―Tea For Us―
茶坊主のひとりごと。

三十四杯目◎
サービスのプロを育てたい。
ゲスト:零士さん

エレキコミックのお笑いライブを手伝わせてもらって、
その帰り、
ライブを見に来ていた知り合いの方に
新宿2丁目のオカマバーに連れてってもらいました、
茶坊主・ごうどじょうです。

そのお店は、36年間営業してきたそうなんですが、
なんと12月20日には閉店するとのこと。
76歳という、僕が今までお会いした中で
最高齢のオカマさんであるお店のママさん(?)に、
「なんで、お店やめるんですか?」と聞いたところ、
「もうね。お客さんに力を与えることが
 できなくなってきたの。」
と心に染み入るお言葉。
プロですよ、プロ。
「『野郎ぜ』発売中!」
「『がっチビナイト』開催中!」
という2丁目の看板が、涙でにじみました。

さて、今回の茶飲み友達は、元ホストの零士さん。
零士さんは現在、人材育成のための会社
「ドアマウンド」を設立。
老人ホームなどで、サービスのコンサルティングみたいな
ことも行われているそうです。

零士 あの人がいるから、あのお店に行きたい。
そう呼ばれる、サービスのプロを
育てたいんですよ。



実は、この話、先週の
「男はいかにすればモテるか」からもつながっていて。

零士 キャラの良いお店の人がいたら、
そこで口説けるんですよ。
糸井さんも知ってる、渋谷のお好み焼き屋さんの
マスター、キャラいいですよね?
糸井 あー、あそこは口説けますね。
零士 道も分かりづらいとこにあるから、
女性がもう一度行きたいって思っても、
自分と一緒じゃないと行けないから、
他の男は連れて行けない。
糸井 たしかに、僕も自分では行けるけど、
ひとには説明できないですね。地図に書けない。



ものすごく、そのお好み焼き屋さんの場所を
聞きたかったんですが、
ヒントは「広島風」とだけしか
教えてもらえませんでした。

「仕事のプロになるのも、
 女性にモテるのも道は険しいな」
と改めて思った、
茶坊主・ごうどじょうでした。

いよいよ、次週は
「もう一度聞きたい、あの人のあの話」スペシャルを開催。
まだまだ、みなさんのリクエストをお待ちしています。
誰のどの話が聞きたいか、メールをお寄せください。
他にも、収録時間を大幅に超えたため、
止む無く放送できなかった秘蔵トークも
お届けするので、お楽しみに!


零士(レイジ):
1967年静岡県生まれ。
高級ホストクラブ「ニュー愛」の
ナンバーワンとして12年間君臨した後、
1998年、高級ホストクラブ「club Dios」を
新宿歌舞伎町にオープン。
2001年、女性に対し健全かつ
明瞭なサービスの提供を実現するため、
六本木に「PLAYER’S CLUB Dios」をオープン。
http://www.clubdios.com/
両店を経営する一方、テレビ、ラジオ、講演、出版など
多方面で活躍中。
名実ともに日本のNo.1として業界をリードしつつ、
今も伝説を生み続ける不世出のホストである。

2004-12-21-TUE


戻る