「朝ごはんには カフェオレボウル、 ってほんとう?!」
ねえねえ、知ってる?! フランスの、あさご飯の定番。 カフェオレボウル。
フランスといえば「カフェオレボウル」は 欠かせないアイテム。
蚤の市のグッズとしても、 最も人気があるもののひとつで、 最も手に入れにくいもののひとつなのが、 カフェオレボウルです。
「ほぼ日」の「パリこれ!」へいただくメールでも ブログやメールでいただくメッセージでも、 何度かいただいた中に
「フランスでは本当に カフェオレボウルを使って あさご飯を食べるのですか??」
というのがあるので、その質問に答えてみます。
答えは
「Oui. ウイッ!」
フランスの家庭のあさご飯をのぞくと、 たいていこのカフェオレボウルが登場しています。
その名のとおり、 「カフェオレ」を飲むための器なんだよね。
お茶碗よりは大きくて、 親子丼やラーメンのどんぶりよりは ちょっとだけちいさな食器。 カフェオレボウル。 これにミルクたっぷりのコーヒーを入れて飲むのが フランスのあさご飯スタイル。 お好みでお砂糖もたっぷり入れてね♪
まず、あさご飯のいちばん基本のスタイルは、 前の日の残ったバゲットを半分に切って (半分といっても、縦割りの半分。 つまりサンドイッチを作るみたいに 横向きに切り込みをいれること)、 カリッとちょっと焦げ目がつく程度に焼く。
そしてバターをたっぷり塗って。 アプリコットやブルーベリー。 ジャムをさらにたっぷり塗って (ジャムは自家製のことが多い)。
それをカフェオレに ひたひたに浸していただく。 これぞ典型的フレンチスタイルです。
もちろん家庭によって、 ハムとチーズが出てきたり、 コーンフレーク類が出てきたりと スタイルは様々ですが、基本はこの 「前の日のバゲット&カフェオレ」スタイル。
ボクのお友達のおじいちゃんは、 焼いたカリカリバゲットの代わりに、 ちょっと甘いブリオッシュの食パンを つけて食べてるよ。 パン自体もちょっと甘くて柔らかいけど、 たっぷりのバターと おばあちゃん特製のジャムを た〜っぷり塗るのは変わらぬスタイル。
バターとジャムを塗る量にも。 そのパンをぬるくなったカフェオレに ひたひたになるほどつける仕草にも。 「え〜っ!!」 っと驚いたりするけれど。 私たちのお茶漬けも同じかしらと思ったり‥‥。
ボクはおいしいものさえもらえれば。 なんでもいいんだけどさ。
カフェオレボウルかぶらされても。 なんにもおいしくないんだよね‥‥。
2013-08-20-TUE