HITOYOSHIでつくった、
レディスサイズのみのとくべつなシャツです。
こちらはちょっと仕掛けが多彩。
メンズシャツの伝統的なディテールから、
「こういうポイントが入ったら、
かわいいレディスシャツができる!」
と組み合わせを考えました。
まず、台衿にはピンホールがあいていて、
左右を金属のピンで留める仕様になっています。
(ゴールドのピンがひとつ、つきます。)
キラリとひかるピンが衿につくというのは
レディスシャツではあまりない仕様ですが、
これはほんらい、男性がネクタイを締めたとき、
それをきゅっと持ち上げて
うつくしく見せるためのもの。
今回はそれを実用ではなく「おしゃれ」としてとらえよう、
と考えました。
もちろんここに、アクセサリーをつけてもかわいいですよね。
このシャツは、衿をまるごと
取り外すことができます。
そうすると衿なしの「スタンドカラー」になります。
(ピンホールは残りますので、
ピンのついたスタンドカラーになります)
この状態で着ると、凛としたうつくしさに。
さらに、胸のところに「ボザム」。
正式には「スターチド・ボザム」といい、
メンズの礼装用シャツのデザインのひとつで、
胸にU字型の布を重ねて縫いつけてあるものです。
もともと燕尾服の内側に着るシャツに
勲章をつけるためにつくられたといわれていて、
現在はドレスシャツの装飾のひとつです。
生地は、なめらかな超長綿100%。
とてもきれいに仕上がっています。
イージーケアとも呼ばれる、
LA+MC(液体アンモニア+モイストキュア)加工ずみ。
これは(LA加工は「やさしいタオル」でもおなじみですね!)
生地の風合いをいかしながら
防シワ性を高める為の加工で、
洗濯後のシワが目立たず、
アイロンが掛けやすいなどのメリットがあります。
アイロンが要らない、というわけではなく、
アイロンのかけやすい生地だと考えてくださいね。