「あれもこれも 要保存! 書類地獄、 おフランス?!」
ねえねえ知ってる?! フランスって、ザ・書類社会。 手続きの何もかもに「書類、書類」。 そしてその書類たちは 長い間「保存、保存」。 家が捨てられない書類たちで いっぱいになっちゃうんだ!
そうそう、フランスは本当に「書類社会」。 「Original」(オリジナル)と 「Photocopie」(フォトコピー)。 つまり、書類原本とコピー。
「オリジナル、フォトコピー」 「オリジナル、フォトコピー」 「オリジナル、フォトコピー」
って、呪文のように、 「書類原本とコピー」という言葉が 頭を離れません。 フランス語がチンプンカンプンな時期でも かなりの頻度で出現するため、 あっという間に覚える言葉のひとつです。
そしてその書類たち。 なんと保存期間まで全て決められているんだ。 フランス語のページだけどね、 こんな風にずらりと、日常生活で登場する 書類の保存期間についての説明があったり。 ‥‥長っ!(↓)
例えば‥‥
医療関係の書類 2年 処方箋 1年(ものによってはもっと) 予防接種などの書類 永久(permanente) 銀行の口座明細や使い終わった小切手帳 5年 電気代やガス代の明細 5年 賃貸契約書 退去してから3年間 家の工事関係の書類 10年 家賃の領収書 5年 結婚や離婚関係の書類 永久(Permanente) ホテルやレストランの領収書 6ヶ月
‥‥などなどなど 数ヶ月というものから一生というものまで とにかく日々の生活に登場する ありとあらゆる書類を 長い間とっておかなくてはいけないのです。
そして本当になにかとこれらの書類提出を 求められる場面もたしかに多い! そしていつもこのコーナーでも書いているように、 とにかく 「適当大王国♪ ビバ!!おフランス」 ですから、 保険の支払い関係の間違いとか 賃貸関係のトラブルとか 適当すぎる工事のせいで のちのち発生しがちなトラブル などなど。 何かトラブルがあるときに必要になってくる書類。 書類、書類、書類。 こうして日々、ものすごい量の 書類が家にたまっていくのです‥‥。
エコの真逆をいく。 書類地獄、おフランス。
ちなみに。 家中にありとあらゆる書類が保管される。 そんな書類社会だからといって、 便利な書類用グッズが販売されたり、 オシャレなバインダーが販売されたり。 そんな〜素敵なことはありません。 工夫やサービスは最小限の国。 ザ・おフランス♪
日本だったらさ、 「一目で何が入っているか分かる便利ファイル」 とか 「厚みが出ない便利クリップ!」 とか。 書類社会にピッタリなありとあらゆる 便利グッズが発売されそうなものだけどね。
2014-09-23-TUE