『明日の神話』

中沢新一さん 中沢新一「明日の神話」解説



当時、日本の人びとから見ると、
作品やテレビでふれる岡本太郎さんの行動は奇矯でした。
しかし、岡本太郎さんは、
はるか昔の人類が持っていた全体的な思考と
同じところで忠実に生きようとしていたのです。
今日の動画は5分11秒です。



今日のポイント
(1) 矛盾していてもいいから
ものごとを全体でつかみ取る思考が必要だと
岡本太郎は考えていました。
(2) 縄文芸術や未開芸術と呼ばれるもののなかに、
矛盾をまるごと抱えた、いきいきした生命力の表現を
岡本太郎は見つけました。
(3) 岡本太郎は矛盾を同時に生きることを
恐れていませんでした。それゆえに彼の行動は
いつも人びとに驚かれ、そして、理解されませんでした。

2006-08-24-THU

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