―Tea For Us―
茶坊主のひとりごと。

三十杯目◎
51%側の人間と49%側の人間。
あなたはどっち?
ゲスト:山田五郎さん

6畳一間に5人でザコ寝。
久しぶりの青春気分を満喫しました、
茶坊主・ごうどじょうです。
「お前、誰のことが好きなんだよ~」
「今から車で海まで行こうぜ!」
と言い出さんばかりに、
ハートは青い香りをぷんぷん出しているのに、
如何せん体がついていけません。
ノドと首筋と左半身が、めちゃめちゃ痛いです。
もうお酒はしばらくいいです。

今回の茶飲み友達は、
同時代に青春を過ごした
万博世代の方々との対談をまとめた本

『20世紀少年白書―山田五郎同世代対談集』
(世界文化社 税込み1470円)を出された、
山田五郎さんです。



山田 糸井さんが楽しようという番組なんですね?

と的を射た一言から始まった、
今回のザ・チャノミバ。
まずは、『20世紀少年白書』で
対談されたみなさんについてのお話へ。

山田 みんなね『先生』と呼ばれるのが
苦手な人達なんですよ。
『先生』って呼ばれるのって、
どうしても恥ずかしくないですか?
糸井 分かるなぁ~。
僕もず~っと悩んでるんですけど、
一番良い方法は「逃げる」。
すぐホテルに帰って、
一人でいれば迷惑かけないから。

そんなお2人が、最も苦手だというのが『パーティー』。
話は、『パーティー』での立ち居振る舞いについて。

糸井 「糸井ちゃん、あれから飲んでる?」
とか言われるんだけど、
あれからもどれからも、そもそも僕は飲まないんですよ。
山田 どれからだよって感じですよね。
でもパーティって、何でやるんですかね?
糸井

世の中の人は、51%対49%で
構成されてると思うんですよ。
僕と山田さんは、49の側で、
51の側の人がパーティとかやりたがるんですよね。

 


この「51対49」の話、かなり膨らみます。
「紅白歌合戦の仕事をできそうな
 テレビディレクターは51、できないのが49」
「パーティーで上手く振舞えるのが51、
 振舞えないのが49」
「“萌え系”の意味が分からないのが51、
 感覚的に分かるのが49」

などなど。
みなさんも、自分や周りの人が「51」か「49」か
考えてみてください。
けっこう、楽しめますよ。

来週は、「愛」についてなど、興奮トークの連続。
そして、男性陣が異常に熱くなってしまった、
ザ・チャノミバ史上最高のクダラナイ話が飛び出します。
キーワードは「半分」。お楽しみに!
以上、茶坊主・ごうどじょうでした。


山田五郎:雑誌編集者・評論家
1958年 東京都生まれ
上智大学文学部在学中に
オーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し
西洋美術史を学ぶ。
卒業後、(株)講談社に入社『Hot-Dog PRESS』編集長、
総合編纂局担当部長等を経てフリーに。
現在は時計、ファッション、西洋美術、
化石鉱物など幅広い分野で
講演、執筆活動を続けている。

2004-11-30-TUE


戻る