若山夏子さんと平山良佳さん、ふたりの日本人女性が
2001年にニューヨークで立ち上げたブランド
nooy(ヌーイ)から新作のシャツがとどきました。
nooyのシャツは、一見ちいさく思えるデザイン。
でもじつは、胸回りは102センチと、たっぷりしています。
そして着てみると体型がきれいに見え、
1枚でもちゃんとサマになり、
インナーとして着たときにも、個性的でかわいい!
「ちいさく見える」のには、わけがあります。
袖やアームホール、衿などのパターンと
全体のバランスを工夫することで、
ちゃんとサイズ感があって細いわけではないのに、
「ちょっと細く見える」ようにしているんです。
細かく言うと、衿の大きさやヨーク(肩まわり)のサイズ感、
袖の幅、丈の長さなど、ほんとうに絶妙に考えられています。
今回のシャツは、衿に大胆な遊びが。
まるで齧(かじ)ったあとみたいに、
右衿に切れ込みがあるのです。
シャツがプレーンな印象なだけに、
この遊び(ぱっと見ただけでは、わからないかも?)は
気付いたときに強い印象を残します。
1枚でもサマになシャツですが、
上から被りの色の濃い丸首ニットや
Vネックのカーディガン、
ワンピースなどを着たときに、
この衿がとても目立ち、アクセントに。
この衿の遊びがあることで、
インナーとしても使いやすいですし、
ボトムも選ばないシャツになっています。
生地は綿のブロードです。
とても細いエジプト綿(超長綿)を使い、
打ち込みを密にしてあるので、
なめらかさとともにしっかりとした印象があり、
光沢もすこしある素材です。
背中にはタックを入れて動きやすく。
「ほぼ日」ではいろいろな年齢や
体型のかたが着てくださるだろうことを前提に、
丈をいつものnooyのシャツよりも
やや長めに調整しています。
といっても「長くもなく短くもない」ので、
パンツやスカートにインしても、
ふわりと出して着てもかわいいですよ。