ねえねえ知ってる？！
毎年パリで大盛り上がりのイベント。
「ゲイ・パレード」。

今年も先週６月29日に
盛大に行われました。
「ゲイ・パレード」。
正しくは
「Marche des Fiertês LGBT」
　（＝LGBTの誇り高き行進）
と呼ばれる大イベント。
「LGBT」とはレズビアン、ゲイ、
バイセクシャル、トランスジェンダーのこと。
「LGBT」の権利を訴えることが目的のパレードです。

ニューヨーク、サンフランシスコ、
アムステルダム、ベルリン、サンパウロ‥‥etc
世界中で行われる「ゲイ・パレード」。
毎年パリでも何十万人という人が参加して楽しむ
大きなイベントだよ！

パリのモンパルナスから
セーヌ川を横切って、バスティーユ広場までの
半日かけての大行進。

パレードが通る通りは全て通行止め。
一体どこからやってきたのだろうと
不思議になるほどたくさんの大型トラックが、
けばけばしく飾られて、
大音響のミュージックがズンズン流れ、
歌い、踊り、叫び、笑い、お酒を飲み。
華やかな衣装に身を包んだ男性も女性も。
そして見物する観光客も。
みんなが楽しむ大イベント。

今年の４月、
フランスの下院では、
同性カップルが結婚して
養子を持つことを認める法案が
可決されたんだよね。

様々な人種と、様々な文化が混ざり合う
フランスでは、比較的同性愛などの
恋愛に対しても、自由な考え方をする人が多く、
男性同士がキスをしたり
手をつないだりする風景は
当たり前すぎるくらいの日常の
ひとこまという感じですが‥‥。

同性同士の結婚、さらには「養子を持つ」ことが
可決されたということで、
賛成派と反対派の対立もかなり大きくなっています。
可決後も、反対派による大規模な抗議デモが
相次いで行われ、パリ中に厳しい警備体制が
敷かれているほど。

そんなわけで、今年はいつも以上に
メディアの注目度も高く、
そして「ゲイ・パレード」も
熱かったような気がします。

と、シリアスな問題でもあるのですが、
「ゲイ・パレード」自体は
もう完全なるお祭り。
雰囲気は「リオのカーニバル」とか
「ヴェネツィアのカーニバル」とか？！

今年はパレードのスタート地点で
見学していたので、
まだまだと〜っても落ち着いた
秩序ある雰囲気でしたが、
何十台と連なる、大型トラックが
人が歩くよりも遅いスピードで進んでいくので、
スタート地点にたどり着くまでに
すでに酔っぱらっている人多数。
これが進めば進むほど、
みんなの酔っぱらい／ハイテンション具合も増して、
どんちゃん騒ぎがとんでもないことに
なっていたりもするのですが‥‥。

ま、これもお祭り大好き、
イベント大好きなフランスっ子のご愛嬌？！

今日はね、ボクの出番が
全然なかったんだよね。

だってさ、ボク、この日、
人がい〜っぱいのパレードで邪魔だからって
連れて行ってもらえなかったんだよね。
が〜ん。。。

だからね、ボクのかわいい写真はないわけ。
が〜ん。。。