こんにちは、ゆーないとです。
『床屋かなぶん堂』の店主は床屋かなぶんさん。
ふしぎなお名前ですよね。
これはもちろんペンネームです。
『にほんごであそぼ』や『おかあさんといっしょ』に
裏方として参加されている方です。
ひびのこづえさんの展示を観にいらしたときの、
かなぶんさんと、糸井重里。
かなぶんさんは、
わたしたち『ほぼ日』乗組員の大大大先輩です。
ご存知かとも思いますが、
『ほぼ日刊イトイ新聞』は
「株式会社東京糸井重里事務所(現・株式会社ほぼ日)」が
運営するウェブサイトです。
『ほぼ日刊イトイ新聞』をはじめる前は、
コピーライター・糸井重里の個人事務所でした。
そこには、若い頃のみうらじゅんさんや、
林真理子さんなどが、
色んな方が出入りしていたと聞きます。
その中に、
セーラー服で出入りしていた女子高生がいました。
それが、かなぶんさん。
「うちでちょっと手伝って」と言われて、
2週間くらいのつもりが2年ほど事務所に通い、
犬のお世話や、お茶出し、
絵を描いたりしていたそうです。
「直属の上司は犬だったんだよ」と、
かなぶんさんは言います。
たのしくて、きびしい毎日を送っていたんだそうですよ。
ちなみに、わたくしゆーないとも
以前からかなぶんさんのことを知っているのですが、
もしかして、影響を受けているような気がしています。
周囲からも、「画風が似ている」と言われました。
「東京糸井重里事務所友の会」の缶バッジと、
「糸井重里の夜刊タイムス」の缶バッジ。
どちらも、かなぶんさんの絵です。
2年ほど通っていたある日、
「お前さ、もう来なくていいよ」と社長から言われ、
約30年経ち、今日にいたります。
その頃のことを振り返る糸井は
「かなえちゃん(かなぶんさんの本名)は、
フリーになって、
自分でやっていけるって思ったからさ」
とのこと。
そういえば‥‥みうらじゅん先輩にも、
そんなようなことを言った
というのを聞いたことがあります。
糸井事務所を離れたかなぶんさんは、
糸井のつけた「床屋かなぶん」という名前で
活動し続けました。もちろん、今も。
フリーで広告の絵を描いたりしながら、
結婚してこどもを3人産み、育て、
『お母さんっていうシゴト』という、
育児イラストエッセイ(?)本を出版したり。
現在は
NHKの『にほんごであそぼ』や
『おかあさんといっしょ』に裏方として
参加されています。
番組のエンディングクレジットでは
「床屋かなぶん」という名前が流れています。
番組内の歌の作詞をしたり、アニメを作ったり、
『ともだち8にん』の脚本なんかもされているとのこと!
あとは、会議で、場をなごませたり、
重要な役もしているらしいです(本人談)。
そんな糸井事務所の大先輩・床屋かなぶんさんが、
TOBICHIでひらくかわいいお店、
それが「床屋かなぶん堂」です。
「床屋かなぶん堂」では、
かなぶん先輩がライフワークとして作っている、
「つなぐり」というシリーズを中心に販売します。
‥‥「つなぐり」って、なんでしょうね?
「手作りフェルトマスコット」と
そのマスコットが登場するプチストーリーが描かれた
「手作り豆本」のセット。このセットがたっくさんあるんです!
かなぶん先輩はこれを持って色々な所へ出向き、
出店しているんだそうです。
8~14ページの豆本は、なんとも言えないストーリー。
豆本の内容は、基本的には、いつもハッピーです。
いくつも読んでみたのですが、
いったい何種類あるのか、わかりません。
1冊手にとると、
「こっちはどうなってるんだろう?」「こっちは??」と、
どんどん読みたくなることまちがいなしです。
イラストも、文章も、とってもユニークで個性的。
もうひとつ、カーペットマスコットという、
カーペットの布を使ったものも、作っているそうです。
かわいくて、見ている人を笑顔にして、
さらにはニヤニヤさせます。