―Tea For Us― 茶坊主のひとりごと。 |
ほぼにちは。 茶坊主・ごうどじょうです。 今週、来週のゲストは、ほぼ日ではすっかりおなじみ、 詩人の谷川俊太郎さん。 みなさんは、詩人の方に会われたことってありますか? 僕は、高校生の頃、 ロックシンガーを目指していた友人から、 「ごう、この詩、どげん?よかやろ?」と、 カタカナ英語と慣れない標準語が ふんだんに散りばめられた自作の歌詞を 無理やり見せられたことはあったのですが、
本物の詩人の方にお会いしたのは、 生まれて初めての経験でした。 糸井さんからは、 「色気がある人だよ。」と聞いてはいたんですが、 本当なんですよ、どこか艶があって、 フワリとした魅力のある方なんです。 それでまた似合うんですよ、 Tシャツが。明らかに、僕よりも。 そんな谷川さんが、 「茶飲み話で、何話してもいいんだったら、 話の種を用意してきてもいいんでしょ?」 と、持って来てくれた、 蛇頂石という不思議な石の話で、 収録は大盛り上がり。 なんでも、谷川さんの家に たったひとつだけ残っていたもので、 毒虫に刺された時に、 石の裏に唾をつけて指された部位に貼っておくと、 自然と毒気が吸い出されるという 不思議な力を持つのだそうです。 しかも、毒を吸い出すと、 自然にポトリと落ちるのだとか。
ということで、蛇頂石の注意書きを頼りに、 糸井さん自ら京都の鳩居堂さんに 電話をかけてみたんですが・・・。
短かっ! い、糸井さん、いくらなんでも諦めるの早いですよ! といった目で糸井さんを見ると!?
とのこと。 それならば・・・と、 僕がリサーチの電話してみたんですが、 さんざん粘っても、結果は同じ。 やっぱり、どういうものか今では分からないそうです。 (鳩居堂さん、突然、 不審な電話をおかけしまして、すみませんでした。) スタッフ全員で、 インターネットを使い「蛇頂石」について調べても、 真相は不明。 どなたか、「蛇頂石」をご存知の方、 どうやって造るのか、 今も売ってあるところがあるのか、 詳しい情報がありましたら教えてください。 以上、茶坊主・ごうどじょうでした。 あ、来週の放送は、きっと泣けると思いますよ。 古い言い方ですが、ハンカチを用意してお聞きください。 谷川俊太郎:詩人 1931年12月15日生まれ東京都出身 1952年、「文学界」に詩を発表して注目を集め、 処女詩集「二十億光年の孤独」を刊行、 詩集「マザーグースのうた」や スヌーピーでおなじみの「ピーナッツ」などの翻訳、 脚本、写真、ビデオなどさまざまな分野で活躍している。 現代を代表する詩人のひとり。
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2004-06-20-SUN
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