だいたいの人は、ほんとは そういうことをくりかえしていますから。
要するに、解決できない問題に とりかかっちゃうんですよね?
本というモノの悪い面は、そこですよね。 本の中だけで、 いくらでも盛りあがっちゃうというか‥‥。
最初につまづきはあるんだけど、 それにもかかわらず、 もう、勇んで、勇んで‥‥! 勇み足、勇み足の連続で。
人とふつうにしゃべっているかぎりは そういう特殊な見方は出ないんですけど。
本は‥‥あぶない!
本は、読まないほうがイイですよ。 その「異様に盛りあがる本」でさえ、 ほんとにのめりこんで 盛りあがる人も、いたんですからね。
アメリカで「陰謀論」というものが いったん、ひととおり流通したら 「ぜんぜん、ちがうらしい」と もう、きいてもらえないらしくて それで日本に来たみたいなんです。
その人が 日本に来た時期に、 たまたま、石原真理子の記者会見が あったらしくて アメリカ人の陰謀論のオヤジが 「彼女を支持する」と なぜか、ジョイントしちゃったみたいで。
変わったことをいう人どうしが 自然に、くっついた、といいますか。
アメリカ人に 石原真理子の話題で水をむけた、 というところがアイデアマンですよね。
「‥‥ところで コレはどう思いますか?」 って、誰か、きいたヤツがいたんだろうねぇ。 ぜんぜん、関係ないのに。
その記者は もう、どうでもいいんだろうなぁ。 どっちの話題のことも、 もう、どうでもいい、という‥‥。
(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN