「勝っても負けても居心地が悪い」
「いつでもどこでも白々しい」
前作『社会人大学人見知り学部卒業見込』で、
若林さんが吐き出した社会への違和感。
それは、
「競争しなきゃ生きていけないシステム上での、
悩みに過ぎなかったのではないか」と
若林さんは気がついたそうです。
経験したことのないシステムで生きている人たちに
出会おうと、一念発起、キューバへ旅立ちます。
そこでみてきた、社会、人間の生き方、感性、
キューバを旅しながら感じたことを
書き下ろしたエッセイです。
旅の話だけでなく、
自分が暮らす街やこれからの生き方を、
皮肉も交えて語る若林さん独特の視点は、
クスッと笑えるのですが、
よみ終えたあと胸がじんわりとなりました。
全国の書店で発売中です。