hobo nikkan itoi shinbun

WHO?と‥‥床屋かなぶん? さん?

こんにちは、ゆーないとです。
『床屋かなぶん堂』の店主は床屋かなぶんさん。
ふしぎなお名前ですよね。
これはもちろんペンネームです。
『にほんごであそぼ』『おかあさんといっしょ』
裏方として参加されている方です。

▲TOBICHI2で行われた
 ひびのこづえさんの展示を観にいらしたときの、
 かなぶんさんと、糸井重里。

かなぶんさんは、
わたしたち『ほぼ日』乗組員の大大大先輩です。
ご存知かとも思いますが、
『ほぼ日刊イトイ新聞』は
「株式会社東京糸井重里事務所(現・株式会社ほぼ日)」が
運営するウェブサイトです。
『ほぼ日刊イトイ新聞』をはじめる前は、
コピーライター・糸井重里の個人事務所でした。
そこには、若い頃のみうらじゅんさんや、
林真理子さんなどが、
色んな方が出入りしていたと聞きます。

その中に、
セーラー服で出入りしていた女子高生がいました。
それが、かなぶんさん。
「うちでちょっと手伝って」と言われて、
2週間くらいのつもりが2年ほど事務所に通い、
犬のお世話や、お茶出し、
絵を描いたりしていたそうです。
「直属の上司は犬だったんだよ」と、
かなぶんさんは言います。
たのしくて、きびしい毎日を送っていたんだそうですよ。
ちなみに、わたくしゆーないとも
以前からかなぶんさんのことを知っているのですが、
もしかして、影響を受けているような気がしています。
周囲からも、「画風が似ている」と言われました。

▲一体何のために作ったのか、
 「東京糸井重里事務所友の会」の缶バッジと、
 「糸井重里の夜刊タイムス」の缶バッジ。
 どちらも、かなぶんさんの絵です。 

2年ほど通っていたある日、
「お前さ、もう来なくていいよ」と社長から言われ、
約30年経ち、今日にいたります。
その頃のことを振り返る糸井は
「かなえちゃん(かなぶんさんの本名)は、
 フリーになって、
 自分でやっていけるって思ったからさ」
とのこと。
そういえば‥‥みうらじゅん先輩にも、
そんなようなことを言った
というのを聞いたことがあります。

糸井事務所を離れたかなぶんさんは、
糸井のつけた「床屋かなぶん」という名前で
活動し続けました。もちろん、今も。
フリーで広告の絵を描いたりしながら、
結婚してこどもを3人産み、育て、
『お母さんっていうシゴト』という、
育児イラストエッセイ(?)本を出版したり。

▲『床屋かなぶん的生活 お母さんっていうシゴト』

現在は
NHKの『にほんごであそぼ』や
『おかあさんといっしょ』に裏方として
参加されています。
番組のエンディングクレジットでは
「床屋かなぶん」という名前が流れています。
番組内の歌の作詞をしたり、アニメを作ったり、
『ともだち8にん』の脚本なんかもされているとのこと!
あとは、会議で、場をなごませたり、
重要な役もしているらしいです(本人談)。

WHAT?『床屋かなぶん堂』はこんなお店です。

そんな糸井事務所の大先輩・床屋かなぶんさんが、
TOBICHIでひらくかわいいお店、
それが「床屋かなぶん堂」です。
「床屋かなぶん堂」では、
かなぶん先輩がライフワークとして作っている、
「つなぐり」というシリーズを中心に販売します。
‥‥「つなぐり」って、なんでしょうね?

▲たとえばこれが、「つなぐり」シリーズのひとつです。
 「手作りフェルトマスコット」と
 そのマスコットが登場するプチストーリーが描かれた
 「手作り豆本」のセット。このセットがたっくさんあるんです!

かなぶん先輩はこれを持って色々な所へ出向き、
出店しているんだそうです。
8~14ページの豆本は、なんとも言えないストーリー。

豆本の内容は、基本的には、いつもハッピーです。
いくつも読んでみたのですが、
いったい何種類あるのか、わかりません。
1冊手にとると、
「こっちはどうなってるんだろう?」「こっちは??」と、
どんどん読みたくなることまちがいなしです。
イラストも、文章も、とってもユニークで個性的。

もうひとつ、カーペットマスコットという、
カーペットの布を使ったものも、作っているそうです。

▲ふしぎな魅力で300円。

かわいくて、見ている人を笑顔にして、
さらにはニヤニヤさせます。

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