―Tea For Us― 茶坊主のひとりごと。 |
ほぼ日をご覧のみなさん、はじめまして。 TBSラジオ「ザ・チャノミバ」で 茶坊主をやらせてもらっている、ごうどじょうです。 本名は、ごうひできです。 どれをとってもふざけた名前ですみません。 日頃は、テレビ・ラジオ等の 台本やナレーションを書く仕事をしています。 なんですが‥‥‥ この「ザ・チャノミバ」では、 “台本”というものが存在しないため、 頭を悩ませています。 まさか、ゲストの方と糸井さんに、 「どうぞ、自由にしゃべってください。」 というのもあまりに失礼な気がするので、 何かしら台本めいたものを 用意しようと思うんですけど‥‥‥ 本当に、これと言って書くことがないんです。 仕方ないので、台本の表紙に “縁側”っぽい写真を貼ったり‥‥‥ 味気ないスタジオの机の上に テーブルクロスを敷いたり‥‥‥ イメージ重視で準備を進めてみました。 本日の茶坊主お勧めの茶菓子は桜餅です。 あっと、大事なことをお伝えすることを 忘れてました。 記念すべき第一回目のゲストは 「明日に向かって捨てろ!! 〜ボーズの脱アーカイブ宣言〜」 で、とにかく物を捨て続けていることでおなじみ スチャダラパーのボーズさんです。 先にお伝えしておきますが 第二回目のゲストもボーズさんです。 スチャダラパー ボーズ 1969年岡山県生まれ 1月15日生まれの山羊座、血液型はA型 ラップグループ、スチャダラパーのMC。 スチャダラパーとはスチャダラなラッパーという意味。 あまりにも台本がすぐに出来たので 収録にそなえてボーズさんの資料を用意したり 茶坊主としてボーズさんにお出しする お茶をリサーチしながら迎えた収録の時。 「茶坊主の役割は、 糸井さんの脇に座ってお茶を淹れたり、 『そろそろCMに‥‥‥』などの 段取りをすることだからなっ!」 と、ディレクターに言われたこともあって かなり責任を感じて収録に望んだのですが この「そろそろCMに‥‥」 というタイミングが難しい‥‥‥。 切れ間なくお話を続ける BOSEさんと糸井さんをさえぎって、 割り込むなんて、 到底、無理な話だと、当日になって思い知りました。 大体、子供の頃から縄跳びが苦手で、 すんなりと大縄に入れたことがなく、 目の前を通る縄を見つめては足踏みをしていたほど、 間合いを見計らうのが苦手な者にとっては、 無理なことだったんです。 そこで、 「そろそろCMにいったほうがいいですか?」と ディレクターがいる副調室のほうを 伺ってみたのですが、 これもアテにならず、 ガラス向こうのみんなは笑っているだけ‥‥‥ 「ヤギがスケベだ‥‥‥」という話が 延々続いている時も、 「これ放送大丈夫ですかね?」という視線を送っても、 またまたゲラゲラ笑ってるだけ。 「この番組はどうなってるんだっ。 ぼくはこんなに番組を進行させようと 一生懸命なのに!」 と焦っている時、 ふと気づきました‥‥‥ 「あ、もしかしてこの番組、 テキトーでいいのかも‥‥‥」と。 そういうわけで幾分気が楽になって、 あとはお2人の話を楽しめました。 「タメになる話とかなくてもいいよね?」 と始まる前に言ってたんですけど、 ほんとにクダラナイ話を堪能しました。 番組開始前からdarlingの 「お昼に食べたイカメシ」というタイトル のクダラナイ話が始まる。 ラジオ史上ないほどのクダラナサですから みなさんもオンエアを聞いて クダラナサを堪能してください。 余裕を取り戻した「ごう どじょう」。 これからは、この番組を通じて間をとることと、 初対面の人と話せるようになること、 この2つの苦手なものを克服できるように 頑張っていこうと思います。 以上、まさかこの収録のあと、 落ち着いて原稿を書く場所が見つからず ようやくみつけた場所が個室ビデオ観賞室。 そんな所で記念すべき第一回目原稿を 書くことになるとは思ってもみなかった、 茶坊主・ごうどじょうでした。
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2004-04-04-SUN
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