WAREHOUSE & CO. × yozora ロングスリーブTシャツ

yozora 2024 autumn / winter

2024.11.7(THU)ON SALE

ヴィンテージ古着の復刻を得意とする
「WAREHOUSE(ウエアハウス)」と手を組み、
yozoraのオリジナルデザインをのせた
フレッシュなロングスリーブTシャツができました。

「ウエアハウス」は歴史的ブランドの背景や
職人の技を受け継ぎ、細やかなディテールと
堅牢な作りを実現している日本ブランド。
1着のアメリカンヴィンテージを、
それが作られた時代背景を考察し、
糸1本から編み方、縫製、プリントの入れ方にいたるまで
「マニアック」といっていいほど徹底的に研究しています。

今回コラボした定番のロングスリーブTシャツも、
かつてアンダーウェアとして作られた背景をもとに、
当時と同じように番手の太い糸をゆっくりと編み立て、
肌触りのいいふわふわの生地を再現。
さらに、形は半袖Tシャツの袖を
そのままのばしたようなデザインにすることで
肩が落ちてほどよくリラックス感のあるシルエットに。

着て、洗って、また着て…と繰り返していくうちに、
自分の体にしっくりなじんできます。

20年愛用しているスタッフもいるくらい、
縫製も丁寧で丈夫なんですよ。
キャンプからふだん着まで、どんどん着倒して、
自分だけの1着に育ててくださいね。

“kohaku”

オートミールのやさしい風合いの生地に、
はじまりのテント「kohaku」がプリントされた、
今季を代表するロングスリーブTシャツです。
添えられた文字は「Window to See the Sky」。
そう、kohakuのトレードマークともいえる
「空を見る窓」を表しています。

プリント部分の加工は「フロッキー」。
よく見ると、ふわふわと毛羽立った
丈の短い繊維が模様をつくっています。

WAREHOUSEのフロッキー加工は一枚一枚が手作業。
プリントしたい部分に薄く糊を塗り、
短毛の繊維をそこに吸着させることで
線や面をつくっていきます。
新品のときはふわふわとした立体感が特長ですが、
ヴィンテージの古着Tシャツ同様、
年月を経ることで繊維が少しずつ剥がれていくことで
プリント面にムラが出たり、糊がみえてきたりと、
独特の風合いを醸し出していきます。

また、このフロッキー加工は、
ひとつひとつの工程に手作業が多いため、
繊維の吸着具合や仕上がりが、
1枚1枚異なるのも特長のひとつ。
プリントの輪郭や繊維の密度などが微妙に異なる
「あなただけの1枚」をおたのしみください。

“GYOZORAN”

はじめはやや朱に近いサーモンピンクですが、
着込んでいくと、色が明るく抜けていき、
オレンジ系統へと少しずつ変化していく生地です。

プリントされているのは、西村ツチカさんが描いた
yozoraのメインビジュアルに登場している
本を読むラッコ、「GYOZORAN(ギョゾラン)」。
yozora製品の型番から
偶然生まれた公式キャラクターです。
(どうぞよろしくお願いします)
(詳しく知りたい方はこちらをどうぞ

こちらのデザインは、
2色の「染み込み」プリントによって
模様が構成されています。
染み込みプリントは、文字通り、
インクを生地の繊維に染み込ませることで
文字や柄を表現していく手法。
生地とプリントが弾き合うことなく馴染み、
柔らかさと風合いを保った
一体感のある仕上がりになるのが特長です。

WAREHOUSEさんの定番の生地である、
ぼこぼことふくらみのある「シャドウボーダー」に、
かわいいイラストの染み込みプリント。
洗うたび、身体に合った形になりながら、
生地の色は明るく、プリントは落ち着いていく。
ぜひ、長く、何度も着てください。

“WHY CAMP?”

古着のカレッジTシャツなどでも
よく観られるグリーンの生地に、
yozoraのメッセージのひとつ、
「Why Camp?」をプリントした
ロングスリーブTシャツです。

背中にイエローでプリントした
「Why Camp?」の文字は、
「ラバー」プリントという手法を用いました。

ラバープリントはすこし厚みのあるインクを
生地に貼り付けるような印刷方法で、
発色のよさと際立った輪郭が特長です。

生地のうえに硬めのプリントが
乗っている状態なので、長く着ていくと、
伸縮する生地と固定されたプリントの
性質の違いによって、ラバープリントに
細かいクラック(ひび)が生じていき、
独特の味わいが出てきます。

また、フロント側の「yozora」部分や、
バックの細かい文字は、
染み込みプリントを用いているので、
こちらは年月とともに生地に
どんどん馴染んで沈んでいきます。
ふたつのプリントの経年変化の違いを
ひとつのTシャツで味わえる
ユニークなプロダクトです。

ちなみに、プリントの文字は、
フォントではなくすべて「手書き」。
生地も、プリントも、よくあるようで、
なかなかない手の込んだ一枚です。

その魅力について、
WAREHOUSE 藤木将己さんと、
以前からロンTを愛用している
yozoraチーム 永田が話しました。

プリントとエイジングの
魅力についてききました。

製作者より
WAREHOUSE
藤木将己

この生地ができて、もう20年ほどになります。
サイズに関しては時代に合わせて
少しずつ変えているところはありますが、
生地は自信をもって長く作り続けているもの。
ムラ糸を使っているのに
すごくしっとりしている感じは、
ほかでは味わえないものだと思います。
ふっくらと着心地よく、着れば着るほどに
体になじんでいくので、きっと長く着用いただけるはず。
丸胴編みとよばれるホールガーメントにしているのも、
着ているときに縫い目のごろつきが気にならないような配慮から。
ロングスリーブTシャツの生地としてはやや厚手ですが、
タイトでなくつまっているわけでもないので
暑すぎることもありません。
ある程度ジャストで着ていただくと、
プリントのエイジングもきれいに出てくると思います。
オートミールの植毛部分を広くとったフロッキーや、
サーモン&グリーンの顔料による染み込みプリントが、
みなさんがキャンプや日常で着てどう変わっていくのか、
とてもたのしみです!

yozoraチームより

動画のなかでも
恥ずかしながら熱く語っていますが、
WAREHOUSEさんのTシャツは
ワードローブのなかに残り続けるんです。
いえ、コレクター的に
わざと残してるんじゃなくて、
自然と残り続けてしまう。
へたるどころか風合いが出てよくなるし、
変に黄ばまないし、くたびれないし、
首のびないし、身体に合うし。
むらのある太い糸で、
古い編み機をつかって丁寧に編まれている
丸胴(脇に縫い目のないタイプ)のTシャツ。
たくさんTシャツを持っている、という方も、
WAREHOUSEさんのこの生地は、
きっとはじめての体験になると思います。
そしてこの稀有な生地が
1950年代のアメリカにはすでにあって、
WAREHOUSEさんが復刻はしているものの、
基本的には失われているプロダクトだというのが、
ぼくには、なんというか、おもしろく感じられます。
ただ気に入って着ているだけなんですが、
意味がのることだと思えるのです。
たぶん、みなさんも、着るとわかる思います。
おおげさにいえば、こういう服は、
この世界からなくならないほうがいいのだと。
(yozoraチーム・永田)

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