ワンピースには短いけれど、
とても丈が長いデザイン。
バックタックでAラインのロングシャツです。
STAMP AND DIARYプロデューサーの
吉川修一さんによると、
このシャツをデザインするとき、
モダニズム建築にある、
斜めや三角形のかたちを意識したのだそう。
女性らしさの中にモダンな印象があるのは、そのため。
そしてその印象は、着たときによりつよく出ます。
横から見たとき、斜めに流れるシルエットが
ほんとうにきれいなんです。
着方としては、ボタンを全部締めてもいいですし、
ふわっと羽織る感じの着方もよさそう。
前の表情と後ろの表情、さらに横の表情が違うので、
角度によって見え方が変わります。
自分で着る楽しさと、
見られる側としての楽しさもあるシャツです。
生地は「タイプライタークロス」です。
高品質なエジプト綿であるギザコットンを、
高密度で織っています。
高級なマット感があり、ハリもあって、
光に当たった時の陰影がきれいです。
このコンテンツは「白いシャツをめぐる旅。」なのですが、
今回、このシャツだけは「墨黒」も並べました。
というのも、サンプルで見たそのシャツが
あまりにもきれいだったので、
こちらも仕入れよう、ということになったのでした。
同じ形、同じ素材ですが、色が変わるだけで
こんなに印象が変わるんですね。
あわせて、楽しんでいただけたらと思います。