんプロデュースの快眠ラボさんのパジャマ。
みんなで購入して、その心地よさにうっとりしました。
轟木
ありがとうございました!
このチームのみなさん、
気持ちのいい素材好きですものねー。
ほぼ日
快眠ラボさんと轟木さんの
出会いのきっかけは?
轟木
実は、ほぼ日さんでもおなじみになってきた
「ビワコットン」
と快眠ラボさんは同じ会社なんです。
私がパジャマを好きな話を覚えていてくださっていた
ビワコットンの担当者(山下さん)経由で、
お話をいただきました。
昔からパジャマが大好きで、海外に行くと
ナイトシャツ型やネグリジェのすてきなものがないか、
デパートのパジャマ売り場によく行っていました。
なので「パジャマが作れるなんて夢のようだ!」と
思いました。
谷口
轟木さんと企画を立ち上げてから、
2年くらいのお付き合いになりますね。
毎シーズンつくっていて今回で第4弾になります。
ほぼ日
反響はいかがですか?
谷口
「かわいい!」という声がたくさん届いています。
あと、1着買ったら気に入って、
色違いを買い足してくれる人が多いんですよね。
轟木
最初、デザインはアンナ・カリーナが
映画で着ていたような
コットンのレースのネグリジェや、
上質な高密度のシャツ生地のパジャマがほしかった。
ソースは映画ですね。

あとは、肌触りのいい、
内側はシルク、表はオーガニックコットンで
作りたかったんです。
だけど、初めて快眠ラボさんの
「ストレッチ雲ごこちガーゼ」のパジャマで寝てみたら、
本当にぐっすり眠れて。
ふわっとした弾力がいいんですよね。
抜群に肌ざわりがよくて。
2シーズン目からは、
最初のアイデアをすっかり忘れていました(笑)。
浅野
「ストレッチ雲ごこちガーゼでつくる」以外、
轟木さんの中で選択肢がなかったですよね。
轟木
そうなっちゃってましたね!
けどちゃんと、最初のリクエストの
内側シルク、表コットンのナイトウェアも
作ってくださったんですよ。
「ストレッチ雲心地ガーゼ」は
ふわーっと優しくて、守られている感じもいいんです。
肌が呼吸するような心地よさを素材に求めるんですけど、
まさに理想の気持ちよさだったんです。
着れば着るほど、この素材のファンになっていきます。
「眠るの、楽しみ!」みたいになってますね。
谷口
気に入ってくださって、うれしいです。
ほぼ日
轟木さんの心を射抜いた
「ストレッチ雲ごこちガーゼ」という素材について、
くわしく伺ってもいいですか?
浅野
「雲ごこちガーゼ」というのは
快眠ラボじまんの素材で、
通常の糸よりもしっとりやわらかく仕上げた
「熟成綿」という糸を使っています。
名前の通り、糸を熟成させているんですね。

なぜ熟成させる必要があるかというと、
多くの原綿は輸入品で、
輸送される際に圧縮や梱包のストレスから
水分が落ちてしまうんです。
その、カサカサな状態のまま糸にしてしまうと
原綿本来のやわらかい風合いを楽しめない。
私たちは肌にやさしいものを作りたかったので、
約50日間、湿度管理された部屋で
原綿を寝かせることで、
元の水分を取り戻し、しっとりやわらかい状態に。
そうすると通常よりもふんわりとしていて、
まるで「雲に包まれたような」
気持ちのいいガーゼに仕上がるんです。
谷口
一本一本糸選びから大事に、
我が社しかできない製法で
国内の工場さんと一緒につくっています。
ガーゼを3重に重ねることで、
吸汗性、通気性、
適度な保温・保湿性をキープしてくれる、
とても贅沢な素材だと思います。
天然素材100%ですし。
轟木
私の大好きな言葉(笑)。
ガーゼと聞くと、
救急箱に入っているような
素材感をイメージするじゃないですか。
さらっとした。
だけど、最近は「二重ガーゼ」など、
気持ちいいものも増えてきましたよね。
ベビー服にも使われたり。
この手間暇かけられた生地はすごく滑らか。
その秘密が「熟成綿」なんだと思います。
糸にあまり撚りをかけていないし。
浅野
熟成させる紡績工程も難しくて、
世界に一つしか工場がないんです。
ほぼ日
そうなんですね!
浅野
生地に仕上げるまで、
いろいろ工夫をして特許も承認していますし、
他にはないことだらけです。
一回、うちのパジャマを着てしまったら、
そうそう簡単には元に戻れないんじゃないかと。
轟木
はじめに同じことを言われたんですけど、
まんまとそうなりました(笑)。
「熟成綿」の魅力をもっと広めたいと思って、
特設ページを作らせてもらうくらい。
ほぼ日
タオルもそうですけど、
ふっくらやわらかいものを使うと
しあわせな気持ちになりますよね。
浅野
タオルといえば今治だと思うんですけど、
あそこも原綿を大事にされていて、
今治タオル、と言われるものには
熟成綿が使われていることがほとんどなんですよ。
ほぼ日
なるほど、あの気持ちよさですね。
「ストレッチ」というのは?
谷口
名前の通り、ふつうのガーゼにはない
ストレッチ性を生地に加えました。
私たちは寝返りをたくさん打つので、
つっぱりが軽減されるだけで
快眠につながるんですよね。
ほぼ日
寝ていると気がつかないだけで、
実はよく動いていますもんね。
谷口
足をあげたり、体を丸めたり。
意外と動いているので、着てみると
眠りの深さの違いを感じていただけると思います。
轟木
それが化学繊維による伸縮ではなくて、
生地の織りで自然な伸縮性を生んでいる、
というのも私の好きなポイントです。
浅野
特殊な加工をしているんです。
大きめに織った綿生地を一度縮めることで、
従来より10%ほどストレッチ性が出るんですね。
この加工技術も特許をとっています。
ほぼ日
轟木さんはパジャマが好きということで、
快眠ラボさんとご一緒するにあたって
どのような思いを込められたんですか?
轟木
眠る時間を大切にしたいと常々思っていて。
無防備な眠りのときこそ、
肌を呼吸させのびやかに。
心身を癒やし、力をたくわえよう。

自分自身、気持ちいい素材に出会えてよく眠れたので、
これがいろんな人の手に渡ればたくさんの人の
心地よい眠りの時間をつくれるかもしれない。
シェアしたいという思いですかね。
素材と快眠研究はとことんされているから、
見た目や形も素敵なものをつくろうと。
ほぼ日
今回、轟木さんと一緒に
サンプルチェックを何回もしましたが、
必ず寝たときのことを想像するために
マットの上に寝転がって、
いろんな体勢を実践されていて。
轟木さんの仕事ぶりの丁寧さは知っていましたが、
あらためてよく考えてくださっていると思いました。
轟木
リラックスできるように、
着心地はとても大事に考えています。

あと、快眠ラボさんで
スタンダードなものはつくられているので、
私は着替えた瞬間からうれしくなるデザインを
担当しようという気持ちがあります。
休日なんかに、お昼くらいまで着ていても問題のない、
快眠ばっちり用と、家で過ごす時間がうれしくなるものが
いいなと思っています。
(つづきます。)
Kaimin Labo × SETSUKO TODOROKI × TSUKI NO MISE 轟木節子さんの、やわらかな気持ちになれるもの。-からだがよろこぶナイトウェア-
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